5月17日のなのはな
今日は、来月になのはな内で行なうイベント「ケニー・モナーク・フェスティバル」に向けて新曲『Ia Ora Na』の振り入れの時間がありました。
私は、なのはなでダンスを踊るのは初めてでした。というか、ダンス自体、小学校の運動会で踊った記憶が最後で、音感も全くないのでついていけるかドキドキでした。
でもアセスメントの時にみんなのフラダンスを見せていただいて、なんて素敵なのだろう、私も一緒に踊ってみたい! と思い、ダンス練習の時間を今か今かと待ちわびていたので、不安はありながらも、わくわくしながら練習に挑みました。

まずは基礎練習からスタート。
基本的な腰や足の動かし方から学びました。
ゆりかちゃんが前でやってくれているのをみて、いざ身体を動かしてびっくり。
同じように身体を動かしているつもりなのに全然違う動きになってしまうのです。
ゆりかちゃんの動きはすごく滑らかなのに、私はかくかくでうまく動かせません。
それでも必死にまねをして、なんとかそれっぽく動けるようになったかなと思う頃に基礎練習が終了。
時間としては30分もないくらいだったのに普段と違う筋肉を使ったせいか足は小鹿状態。
裸足で踊るので足の裏も痛いのですが、みんなは涼しげな顔をしています。

休憩をはさんで、いよいよ振り入れ。
今日で1曲のはじめから終わりまで、教えてもらいました。
少しずつ教えてくれるのですが、一つひとつがとても難しく感じて、次の行程に進むと、もう前の行程がわからなくなってしまったりしていました。
特に腰の動き。
基礎練習で教えてもらったはずなのに、曲になると速さも違うし手の動きもつくので、頭の中は大混乱で、全部同じような動きになってしまったりしていました。
でも、ところどころみんなときれいに動きを合わせることができて、その瞬間、一体感をすごく感じられて嬉しかったです。

途中で、ゆりかちゃんが表情を作る話をしてくれて、そういえばアセスメントのときみんなの笑顔は本当に素敵で輝いて見えたので、動きはつたなくても顔だけは私も笑顔でいよう! と決めて、さらにやる気をアップさせながら踊りました。
正直、ついていくだけで精一杯で、気を抜くと気難しそうな顔になって、笑顔をキープするだけでもかなり疲れました。
でも、笑顔でいるとよりダンスを楽しめている感じがしました。

ふりを教えてもらって、何回か曲で通してブラッシュアップしていると時間はあっという間に過ぎていきました。
始める前は雨で少し肌寒いなと思っていたのに終わるころには汗ばむくらいに熱くなっていました。
『Ia Ora Na』はタヒチアンダンスということもありアップテンポで少し激しめ。
それなのに、ゆりかちゃんのダンスはすごく優雅で、どうしたらあんな風に身体を動かせるのだろうか、と不思議でたまりません。
すごく難しかったけれど、みんなと一緒にダンスできた時間がとても楽しくて、嬉しいひと時でした。


なのはなファミリーでは様々なイベントに参加して、ダンスを多くの人の前で披露できる機会がたくさんあると聞きました。
アセスメントの時に見て抱いた憧れ。
私もこんな風に美しい女性になりたい。
それを実現できるように、私もいつかそう思ってもらえるダンスができるように、しっかり練習を重ねていきたいです。
まずは初舞台のケニー・モナーク。笑顔で踊り切って大成功させたいです!
(ゆうは)
***
「やよいちゃん、まりのちゃん、さとえちゃん、うたなちゃんで、ニンニク・ナス・ゴーヤ・ピーマン・キュウリ・唐辛子をお願いします」
午後に、これから動き出す畑チームで集まり、春夏野菜の引継ぎと打ち合わせの時間がありました。まえちゃんから発表されたメンバーと野菜の内容を聞いて、身が引き締まる思いがしました。


私はこれまで、畑にたくさん出て、様々な作業に関わってきました。でも、それはリーダーさんの指示にならって、動いていただけでした。どうやって作業の内容を決めているのだろう、その知識はどうやって手に入れているのだろうと、思ってはいたものの、知ろうとしてこなかったのが現状でした。
畑ではよくリーダーをしてくれて、野菜のことを知るために野菜の声をよく聞き、研究熱心なやよいちゃん。苗の管理やこまめな見回りを欠かさず、力作業が得意で、野菜について相談すると知識をたくさんくれる、まりのちゃん。仕事が忙しくなっても野菜を気にかけてくれていて、仕事の合間に手入れをして報告をしてくれる、さとえちゃん。とても心強い、畑のプロがそろったチームメンバーでした。顔合わせをして、少しほっとしたような気持ちになりました。
しかし、これでは前と同じではないか、とも思いました。経験値のある人に任せて、自分は傍観者でいたのがこれまででした。「分からない、経験が浅い」ことを言い訳に、失敗するのが怖くて、自分が野菜に能動的に携わることを避けてきました。それでは成長しない、と感じました。頼もしいチームメンバーばかりだからこそ、みんなの力を借りて、分からないことをたくさん聞いて、成長してみせる、と決心しました。

私はキュウリを担当することになりました。やよいちゃんが、
「まずは5月中にするべき作業を各自でまとめて、あとで報告し合おう」
と言ってくれました。とりあえずこれまでのキュウリの栽培記録や参考図書をかき集めて、まとめることを試みました。しかし、自分の知識の浅はかさにびっくりしてしまいました。葉面散布って何をするの? 追肥ってどれくらいの量をどの頻度でやるの? そもそも摘心って何? ……恥ずかしいほど、知らないことばかりでした。

報告の時間になって、
「一応まとめたのですが自信がまったくなく、確認を一緒にしてもらえたらうれしいです」
と伝えると、3人とも笑顔で、いいよ、と言ってくれました。また、キュウリの人工授粉についての資料がなく、どうしたらいいか、と少しつぶやくと、さとえちゃんがネットで調べてくれたり、やよいちゃんが、「今度一緒にお父さんに相談しに行こう」と言ってくれたりしました。本当に温かい気持ちになって、うれしかったです。
個人で担当する野菜は決まったけど、チーム内で助け合うのだと思うと安心します。能動的に、責任感をもってやることに変わりはないけど、報連相ができる身近な人がいるだけで、なのはなのみんなで育てているのだ、といううれしさも感じられました。



そのあとは担当野菜の植わる畑を見回りに行きました。キュウリ・ゴーヤ・ピーマンが植わる梅見畑では、どうやって水やり用の水を確保するか、という相談をしました。そんなことまで自分たちで管理していたのか、と、また驚いてしまいました。畑を運営するのは決して簡単なことではない、と理解しました。
そして最後にナスの苗を見に行きました。少し元気がなさそうで、アブラムシが来てしまっている株もいくつかありました。その様子を見たやよいちゃんが、
「アブラムシは日なたを嫌うし、元気がなさそうなのは日照不足かもしれない。もっと苗のラックを日中は日なたに置き続けるように、まえちゃんに相談してみよう」
と言ってくれました。とっさにそういった判断をして、すぐに人と連携して行動に移そうとするやよいちゃんは、やっぱりかっこいいな、と思います。やよいちゃんの、野菜に向き合う姿を真似して、私もしっかりやってやろう、と姿勢を正されました。

これから夏に近づくと、桃も畑も始まって、ますます自分たちの担当する野菜の責任は自分たちで請け負う、という心持が要求されてきました。なのはなに来たばかりのときに、これだけ多くの種類の作物を、大規模に育てているのか、と驚いたことを思い出しました。そのなのはなの農業の担い手の一人になれると思うと、なんだかドキドキするし、ワクワクします。
お父さんがよく、
「野菜はその人の心を映す鏡になる。野菜に心を預けて、野菜に寄り添うことができれば、その通りに野菜は育っていく」
と話してくださいます。私は、飽き性だったり、仕事が雑になってしまったり、人とコミュニケーションをとることを避けてしまったりという欠点があります。どうごまかしても、野菜には見抜かれてしまうのだと思います。自分のダメなところを自覚して、真摯に野菜に向き合っていきます。


新しいチームメンバーと一緒に、野菜のお母さんとなって、野菜に携わることができる。そのうれしさをかみしめながら、成功させる、頑張ろう、という前向きな気持ちがメラメラと炎を上げています。新しい扉を開けたような、新たな世界が見えたような、そんな午後でした。
(うたな)

