
艶やかな紫色の宝石たち!
手に採れる数は……計り知れないくらいの、少しパニック? な野菜旋風モーニングが到来。
サマータイムがはじまって、私の毎朝は、ナスの収穫から始まるようになりました。
朝起きて、軽トラを走らせて、覚醒していない寝起きの状態で畑に行くと、いつも美しいナスたちが私たちを迎えてくれます。
約千二百株のナスが、一反四畝あるカチカチ大の畑一面にずらっと植わっていて、人間で言うと、年齢は大学二年生くらいでしょうか。草丈は私の肩と同じくらいの、百四十、百五十センチくらいまで伸びて、H型の支柱で囲われ、地面から四十センチ部分の下段には竹がつけられ、さらにその四十センチ上には、エクセル線をまっすぐに張り渡し、枝が支えられています。
毎朝、緑のかごにナスを収穫していき、いっぱいになったら畝間にかごを置いて、次のかごにナスを入れて、平均して毎朝二十かご以上のナスがとれています。
収穫をし終えて、かごを軽トラに積んでいき、軽トラの荷台一杯にナスが入ったかごがつまれる光景はとても豊かな気持ちになります。
一つひとつのナスの実が、深い紫色を艶やかに輝かせていて、毎日宝石のようなナスに触れられると、手から新鮮さがふわっと広がって、そんな毎朝がとても幸せです。
■夢あるナス畑に
最近の手入れでは、支えがなかった上段にエクセル線を張りました。
ぐんぐん伸びた枝のつかまる先がなかったところに、ピンとエクセル線をはり、竹の支柱とエクセル線とが交わるところは、スズランテープでだっこちゃん結びをし、ぎゅっと力強く縛ると、まっすぐに伸びる光の線のように、細いエクセル線がはられ、ナスの枝がもたれかかれるようになりました。
エクセル線を張ったあとは、まだ枝がエクセル線よりも飛び出してしまっていたままなので、はみ出した枝をエクセル線の中にしまって、エクセル線の内側に枝をかけていきます。
畝間に垂れ下がってそのまま折れてしまっていたり、畝間に広がっていた枝が、エクセル線の内側にしまわれて、斜め上にびしっとそろうと、本当に気持ちがよかったし、収穫もうんとしやすくなりました。
ナスを作っていると、ナスはとても強い生命力とパワーを秘めていることを感じます。しかし、その元々ナスが持っているエネルギーやパワー、次々に美しい実を生み出していく力をどれくらい発揮させられるかは、私たちのひとつ一つの手入れ、もっていきようにかかっているのだということを強く感じます。
ナスの潜在能力を、生かすか殺すか、自分たちの手入れの手にかかっているのだということを感じます。
ナスはカチカチ畑だけでなく、古吉野なのはなの近くにある中畑にも植わっていて、全部で二反ほどの面積を育てています。

上段のエクセル線張りを終えて、一通りの剪定を終えた今、定期的な牛肥の追肥と、水を切らさないように水を毎日与え続けることが、今の主な必要な手入れとなります。
肥料と水を切らさないことで、収量を再び上げていき、コンスタントな収穫を毎日できるようにしていきたいと思っています。
私は、この夏、みんなを少し困らせてしまうくらいのナス旋風を継続的に起こし続けることを画策しています。
たくさんのナスを採り続けることで、たくさんの人を幸せにさせ、夢がどんどん広がっていくような、そんなわくわくした夢あるナス畑にしたい、と思います。

ナスの収穫が終わる十二月まで、ナスが持つ力を最大限に引き出せるように最後まで、ナスとともに、なのはなの仲間とともに、この夏走り続けること、それが私の目標です!
