【5月号⑬】「一丁あがり! 落ち葉堆肥クッキング」ももか

 

 始まりました、落ち葉堆肥クッキング! 二日間に渡って、多人数で落ち葉堆肥作りを行いました。今回作る堆肥は全部で七山分。一月頃に永禮さんたちと、落ち葉をダンプ七杯分集めたので、その分、堆肥の山も一杯です。

 ダンプ七杯分ある山のうち、三杯分は、積み降ろした場所から畑の隅へ移動させて作らないといけません。しかし残りの四山は移動不要。三杯分さえ乗り越えたら、後はちょちょいのちょいです!

 作業前に、まえちゃんから、

「三山は確実に完成させたい! でも多人数だから最後までいけたりしてー」

 と言ってもらって、私はこの言葉を聞いた瞬間にボッとやる気に燃えました。

 みんなと力を合わせて頑張るぞ! 気持ちを合わせて、いよいよ早速、落ち葉堆肥作りスタートです。

 落ち葉をテミに入れていく人、落ち葉を運ぶ人、肥料を入れていく人、混ぜる人、主にこの四つの役割に分かれて進めました。落ち葉は軽いのでテミを重ねれば何個でも持って運ぶことができます。が、しかし、落ち葉の山には、中までぎっしりと落ち葉! どこまで取っても落ち葉、取っても落ち葉、無限に取れてしまうのではないか、というほど落ち葉はたくさん。

 

 

 一日目の午前中の始めは、すにたちゃんと、かのんちゃんと私の三人で、正直果てしなく感じてしまう程……けれど、そう感じたのもほんの数分だけ!

 直ぐにランニングから帰って来たみんなが笑顔でかけつけてくれて、そして午後には十二人で一緒にできたので、その落ち葉の山が段々かわいく見えてきてしまうほど、みんなの力の凄さを感じました。

 

 

■豆殻姉さん、牛肥姉さん

 

 ひたすら、すにたちゃんとゆきなちゃんが職人の手付きで落ち葉をテミに入れていってくれて……。それを、しなこちゃんたちが猛スピードで運んでくれて……。

 そして時には、豆殻姉さんの登場です。今回は特別落ち葉堆肥の中に豆殻を入れたのですが、みつきちゃんが時折り、「豆殻姉さん入りまーす!」と入れてくれました。

 そしてゆうなちゃん、よしみちゃん、ふみちゃん、私で肥料を入れたり、混ぜてまんじゅう型に作ったりしていきました。

 豆殻姉さんに続いて、「鶏糞姉さん」「米ぬか姉さん」「牛肥姉さん」落ち葉に肥料を混ぜる度に、それぞれのお姉さんが登場。○○お姉さん入りまーす! と言いながら、肥料を混ぜていく時間。

 そして、落ち葉堆肥作りと言えばこの工程、混ぜ! みつぐわを力一杯に使って、落ち葉と肥料を混ぜていきます。大鍋で料理をする、りゅうさんになった気分です。肥料が調味料で、それを大きくかき混ぜて……。

 私たちが混ぜ混ぜとしている間にも、止まることなく落ち葉が運ばれていくので、山はどんどん大きくなっていきます。私の背丈を越える程の大きなまんじゅう山にまで大きくなりました。

 そしてあれだけあった落ち葉の山を全て運び切ることが出来たのです。最後には混ぜて山にした堆肥の山を、綺麗なまんじゅう型に成形して……真ん中にくぼみを作って、水を投入です。

 

 

 まりのちゃんとえつこちゃんが、たっぷりと五百リットルの水を入れてくれました。これで、より発酵しやすくなります。

 そして、そして、いよいよ最後の工程であり、一番大切な工程でもある、ビニールがけです。大きなまんじゅうの山にかける、大きなビニールをみんなで協力してかけて、空気が入らないようにぴっしりと留めます。

 そして、遂に落ち葉堆肥の仕込みが完了です! 一個目が出来たら、二個目、そして三個目、と次々と本当にあっという間に出来ていきました。

 そして、午後の作業開始から二時間足らずで、三つの山が出来てしまいました!!

 

 

■甘い香り

 

 残りの四山も大きいけれど、移動は不要です。とにかく豆殻と肥料を入れながら、混ぜる。そしてまんじゅう型に成形する。

 四人で一チームになり、一山ずつ作っていくことに。よしみちゃんが、

「真ん中にくぼみを作って、その中に肥料を入れて、混ぜて、落ち葉をかけて、入れて、混ぜてを繰り返していくといい」

 というポイントを教えてくれて、それを元にみんなと夢中になって作っていきました。

 混ぜて、入れて、混ぜて、入れて、それをひたすらに繰り返していく内に、落ち葉全体に肥料が行き渡り、それでいてどんどん綺麗なまんじゅう型になっていきました。隣のチームを見ても、同じように綺麗なまんじゅうが見えます。

 もう、この頃にはみんな職人。混ぜも、まんじゅう型も、極められていました。

 最後は一番の強敵である山にみんなで取りついて、進めたのですが。少し落ち葉を堀っただけで、ほわーーっ……と発酵した優しく甘い香りが。もう既に発酵して落ち葉堆肥になっている部分もありました。その香りをみんなと香って、心のパワーチャージ!

 ラストスパートです。そして十七時前にさらに三山を完成させることが出来ました。

 その内の一山は水を入れて、ビニールがけまで完了。残す所は、一山分のまんじゅう作りと、それを含め三山分のビニールかけのみです。

 一日目で合計四山も完成することが出来ました!

 

 

■ピカピカの……

 

 二日目は、残っていた最後の一山と、三山分のビニール掛けまで一時間もかからないくらいで出来てしまいました。

 最後のビニール掛けでは、

「空気が一切入らないくらい、ぴっちりかけよう! 遊園地の白いトランポリンみたいに!」

 とみんなといきごんで、出来る限りぴっちりとかけました。少しの穴や隙間も逃しません。ゆうなちゃんも、穴を見つければ、「ここ絶対ふさぎたい!」みんな同じ気持ちで、理想を持って、どこまでもきっちりとかけようと作業できたことがとても嬉しかったです。

 

 

 最後すべて出来上がった山を見ると、この強い気持ちの元ビニールをかけた二つの山は一段と、光り輝いていました(隙間なく、ぴっしりと落ち葉に張り付くくらいに張れているので、本当にそう見えます)。そして、ついに完成です!

 今年は合計で七山分の落ち葉堆肥を仕込むことができました。畑の両端にドン・ドン・ドン! と、まんじゅう型の山が……畑を見下ろすと。圧巻の光景です。

 大変な所も、みんなでやれば、絶対に乗り越えることが出来てしまいます。そして、大変なことも、とっても楽しく感じられてしまいます。みんなと運んで、入れて、混ぜて、笑顔一杯活気のある空気の中、みんなと力を合わせて作った、落ち葉堆肥。

 その中には、落ち葉だけでなくて、私たちの思いもぎゅっと詰まったように感じます。

 落ち葉作りの時間、みんなの力と、みんなの笑顔を一杯感じながら、作れた時間がとっても楽しかったし、達成感一杯でした。

 うまく発酵して、最高の落ち葉堆肥になってくれますように……。