夏も半ばになり、ときおり涼しさを感じられるようになってきた八月十三日。きたわけ納涼祭が開催されました。今年なのはなが出演する夏のイベントでは最後のステージだったため、絶対に良いものにしたいと、みんなの気合が入っていました。
今回の出演メンバーは主に、踊り慣れているベテラン組でした。私は、経験が少ないメンバーだったため、凄く緊張していましたが、経験の多いみんなの中で一緒に踊らせてもらえることが、ありがたくて嬉しかったです。みんなの、絶対に良くしたいという気持ちで溢れた空気感の中で、練習する機会が、本当にありがたいなと感じました。
■どこまでも良くするために
本番まで、作業の時間や夜の時間を使い、毎日練習を重ね、昨日よりも今日、今日よりも明日、もっと良いものにと、さらにさらに良いダンスとなるように、みんなと一生懸命になって練習できた時間が、本当に宝物でした。ゆりかちゃんや、あゆちゃんに見てもらいながら、目線や、身体の角度など細かく調節しながら、より良いものにしていけた時間が、とても楽しかったです。

私は慣れが足りていない部分があり、どうしても目が泳ぎがちだったり、出はけの際に身体の向きが変な方向に向いてしまっていたりと、改善するべき箇所が多く、毎日が課題の連続でした。
夜には、お父さんにも見ていただいて、自分の修正部分を丁寧に教えていただけた時間も、とてもありがたかったです。短い時間の中でも、良いものに変化させていけたことが、楽しかったなと思います。

自分の課題箇所を意識して踊ってみても、できなくて何度も繰り返し、やり直しになったこともありました。今までだったら、できない自分が嫌で泣いてしまっていたと思うのですが、泣かずに練習に取り組めたことに成長を感じて驚きました。
本番当日の午前中まで振りの変更があり、最後の最後まで「今よりも良いものを」と、みんなで練習できた時間が、本当にかけがえのないものだなと思います。
■迎えた当日

毎日の練習の成果をすべて出す、お祭り当日です! あゆちゃんに教えてもらった、前へ、前へという気持ちを舞台袖から作り、(絶対成功させたい!)とステージへ。
ですが、私は出る時に立ち位置を間違えてしまいました。演奏中は、失敗のことを考えず、ただ笑顔で、失敗をも無かったことにできるくらい前向きに、と思って踊っていたのですが、終わった後はもの凄く悔しくて、みんなにも申し訳なくて、ステージ裏に着いてから涙を流してしまいました。
私はその後もすぐに次の演奏があり、泣いてはいけない、次の曲に合うように気持ちを切り替えなければと必死でした。

みんなが、「傷にならないよ、後ろは振りむかなくていい」と言ってくれたのですが、あんなに毎日練習して、絶対いいステージにしたいと思っていたにも関わらず、失敗してしまった自分に対しての失望感や悔しさでいっぱいになってしまい、涙が止めたくても止まらない状態でした。
そんな時にあけみちゃんが背中をパンッと叩いて気合いを入れてくれました。あけみちゃんに続いて、みつきちゃんや他のみんなも背中を叩いてくれました。そのおかげで気持ちが切り替わり、次に向かうことができて、本当にありがたかったです。
■全員でつなぐステージ

私が踊らせてもらった『トゥエ・ポポ』は凄く明るく元気な曲なのですが、それに合った雰囲気や気分で踊ることができたと思います。踊っていたときは、今まで練習したすべてのポイントを意識しながら、全力を出すことができて嬉しかったです。振りの途中で、みつきちゃんと向かい合わせになったときは、今までの練習のことなどを思い出して、胸がいっぱいになりました。桃の収穫チームが忙しく、二人だけで練習することが多かったので、より練習時間が濃かったなと思いました。
ステージに出る十秒前くらいまで泣いていたのが嘘のように、踊っているときが凄く楽しく、自然と笑顔になりました。
その後も、みんなの演奏がとても素敵で、舞台裏にいても拍手が聞こえるほどでした。

自分の失敗で、せっかくのみんなのステージを台無しにしてしまったのではないかと凄く不安で、申し訳ない気持ちでいっぱいだったのですが、自分の失敗なんてなかったかのような、とても奇麗なステージが連続して行われているのを感じて、本当にみんなで一緒にステージを作っているのだなと感じました。今までは、みんなでステージを作っていると思っていてもなんとなくしか分かっていなかったのですが、今回のお祭りを通して、今までよりも分かった気がします。
■新しい景色を目指して
最後、みんなで『フラガール』を踊っていたときに、たくさんの仲間と一緒に踊れていることが凄く幸せだと思いました。とても好きな『フラガール』を、たくさんの方の前で踊れたことも嬉しかったです。みんなで支え合って、失敗もなかったもののようにできたり、一人ではないと思えたり、本当に心強さを感じました。
今回、初心者の私もベテランのみんなと混ざって、一緒に踊らせてもらえる機会をもらえたことが本当にありがたかったです。最後には大きな拍手をもらうことができ、良いステージだったなと思います。
今回のステージでは凄く悔しい思いをしましたが、今の自分の課題を知れたり、みんなで良いものを作っている空気感を感じさせてもらうことができて、大切な経験になりました。本番だけでなく、毎日の練習の積み重ねがあったからこそ、得られた気持ちだなと思います。毎日練習があったのは正直、大変と思うことや、疲労を感じてしまうことも多かったですが、本当にかけがえのない時間だったなと思います。

夏祭り出演は最後になりましたが、これからウィンターコンサートに向けての練習も始まると思うと、またみんなで一緒に宝物のような時間を過ごせるのだ、と、また気合が入るなと思います。 今年の夏に知った改善点や、気持ちを今よりももっと伸ばして、みんなと良いものを作り上げていけるように、日々がんばりたいと思います。
