【5月号⑪】「種まきシーズン 一粒一粒への楽しみと願い」あや

 

 種まきラッシュがやってきました! 今回はルッコラ、ニンジン、太ネギを蒔いていきました。

 初めて聞く名前のルッコラ。どういう野菜なのか、私は味も見た目もまだよく分かっていない野菜です。あゆちゃんが好きな野菜で、イタリア料理などでよくサラダに入っている葉もので、味はゴマのような味だと教えてもらいました。葉ものなのに、ゴマのような味がするというのが、想像がつかなくて、収穫時期になるのが楽しみになっています。

 私はルッコラの種まきのときは違う作業だったのですが、ルッコラの種は、本当に小さくて、息を吹くと飛んでしまうくらい、と種まきをしたみんなから教えてもらいました。集中力を切らしてはいけなくて、ずっと全神経を研ぎ澄ませて種まきをしていたみんなが、かっこいいなと思います。小さくはえた双葉を見たとき、私は、水菜の双葉のようだなと思いました。これからどう育っていくのか、とても楽しみです。

 

 

■ゆず畑下のニンジン

 

 ニンジンは、点蒔きで蒔いていきました。種が発芽しやすいよう、少量の種まき培土でサンドイッチするようにして蒔きます。このところはセルトレーに蒔いたり、ニラなど畑に筋蒔きする野菜が多かったので、久しぶりに、こうした種まきをして新鮮だったなと思います。

 点々と種を蒔いていると、畝の上がドット柄になっていて、お菓子のような畝がとても可愛かったです。ニンジンの種は白くコーティングされていて、大きく、蒔きやすかったです。コーティングされた中にある種は小さいため、覆土を厚くしすぎないように、でも種が流れてしまわないように、気をつけながら蒔いていきました。

 種まきしてしばらくして、ニンジンの芽がスッと出てきていました。蒔き足しが必要な箇所が少なく、発芽率が高くて嬉しかったなと思います。まだ、ニンジンの葉だ! と、見て一瞬で分かるまでにはなっていないのですが、ニンジンのギザギザ、ふさふさとしたあの可愛い葉になっていくのだと思うと、今からとても愛しくなります。間引きなどの作業もあると思うので、手入れをできることが凄く楽しみです。

 

 

■三万粒の太ネギ!

 

 太ネギは三万粒を蒔きました。作業前に、「三万粒、蒔きます!」と教えてもらった時、私の聞き間違いかと思いましたが、本当に三万粒でした。そして、その作業が始まったのは午後からで、半日の作業でした。

 ニラは二万粒を蒔いたのですが、ニラの時は一日かけて種を全て蒔いたため、ニラより多い数の種を、それも半日で蒔くことは果たしてできるのだろうか、と想像もできないほど大変に思えました。

 畑作業が混んでいたり、マラソン大会が控えていたり、雨が降る予定があったりと、なんとしてでも終わらせる必要があり、作業のメンバーと緊張感がある中、絶対に終わらせようと全員が思いながら作業しているのを感じ、みんなで淡々と集中して進めていく時間が楽しかったです。

 三万粒を蒔き切るため、細かい間隔で種を蒔いていきました。コーティング種子で、つかみやすく、蒔きやすかったのですが、蒔く数が膨大なため、神経を凄く必要としたなと思います。

 向かいのペアの人と同じタイミングで蒔き終え、次のスペースに行くために二人で協力して、補い合いながら、また、慣れていてスピードが速い人のペースに食らいついていきながら蒔きました。

 途中で助っ人がたくさん来てくれて、約十人で蒔くことができ、本当にありがたかったです。どんどん次の畝に進んでいき、多人数の力は強いことを改めて思いました。

 種まきにヘルプで入ってくれた人もいれば、不織布がけや水やりのヘルプに入ってくれた人もいて、絶対に半日で終わらせようと協力体制で作業ができて、ありがたかったなと思います。

 最終的に水やりまで終わって、半日で三万粒蒔くことができました。三万粒なんて多い数を半日で蒔くことは不可能だろうと思っていたのですが、蒔くことができて、

(なのはなのみんなでしたら、できないことなんてないのではないか、みんなの力は本当に凄い)

 と思いました。

 今は毎日、水やりを回っています。日に日に成長していく苗たちがとても愛しいです。成長を見られることがとても面白く、嬉しく思います。これからもみんなで水やりや手入れをして、美味しい野菜ができるように、できることをがんばりたいです。