「小さい足跡」 のりこ

10月6日

 私は収穫はだいたいいつもイチジクと決まっています。梅林のイチジクへ行く手前の畑は何も植わっていなくて、多分須原さんがトラクターで耕してくれて、フカフカの状態です。私たちの長靴の足跡だけが付いているのですが、昨日まなかちゃんとイチジクの収穫に行ったときに、自分たちの足跡の隣に、チョコチョコチョコチョコと小さい足跡が付いているのを見つけました。これはマツリ(猫)だな! と思い、ここをマツリが歩いて行った様子を思い浮かべてしまって、ここを歩いてどこへ行ったんだろう、毛づくろいでもしていたのかなぁといろいろ想像して、とてもホッコリと嬉しい気持ちになりました。まなかちゃんもその気持ちに共感してくれて、一緒に楽しい気持ちになれて、さらに嬉しかったです。今日もまた同じ足跡を見て、幸せな気持ちになりました。

 洗濯ものを取り入れている時に、マツリの声がした、と思ってキョロキョロしたけど見当たらず、ふと足元を見たら、マツリがそこに居ました。寝転んでくつろいでいて、その姿を見ただけで、嬉しい気持ちになりました。
 昼は鉄筋校舎の掃除なのですが、時々農産倉庫にマツリがいる姿に出会います。ゴミを捨てに行ったときに会えたりします。今日も掃除の時にマツリに出会えて、やっぱり心が躍りました。

 作業中、三味線の音がするなぁ、まりのちゃんはここに居るし、あやちゃんかなぁと思っていたら、弾いていたのはまなかちゃんでした。まなかちゃんはSNSの仕事や、コーラスの仕事やいろんな仕事で忙しいので、もう三味線は止めてしまうのかなぁと寂しく思っていたので、練習してくれていたことが本当に嬉しかったです。お父さんの誕生日やコンサートで弾けたらいいなぁと思っています。でも私は義太夫が、本当の三味線で弾いていると思っていたのですが、あゆちゃんから、多分打ち込みだ、と聞いて、かなりショックを受けてしまいました。頑張ったところで、できないんじゃないかと思ってしまうのですが、本当に格好いい曲なので、できるところまでやりたいなと思います。

 朝食のコメントで、あけみちゃんが、みゆちゃんとダンス練習する時間がとても楽しい、と笑顔で嬉しそうに言ってくれました。みゆちゃんも頑張ってくれているんだなぁと嬉しく思ったし、あけみちゃんの優しさが凄く嬉しくて感謝の気持ちを抱きました。

 午後、玉ネギの水やりをしました。玉ネギの芽がズラッと出ていて、凄く嬉しかったです。お父さんが仰っていたように鉛筆の太さの苗になってくれたらいいなぁと思います。

 17時から18時まではコーラス練習でした。私は、本当に声が出なくて、何度も書いていますが、ソの音から上はほぼ出ないです。そのことに、今日はとても悲しくなってきてしまいました。練習が終わった後、夕食の時間まで、すにちゃんとゆうはちゃんが、まなかちゃんに特訓してもらっている様子を見て、自分も悲しんでいてはいけないなぁと思い、二人に加わったのですが、やはり出なくて涙が出そうになり、今日は前向きに練習できなかったなぁと思います。