【6月号⑭】「チーム・ウリウリ ズッキーニとカボチャの物語」 まなか

 四月に植え付けた、ゆず畑のズッキーニが元気に大きく成長しています。

 「チーム・ウリウリ」のみんなで朝食前の時間に畑へ出て、毎日、手入れをしています。見る度に葉が大きく広がっていったり、花がつき始めたり、成長を感じられることが朝の楽しみです。

 

 

 五月に入って収穫が始まりました。最初は、日に六キロ、七キロと採れ始めたのが、最近では一日で三十五キロも採れるようになって、収穫カゴの重たさも嬉しいです。

 日頃の追肥や草取りの効果もあって、実にたくさん栄養がいっている感じがして、畑に行くとパワーを感じるような気分になります。
 りゅうさんとあゆちゃんがスペシャルランチを作って下さった日もありました。ロメインレタスを使った、温泉卵乗せの本格シーザーサラダと、ガーリックトースト。それにトマトとズッキーニのスープに、鶏の照り焼きとズッキーニのスペシャルサンドウィッチ!!

 

 

 照り焼きと、しゃくしゃくした歯ごたえのズッキーニの相性は最高でした。今まで食べたサンドウィッチの中で一番美味しくて、みんなで美味しく頂けた時間がとても幸せでした。これからも美味しいズッキーニがたくさん採れるように、工夫しながら手入れしたいです。

 

 

■まんじゅう型の畝

 今月は、山小屋に植わっているカボチャの手入れにも、多人数で何度か行きました。

 まんじゅう型の畝に追肥して直径一メートルに丸く膨らませる作業は、大変な力のいる作業だったのですが、みんなで威勢良くかけ声をかけ合いながら進めていくと、とても楽しい作業になりました。

 丸く畝を立てていくのに慣れてくると、その楽しさに夢中になり、いかに早く綺麗なまんじゅう畝を作るか、と鍬を動かす手がスピードアップしていきました。

 作業し終えた畑を遠くから見ると、いくつもの畝がぽこぽこと浮かんでいるように見えて、美しい畑になっていました。

 

 

 カボチャに水をやるのも、効率のよさをみんなと作戦会議しながら進めました。タンク補充のタイミングやエンジンポンプの使い方。どのホースを使うかもとても重要です。

 何度か挑戦して、そのパズルがピタッとハマる瞬間がありました。

 水が無くなりそうなタイミングで丁度タンク補充が間に合ったり、ホースの引き回しが簡単なルートを見つけたり、水を抜きながらホースをまくのにちょうど良い坂道があったり……みんなの知恵を出し合いながら水やりしていくのが本当に楽しかったです。
 これから夏に向けて、もっと効率よく出来るように考えたいなと思います。

 これから私たちのチーム・ウリウリでは、キュウリも採れ始まりそうで、楽しみな事がたくさんあります。夏に向かって、良い作業を重ねていけたらいいなと思っています。