
十二月十七日に、なのはなファミリー企画株式会社からの新しい本、『摂食障害からの回復記 まなか』が発売されることになりました。
私が経験してきた、「病気の症状」「生きづらさ」と、それからなのはなファミリーに出会い「仲間」が出来て「生きていく希望」を見つけるまでを切り取り、文章にしました。
この本は第一号で、これからもなのはなファミリーで回復していく何人もの子の回復記を出版していく予定です。
お父さん、お母さんに、「回復記を書いてみてはどうか」とお話を頂いてから書き始めたのですが、書いているうちに、「これを読む人が一人でもいいから救われてほしい」という気持ちが日に日に強くなっていきました。
私はなのはなに来るまで、摂食障害から治りたいとも、治そうと思っていませんでした。何をしても虚しくて、「いつ死んでもいい、早く人生を消費してしまいたい」そんな風に思っていました。
けれどその一方で、症状がある生活を「自分は幸せだ。楽しんで生きている」「人に恵まれている」とも思っていました。そうやって今までの自分のように、症状とともに生きることを肯定している人、治ることを諦めている人は本当にたくさんいるのだと思います。
でも今、なのはなファミリーで症状から完全に離れて生活していて、その時の気持ちからは少しも想像できないほど、心に曇りがなく「幸せだ」と思えて毎日が大切になりました。この気持ちを少しでも多くの人に伝えたい。自分の体験を読んで、少しでも興味を持ってくれたなら……と本当に願っています。
お父さんが要所要所で、本文に解説を付けてくださっています。
その文章を初めて読んだとき、自分の過去の辛かったことや憤り、訳の分からなかった苦しさ、どうしてこんな風になってしまったのだろう……という気持ちをお父さんが全部受け止めて、理解して、説明してくださったのだと分かって、本当に救われた気持ちになりました。
「ああ、自分が生きてきて感じた気持ち、してきたこと、楽しかったことも苦しかったことも、失敗や挫折も……全部、全部、意味があったんだな。こうして誰かに呼びかける材料になるなら、本当にあの時に死ななくてよかったんだな。生きていてよかった」
そんなふうに思いました。
私の体験したことですが、お父さんの解説を読んで救われる人は本当にたくさんいると思います。自分の痛みを分かってくれる人がいるのだと思えることは、本当に希望だなと改めて感じました。
この本を作る中で、本当にたくさんの人が協力してくれました。
お父さん、お母さんはもちろん、編集作業は相川さんとやよいちゃんがずっと手伝ってくれていました。
相川さんは、場所が離れているけれど毎日私たちの活動を見守ってくださっていて、単行本の作業も最初から最後まで一緒に進めてくださりました。
こんなふうに離れていても気持ちで繋がっている仲間がいるのだと思うと、何にも代えがたいほど嬉しい気持ちになります。
応援してくださっている気持ちが嬉しくて、私も何か役に立てるようにもっと成長したいなと思います。いつも何度もなのはなに足を運んでくださっていることも、みんなのために惜しまずたくさんのことをしてくださっていて、いつもいつも感謝の気持ちでいっぱいです。
表紙はまえちゃんが描いてくれました。表紙の花はくちなしで、花言葉が裏表紙に書かれていることを教えてくれました。すごく綺麗な表紙が嬉しくて、見たときに涙が出てきました。まえちゃんが今回の本を始め、この後に続く仲間にもつなげてこの表紙を描いてくれたことが伝わってきて、すごく嬉しかったです。
他にもこまごまとした編集や作業をあゆちゃんやかにちゃん、ちさとちゃんやななほちゃんにも手伝ってもらいました。
直接作業はしていなくても、みんなの時間を使いながら生活しているということは、どんな作業をしていても目的は一つで、同じことなのだなと思います。
皆に助けられて、私も仲間のためにこの本に取り組めた時間が幸せだなと思いました。この本を書かせていただいて、もっともっと自分に出来ることを増やして誰かの役に立てたら……と思うようになりました。
これまで生きてきたこと、これからの自分を全部使って、仲間のために、まだ見ぬ誰かのために毎日を過ごしていきたいです。
