二〇二五年の、なのはなの福笑いは、ひと味違います!
実行委員のみんなが用意してくれたのは、部屋にいるみんながはっきりと見えるくらい、黒板に大きく貼られた……ミツバチ。
昨年のウインターコンサートでも登場した『ミツバチ』の身体のパーツを動かして完成させるという、これまでの型を覆す、新しいミッションを考えてくれていたのです。
頭、胸、胴体、足……。それも、足は六本。ばらばらに散らばってしまったミツバチを、チームで協力して完成させました。
わたしはなおちゃんチームで、まちちゃんの指示のもと、目隠し役としてパーツを動かしていきました。
しかし、目の前が見えなくなっただけで、どうしてこうも変わってしまうのか……。動きたいけれど、いつもの何倍も動きが遅いような気がする。何とか黒板にたどり着き、あちこちを手当たり次第に触ってみるけれど、「みつきちゃん、それ触らないで!」と、まちちゃんの叫び声が聞こえる。やっと見つけた足らしきパーツ、どの向きで貼るのかが思い出せない。……このように悔しさや歯がゆさを感じたけれど、後ろで見ているみんなが笑ってくれていることが、幸いでした。
■完成した姿は……
目隠しを外した瞬間、目の前に出来上がっていたミツバチの姿を見て、びっくりしてしまいました。ミツバチの足がおかしなところから生えている、身体から外れてしまっている!
「このミツバチは……」
お父さんが、完成したミツバチの姿を見て、そのミツバチが生きられているのかどうかで、チームに点数をつけてくださいました。
途中、「身体のパーツを触って、自分でどのパーツなのか分かっておくんだよ」と、ミツバチの身体の仕組みも伝えてくださいました。実行委員さんが緻密にパーツを作ってくれていたのを感じたし、きっと他の虫や動物でもふくわらいができるのではないか、それも面白いだろうなあ、と感じました。
試合の回数を重ねていくと、それぞれのチームで新たな作戦が立てられたり、上達しているのが分かりました。
指示役のみんなの声かけもさまざまで、「パーツ持っていない人は座って待ってて!」「もう、好きなところに貼って! 分かるはず!」など、聞いていると吹き出してしまうような名言が飛び出していました。
■整然と
なかでも印象に残っているのは、まえちゃんチームです。
指示役のまえちゃんが、「はい、取ったらすぐ、右の相川さんに渡して!」と伝えていて、パーツを手にしたら、自分で正しい位置に移動させるのではなく、真ん中に立っている相川さんに手渡していて、すべてのパーツを相川さんに貼ってもらう、という作戦でした
今までにないやり方で、整然としていて、時間内にほぼすべてのパーツが正しい位置に貼られていました。「これは生きています!」というお父さんの評価に、歓声が上がり、わたしも嬉しい気持ちになりました。
二つ目のミッションは、相川さんが描いてくださったお父さんのイラストを完成させる、というもの。
縁日で、大きな唐揚げを手に持って、ねじり鉢巻をつけたお父さんのイラストですが……。問題は、顔のパーツの判別が難しいことです。
これは眉毛なのか、目なのか? いや、もしかして、鼻? 唐揚げでさえも、どっちが上か下か、わからない!
■お父さん?
出来上がった「お父さんのような人」に対して、みんなでお腹を抱えて笑ってしまいました。お福さんのように、「こういう顔だ」というのがわかっているからこそ、それが変わってしまったことに対して、笑いが止まらなくなってしまいます。
ここでは絵を描いた相川さんが点数をつけてくださっていて、「これは、唐揚げの位置がずれていて、顔を火傷しちゃっていますね」と話してくださったりして、その相川さんの言葉にも、また面白さが倍増しました。
笑って、笑って、頭も使って……。追求されたからこその面白さや楽しさは、なのはなのみんなだから作れるものだと感じました。
お正月、沢山笑って、なのはなは今年も笑いが絶えない一年になりそうです。
