「今、捨てる時期なんだ」 ゆうな

3月12日

 今日の作業は、いつもと違って見えました。
 私は今まで、軽く、浅く生きていました。何も感じず、何も触れないように、浅いところで手を打って、浅いところで喜んで、バカそうな自分を演じて生きていました。だから、どんなに素晴らしい作業でも、ただ、「たのしい」だけで、何も自分のものにはなっていませんでした。でも、それは違うんだって、今回のミーティングを通して、改めて感じました。
 私は、お父さんが、おととい、教えてくださったこと、ハウスミーティングで教えてくださったことを、全うにしていきたいと感じて、浅さとか軽さとか、そういうものを今、捨てる時期なんだ。変わる時は今なんだって、感じて、今日、何もかもが違って見えた気がします。

 今日の作業はニンニクの草取り、追肥、土寄せ。今までの私は、土がふかふかに耕されていることで、キャーキャー騒いでいたと思います。「追肥最高!」って叫びながら作業していたと思います。でも、そんなのは浅い喜びだ。何も感じていない、何も吸収できていないんだって。追肥は、収穫前最後ということでなるべく、ニンニクが吸収しやすいよう、まんべんなくまきました。風が強かったので、なるべく舞い上がらないように腰を落としてまきました。土寄せは、ニンニクが畝肩に寄っている場所は、ニンニクが大きくなれるように、畝を太らせることを意識しました。草取りは、管理機が引っかからないように、あとからくる、手で草を取る人たちが、草取りしやすいように、あとで草回収するときに、回収しやすいように山にして、土で埋められるくらいまでの草を取るようにして。そういうことに、神経を張り巡らせながら、作業していきました。そういう風に作業していると、ものすごく、集中できて、浅いところでの感情がなくなったように感じました。

 でも、少し、んんン? と思ったことがあって、真面目にやりすぎるあまり、ほかの人の手が気になってしまう。これが苦しかったんだって、感じました。周りの人にも真面目にすることを強要する自分がいて、その自分が嫌で、なるべく感じないように、浅さで自分を守っていたのかもしれないと感じました。でも、お父さんは私に、「トータルで見ること」を教えてくださいました。他の人を気にするのではなく、トータルで考え、トータルでどのくらいの利益があるか。失敗することもある、うまくいかない時もある、けど、トータルでプラスであればいい。そういう考え方をしたら一気に気持ちが軽くなりました。私は間違っていない。浅さも軽さもすべてを捨てて、ちゃんと、人と、作業と、向き合っていく。きっと見える景色も、感じるものも違うはず。私はいつまでもしてもらう側じゃない。自分がやるんだ、自分ができるようになるんだ。自分は変わっていきます。成長していきます。