2月5日のなのはな
桃の樹のカイガラムシ落とし、ついに、最終回を迎えました。
カイガラムシ落としの作業にほぼ皆勤賞の私は、ついに今日で終わりか、と、少し名残惜しい気持ちになりました。だから、今日は今までで1番はやくきれいにカイガラムシを落とそう、と、気合いが入りました。

最初は、古畑。
私は、右手に小さなワイヤーブラシ、左手にスクレーパーと大きなワイヤーブラシを持ち、脚立に乗りました。カイガラムシ落としの作業をした約1週間で、私は、この三刀流を身に着けました。木肌がスベスベしたところは、スクレーパーを使うと、樹をあまり傷めずにカイガラムシを落とすことができます。広範囲に多くのカイガラムシがついているところは、まずは大きなワイヤーブラシであらかたのカイガラムシを落としてから、小さなワイヤーブラシを使って落としきれなかったカイガラムシを落とすと、確実に効率良くカイガラムシを落とすことができることを、やりながら発見しました。そして、持ち方も、1番使用頻度の高い小さなワイヤーブラシを右手に持ち、左手にスクレーパーを持つと、スムーズに道具の持ち替えができました。そういった小さなコツを見つけていき、この1週間、カイガラムシ落としを極めてきました。

樹に付いているカイガラムシの多さを見て、目標の時間を決めました。目標の時間まであと5分となったとき、みんなで1か所に集まり、高速でワイヤーブラシを動かし、全力でカイガラムシを落とすのが、とても楽しくて、やっぱり作業はこうでなくてはと、思いました。目標時間ぴったりに古畑のカイガラムシ落としを終えて、次は夕の子畑に移動しました。

夕の子畑は、他の畑に比べてカイガラムシが少なく、スムーズに終わりました。プラスアルファで、剪定した枝の回収もできました。


最後は、石生の桃畑!
本当は午後にやる予定だったのですが、スムーズに進んだので、予定を変更して、午前中の内に石生の桃畑まで終わらせることになりました。
畑に着けば、時間は残り30分。大きな樹なので、今日のメンバーの6人全員で1つの樹に取り付きました。こうして、みんなで1つの樹について作業をしていると、みんなの気持ちが1つの桃の樹に注がれているように感じて、そのことで自分も癒されて、その時間が大好きです。そして、昼食10分前に、石生の桃の樹のカイガラムシ落としを終えました。
これで、全ての桃の樹のカイガラムシ落としは、終了です!
私は、カイガラムシ落としの作業はほぼ皆勤賞でした。みんなで桃の樹をカイガラムシから守ったぞ、という達成感で、誇らしい気持ちになりました。薬を使わずに、人の手で、桃の樹をカイガラムシから守ることができるのは、大人数の仲間がいるからこそできることです。そんな仲間がいることが、幸せなことだし、私もその中の1人であることを、嬉しく思いました。

このカイガラムシ落としの1週間で、できるようになったことがいくつかあります。
私は脚立を使った作業に苦手意識があったのですが、安定して一発で良い位置に脚立を置くコツも身体でわかってきて、安全に脚立に乗るコツがわかると、脚立に乗ることが好きになりました。
桃の樹には枝がたくさんあるので、桃の作業をしていると、どの枝を見たのかわからなくなることがよくありました。カイガラムシ落としをしながら、確実に見落としなく全ての枝のカイガラムシを落とすコツを見つけました。あみだくじ方式で枝を見ると、混乱なく進めることができました。
カイガラムシ落としを通して、他の作業にも活かせるような、作業のコツをたくさんつかみました。これで、今年の桃の摘蕾は、もっと効率良くできるかもしれないと、今から楽しみです。
この1週間、たくさん桃の樹に触れて、桃の樹からパワーをもらいました。その桃の樹からもらったパワーで、明日からも、頑張ります!
(えつこ)
今日は、ピーカンナッツの剪定をさせてもらいました。今まで、桃、栗の剪定をすすめてきて、今日はピーカンナッツ。いざ河原開墾畑へ。
ピーカンナッツの剪定のポイントは、今までの他の樹の剪定と変わらず、まずは、徒長枝と内向枝、枯れ枝を切ること。徒長枝とは枝からまっすぐ強く垂直方向に伸びている枝で、内向枝は木の内側に向かっている枝。徒長枝と内向枝を切ることで、日当たりが良くなり、良い実ができるそうです。
剪定をするにあたり、ナッツは木の形をツリーのような形にすることを教えてもらいました。木の上の方の枝が短いことで、日当たりが良くなり、全体に日光が届きます。木の上の方の枝が長い場合は、切り戻しをしていきます。また、主枝に対して、同じ高さに両サイドに生えている枝は、挟み枝といって、どちらか一方を切るとのこと。切ることによって、木の上の方にも栄養が行くようになります。

河原開墾畑には、約20本のピーカンナッツの木が植わっており、2メートル以上のものから、1メートルに満たない小さいものまでありました。サッカーと呼ばれるひこばえも切っていきます。
今までの桃や栗に比べて、細かい枝数が少ないように感じました。1人1本を担当し、切っていきました。太めの徒長枝はのこぎりを使い、切った断面がでこぼこにならないように、リズム良く、かつ腕を引くときに力を入れて、切っていきます。私は、のこぎりのざっざっという音が好きで、綺麗に切れた断面を見るのが好きです。生きている木の断面は白くて、つやつやしていて、年輪がきれいにみえます。本当に、木の良い香りがします。切った断面には、トップジンペーストを塗っていきます。トップジンペーストは、オレンジ色のペンキのようなもので、切り口から雑菌が入ってくるのを防ぐものです。枯れ枝は、触れるだけでポロっと折れるもので、断面は茶色っぽくあまり密度がありませんでした。

何本かの枝を切っては、一度脚立をおりて、全体の木のバランスをみます。枝同士が込み合っていないか、徒長枝、内向枝は残っていないか。切って良いかを迷ったときは、リーダーのさくらちゃんに確認します。さくらちゃんは、毎回確認するたびに丁寧に答えてくれます。徒長枝だからといってすべてを切れば良いわけではなく、のちに誘引すれば、使えるものもあったり、空間が開きすぎても良くないため、剪定しながら、木全体の完成像を描きながら切っていきます。わかりやすいものからわかりにくいものまで、自分で考えながら剪定していく時間は本当に集中するし、精神的にも肉体的にも、鍛えられる気がします。
木の枝が、ツリー型に広がるようなイメージで進めていきます。剪定によって、ピーカンナッツの出来が変わってくると思うと、責任重大。緊張です。
夢中で剪定をすすめていると、さくらちゃんの、「やったぁ~!」という声が聞こえてきました。「初めて見たぁ~」「すごい!」と、他の剪定メンバーが集まっていました。見ると、手に何か物体を持っています。近づくと、「見て、ピーカンナッツを植えてから初めて実がなったんだぁ~!」とさくらちゃんの笑顔がありました。

私は、初めて見るピーカンナッツの実に驚き、同じくなのはなで初めてできた実を見れたことに、感動と嬉しさがありました。ピーカンナッツの実は大きなアーモンドみたいで、ざらざらとした皮に包まれていました。今まで、何年もかけてお父さんやお母さん、なのはなの皆で育ててきた結晶。これから、多くの実をつけてもらえると良いなと思います。

あっという間にピーカンナッツの剪定が終わりました。剪定の終わった畑をみると、本当にすっきりしていて、木が喜んでくれているように感じました。剪定に入らせてもらっていて、毎回、さくらちゃんの知識の深さと、真摯に作業に取り組む姿に、かっこ良いなと思います。剪定作業に入って、自分のすべき役割、責任を持てる人でありたいと思います。
(みゆ)





