2月12日のなのはな

今日は久しぶりに良く晴れて最高気温が10℃を上回りました。外の作業も暖かいと動きやすく、はかどるように感じました。
桃のつぼみは、着々と膨らんできています。休眠期で、葉っぱは全て落ち、枝だけの状態だけれど、真冬の時は、芽も小さく、遠くからだと付いているのかいないのかよく分からなかったけれど、今は、遠くからでも、花芽がぷくぷくたくさん付いているのが分かるぐらいになりました。
摘蕾が始まったら、摘果、袋掛け、と桃の作業はノンストップになります。そうなる前にと、桃の細々とした作業を進めています。
細々、といっても、なのはなファミリーには桃畑が全部で9枚あり、それだけでも、一つひとつの作業の規模は大きくなります。
一つ目の作業は、ネット掛けの準備として、ネット掛け用のポールの傾き修正と、マイカ線張りです。
夏になるとケムシや夜蛾や、害虫がたくさん出てくるので、虫から桃を守るためにネットを掛けます。桃の樹をまるまる覆ってしまう大きなネットです。
通気性の良いネットだけれど、巨大になるとそれだけ重く、樹に直接かかってしまうとそれだけで枝が折れたり、曲がったりと、負担になります。そうならないように、樹よりも少し高いポールを樹を囲うように立てて、そのポールにネットが掛かるようにしています。

何か月間か重たいネットを掛けていると、台風や、大雨や、色々な理由で、毎年傾くポールが出てきます。傾いたままだと危ないので、今のうちに、傾きを修正します。
ポールは、穴あけドリルで50cmの深さに穴を開けて、その中に埋めているのですが、穴をふさぐのに、土ではなく、砂を使っています。建築で、ガードレールを固定するときなどにも砂が使われている、ということを、以前須原さんに教えていただいたことがあります。砂を鎮圧すれば、土よりももっと頑丈になります。
傾いたポールは、足元の穴が広がってぐらついているので、穴をふさぐように、砂を入れて固めます。すると、ぐらぐらしていたポールが、真っ直ぐ、自立しました。
どのポールも傾きが修正されて、しっかりと立ったところで、ポールの先端に、マイカ線を張っていきます。これは、ネットを掛ける際、カーテンレールの役割になります。マイカ線を張っていることで、ポールとポールの間もネットがたゆむことが無かったり、ネットを掛ける時も、スムーズに掛けることが出来ます。
ネットが掛かったところを想像して、ポールとポールを繋いでいくのが、パズルのようでとても楽しかったです。山桃畑などは、特に色々な品種の樹が混在していて、ネットの形、掛け方が複雑なので、難しかったけれど、何とか全てのポールにマイカ線を張ることができました。見上げると、マスができているようでした。

午後からは、桃の誘引を、大人数のみんなと進めました。桃の剪定を終えて、剪定ではどうしようもできなかった高い枝を、マイカ線を使って下げました。
15人という大人数だったのですが、誘引の手順を細かく分けて、分業制で進めていきました。
まず第一工程は、引っ張る枝を決めて、杭を地面に差していくことです。その工程を受けついて、次の人は、金づちを持って、杭を打っていく人。それを追いかけて、引っ張りたい枝が吊られている状態であれば、外し、マイカ線を付けていく人。それを追いかけて、マイカ線を引っ張って、杭に結び付ける人。
最初は、混乱もありうまく全員が噛み合うのが難しかったけれど、二枚目の畑からは、全員が全体の大まかな流れや自分の役割が分かってきて、自動的に上手くかみ合うようになってきました。

私は、引っ張りたい枝にマイカ線を付けるチームで動きました。マイカ線を付けていく工程が一番時間が掛かるので、8人で、ペアが4チームできました。
地面に打ち付けられている杭が、引っ張りたい枝の印です。杭は、直径3~5cmの剪定した桃の枝を、約50cmに切ったもの使いました。こんなに細い枝で、何倍も太い枝を引っ張って、耐えることが出来るのか、と最初は心配でした。でも、実際に使ってみると、桃の枝が細いので、金槌でも簡単に土に刺さっていき、結果的に深く刺さっている分だけ、頑丈でした。これは、新発見でした。


大剪定で、直立した大枝を切ったこともあり、それだけでも随分と背が低くなったような気がしていたけれど、誘引を進めていくと、さらに、枝の高さが、揃っていくように感じました。前回誘引をした時は、2,3人の力で引っ張ってもびくともしないようなことがたくさんあったけれど、その反省を踏まえて、今日は枝の先端近くを支点に引っ張るようにしました。
すると、枝の先端は細く、まだしなやかなので、引っ張りやすく、変化も付きやすかったです。誘引をする前とした後では見違えるようになることが、やりがいを感じて、とても楽しかったです。

誘引は、山桃畑、17アール、26アールの畑を進めることが出来ました。合計で、70本近くの桃の樹を見ました。どの枝を下げるか考えたり、どのぐらいの角度にするか、どの方向に引っ張るか、考えることはたくさんありました。だけれど、一本一本の桃の樹を見ながら、理想形をイメージして、イメージを実現していく作業が、本当に楽しかったし、時間があっという間に感じました。



誘引は全ての畑を回りきることは出来なかったけれど、杭を打つところまでは、全畑きりよく終わらせることが出来ました。
誘引をすると、物理的に枝の角度が緩やかになって、植物ホルモンの関係で、枝の勢いが落ち着きます。26アールの白皇などは、枝が立って勢いが強すぎるために、作業がとてもやりづらかったり、徒長枝もビュンビュン伸びて実も生りづらかったです。

でも、今年は、大幅に剪定も誘引もして、背を低くしたことで、これからの手入れもとてもやりやすいのではないかなと思います。
また、枝も、結果枝が増えるのではないか、と期待もあります。誘引をして、桃の樹が気づいていないことは絶対に無いだろうなあと思って、去年とは桃の成長が大きく変わってくることは明らかです。これからどんな風に桃が成長していくのかワクワクします。良い方向へ変わっていくことを、願っていたいです。
(りな)
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「葉っぱが硬い」「色が思わしくない」「背が小さくて元気がなさそう」
この冬、寒さが厳しいのもあって、かなり成長に困難を強いられてきたセロリたち。しかし、さくらちゃん率いるセロリ担当のチームのみんながいろいろ考え続けて、セロリの手入れを工夫していました。ビニールやハウスの開閉の時間帯や方法、水やりの頻度など。そのおかげもあって、セロリは順調に元気になっています。今日はそんな健全さに追い打ちをかけていこう! ということで、午前中に、セロリに追肥をしてきました。
メンバーはあけみちゃん・そなちゃん・ゆうなちゃん・私の4人。セロリのハウス、全4棟を回りました。牛肥を使うのは、本当に久しぶりでした。牛肥の香りは来たばかりのころは苦手だったけど、久しぶりにおいをかぐと、不思議と安心感がありました。それはみんなも同じだったみたいで、お仕事から帰ってきたゆりかちゃんも「セロリのハウスの前を通ったら牛肥が香って、春だなあと思った笑」と教えてくれました。

4人で牛肥を軽トラに積んで、いざ出発。ユーノスハウスから追肥を始めました。筋状の植わっているセロリに、一筋に対して両手一つかみとちょっと。追肥したあと、虫や病気がこないように、土と牛肥を混ぜました。
私はよく水やりに入っているのですが、継続的に水やりをすると、土が削れてどうしても根っこが見えてきてしまっている株があるのが気になっていました。だから、牛肥を中耕するのと同時に、根っこを土で隠して土寄せできてうれしかったです。
4棟は多めだな、と最初は思っていたのですが、4人いるとテンポがよい。あっという間。あけみちゃんは、次の工程を先読みして指示をくれます。どちらかのペアが終わりそうになると、次の工程を指示してくれて、持て余すことなく、作業ができました。

新ハウスのセロリは、一部移植した株があったのですが、これまでは茶色くなってしまっていた株もあり、元気がない状態でした。でも、今日久々に見てみると心ばかり株が立ち上がって、しゃんとしているように見えました。喜んだのはそなちゃんもだったようで、食事のコメントで「新ハウスのセロリが元気になっていると聞いてうれしかった」とコメントしてくれて、同じことで喜んでくれる人がいることが、うれしくなりました。

崖ハウスは、一部アブラムシが来てしまっているところがありました。
それもあって、また牛肥への防虫対策として、酢の散布をすることになりました。
あけみちゃんと二人で、これもとても久しぶりの噴霧器を使った作業でした。久しぶりって、すごくワクワクします。エンジンがかかったとき、野菜にミストがしっかり当たっていると分かるとき、牛肥にしっかり酢がしみこんでいくとき。これだから好きだ、と思える瞬間がたくさん。

時間きっかりに片付けまで終えられて、午前中きもちよく作業ができました。
午後の水やりでは、追肥した直後に水をたっぷりとやれて、セロリも私も大満足です。ごはんも水分もたくさんとって、ぐんぐん成長していってほしいです。野菜の手入れをすることは、とても楽しくて、やりがいを感じます。
野菜が成長すると、自分も負けていられない! と思わせてもらいます。なのはなのみんなと一緒に農業ができる、この環境がありがたいです。
(うたな)
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今日は、版画教室の第3回目。今日も藤井先生にお会いできるのかと思うと、本当に楽しみでした。
私は、まだ、版画にするための下絵を制作している途中です。
前回、先生から、「下絵が平坦に見えてしまうから、もっと立体的なほうがいいかもしれない。書き直しましょう」と言われ、今日から新たな下絵づくり。
今回は、デッサンではなく、梅の花枝の写真をもとに、トレーシングペーパーを使い、よりリアルな梅を表現していきます。

ひとつひとつの線を丁寧に、忠実に描くことを心掛けました。
あと、「左右対称だとつまらない」「空間を大事にする」「枝先が途中で終わっていると、見ている人の想像につながる」といった藤井先生のことばを自分の中で繰り返しながらすすめました。



目の前でかにちゃんが、太鼓の版画を作成していました。その下絵が本当に素敵で、色合いや太鼓の質感、背景の色まですべてに、惹かれるものがありました。
私も、「あんなふうに仕上げたい」と思い、鉛筆を走らせました。
前回自分でデッサンした時の下絵よりも、枝の節や額の部分や、つぼみの丸みの感じが、より忠実に再現できているような気がしました。
そして、なにより、立体感が生まれたように見えました。

ひととおり、写したあと、藤井先生に見ていただきまいた。
「うん、よくなったんじゃないか。あとは、枝先をどうするかだね、枝先が用紙の角にくると、絵全体がきつくなってしまうからね。どこで切り取るか考えよう。枝の太さのバランスを整えた方がいいと思うよ」
とアドバイスをくださいました。
そして、「背景をどうするかだね……、こういうのどうかな……」とおもむろに先生が鉛筆をとり、下絵の左端と右端を幅を変えながら黒く塗りつぶしてくださいました。
背景の黒に花枝がはえ、何もなかったときより、くっきりと絵が浮き出てみえるような気がしました。私は思わず、「先生すごいですっ」といってしまいました。
「あくまでもひとつの例だよ……。まあいろいろ考えてみなさい」
と朗らかな表情で、先生はまた次の子のところへ向かいました。


今日もあっという間に版画教室の時間が過ぎていきました。
藤井先生が教えてくださることで、自分の表現できる限界を超えることができるような気がします。
先生は参考になるようにと、花がたくさんのった「美しい花の木版画」という本を用意してくださっていました。それをみると、またイメージがふくらみました。

自分のなかでの、「これしかない、こうでんかければいけない」という概念を少しずつ崩していけたらいいと思います。
次回は下絵に色をつけ、版画として刷ったときにどんな風にしあがるかをみることができたらいいなと思います。
(みゆ)
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町民音楽祭で披露する新曲のタヒチアンダンスの衣裳作りを進めています!
新たな衣裳をフラダンスのリーダーをしてくれているゆりかちゃんが考案してくれて、ダンスメンバーで協力して作っていきます!
また新たな雰囲気の新しい衣装で制作をしている傍らでもどんないしょうになるのかワクワクした気持ちになりました。

鮮やかな赤色の花が目を引く冠や葉っぱがモチーフになった腰巻。これをなのはなのクローゼットの衣装たちと合わせて新作の衣装が完成します。
これから踊りこんでこの衣裳を着て新たな曲を作っていけるのが楽しみです。練習も頑張っていきます!
