
田んぼの稲が黄金色になっていくように、季節の変わり目に差し掛かり、なのはなの畑にも新しい仲間が加わりました。
夏に定番のキュウリからバトンタッチ。
そう、地這いキュウリです。
なのはなでは九月前に、この地這いキュウリを定植します。今年、栽培する場所は、開墾野畑です。
この畑と言えば、土がふかふかとしていて、植わった野菜が嬉しそうだ、とよく感じる場所です。
地這いキュウリは、ネットにツルが這うスタンダードなキュウリとは違って、その名の通り地を這って成長するキュウリです。
地に這うというと、強そうなイメージが湧きますが、その通りに太めのキュウリができます。
最盛期には、収量が一日百キロを超える、ということもありました。
開墾野畑に向かうと、先日みんなが立ててくれていた、広々としたベッド畝が迎えてくれました。まるで、建築物のように美しい見た目でした。
そこに、苗を植えるための穴をあけていきます。
ちょっと恐れ多い気持ちがしながらも、この奇麗な畝に植わってね、と、地這いキュウリに思いを込めながら、一メートル間隔で穴を開けていきました。
成長すると、ツルがぐんと伸びるため、株間も広めです。
穴開けが終わると苗を置いていきました。地這いキュウリの苗の茎は、とても繊細で、少しでも圧力がかかると、折れてしまうくらいでした。どれみちゃんが、そっと植穴に置いてくれた苗を、しなこちゃんが、繊細な手つきで植えていってくれました。
■大事に、大事に
しなこちゃんとどれみちゃんが、繊細に植え付けていく姿に、きっとキュウリも安心しているだろうな、と予感しました。
その植え付けた後から、そっと、たっぷりと水をやっていきました。
畝立て後で土はふかふかで、水をやったそばから、じわっと水を吸い込んでいて、その様子に安心しました。
作業中は、ぽつぽつと雨が降っていることもあって、このまま恵みの雨になって、と願うばかりでした。
植え付けたばかりは、繊細で、大事に、大事に、と思わされて、神聖な気持ちになりました。
五時を過ぎた頃、他の作業を終えたみんなが、ネット掛けに加勢してくれました。
虫から守るために、ネットをしっかりと土でとめていきました。
みんなが育ててくれた苗も活き活きとしていたなと思ったのと、これからみんなに見守られながら大きくなるキュウリは、きっと嬉しいだろうな、と思いました。
これから、地這いキュウリもすくすくと育って、開墾野畑に、広々と伸びている姿を見られることが楽しみです。
***
機熟し白桃の収穫がひと区切り 桃畑も次の季節へ




