
稲の香ばしい香りに、夏の終わりと秋の気配を感じます。
なのはなで田植えをしてから、約三か月。
稲の穂が垂れ始め、穂の色が黄金色に変わり始め、もうすぐ稲刈りの時期だということを実感します。
私は、諏訪神社方面の田んぼを、なるちゃんと一緒に担当させてもらっています。
周りの農家さんの田んぼは、もう稲刈り間近というふうに稲が実っていますが、なのはなの田んぼの稲も、日に日に変化してきていて、稲刈りももうすぐだと感じます。
諏訪神社方面の田んぼでは、八月に入ってすぐ、稲の穂が出始め(出穂)ました。出穂後、約四十日経過した頃が、収穫時期と言われているので、稲刈りのことを意識して、田んぼの見回りや管理を進めていかなければいけない時期になりました。
稲刈りへ向けて落水をするときは、田んぼの排水口を全て開けて水を抜き、コンバインが入りやすいように乾かします。
今年はお父さんと須原さん、永禮さんが、代掻きの回数を増やしてくれたことや、田植えしてすぐに除草剤を撒いたことで、ヒエがほとんど出ていないのですが、少し気になるところがあるので、稲刈りまでに取り除きたいと考えています。
あとは、畦際の草刈りをして、稲刈りがしやすいようにしておきたいです。
■地域の方々に助けて頂いて
この時期、田んぼに行くと、稲の香りを強く感じて、心が癒やされて満たされる気持ちになり、やっぱり稲が実るこの季節が一番好きだな、ということを感じます。
諏訪神社田んぼの方面は、池の水で田んぼの水を管理しているのですが、地域の方が当番を決めて、夕方、決まった時間に、蜂の子を閉めるという制度があります。
限られた池の水を、無駄にせず大切に使おうという、地域の方の配慮が感じられるし、年に二回の清掃活動でも、地域の方々の繋がりを感じます。
先日の清掃活動でも、伸びてしまった池の周りの大斜面の雑草を、全員で刈るという作業をしました。
地域の方々と力を合わせて、一時間もかからない内に刈り終わったときには、とても気持ちが良いと思ったし、とても楽しいと感じました。
地域の方と、同じ池の水で田んぼを管理していると、自分の所だけではなく、地域の方との繋がりや協力があって、成り立っているのだということを感じます。
日中も、地域の方がたびたび気にして下さっていることを感じます。

田んぼでお会いすると、
「今日は僕の所、水要らんから、石を動かして、なのはなさんのところに、水が入るようにしておいたから」
と声をかけてくださったり、
「排水口近くから水漏れしてたよ」
など、自分たちが気づいていないところまで気にして下さっていて、本当にありがたいと思います。
また、こうしたほうが良いんじゃないかというアドバイスをもらったりもします。
自分もこの地域の中の一人として、なのはなの子として、恥ずかしくないような行動をしたいと感じます。
今日はきっと、隣の田んぼでは水が欲しいから、自分のところは遠慮気味にしておこうとか、今日は、他の田んぼは水を入れていないから、たくさん水をもらっても良いかもしれない。
そんな風に、周りを意識しながら田んぼを見ていく。田んぼを通じて、地域の方と協力してコミュニケーションをとることの大切さも学ばせてもらっているように感じて、ありがたいことだなと思います。
■移り変わる田園風景
代掻きをして、鏡張りだった田んぼの風景が、今は黄金色の風景に変わっています。
芽出しから始まり、みんなでの播種や手植えをした苗が、今は稲穂となって重そうに頭を垂れています。
日の出や日の入りの時間、肌で感じる空気や香りも変化しています。
初夏から秋へと季節は変わっていました。
移り変わる季節を感じて、移り変わる田園風景に心癒やされ、本当に贅沢で豊かなことだと感じます。
朝の見回りの時に見た朝焼け。作業の後に見たピンク色の夕焼け。今も目に焼き付いています。
一人ではなく、なるちゃんとたくさん綺麗な景色を共有して、心癒やされた時間がかけがえのないものとなりました。
もうすぐ稲刈り。
みんなが笑顔で手刈りをしている姿や、はぜ干しの光景が目に浮かんで、心が豊かになったように感じます。
稲刈りまであともう少し、稲の様子を見届けたいです。
