9月17日のなのはな

15時から雨予報、明日も雨が降るかもしれない。今日できるだけ進めたい。
みんな同じ気持ちでした。ながれさん、お父さん、あゆちゃんのコンバイン3台体制で稲刈りがスタートしました。


日差しが強く、暑いなかでの稲刈りになりそうだなと思ったけれど、暑さよりも朝露が乾いてくれることのほうが嬉しかったです。
私は諏訪中田んぼに向かいました。ながれさんも、直接田んぼに来てくださいました。
ながれさんがコンバインで刈ってくれるのを、まえちゃんが前から、私が後ろからつまらないように細心の注意を払いながら進んでいきました。

3周くらい刈ったところでまえちゃんへ電話が入りました。どうやらあゆちゃんのコンバインのベルトが切れてしまい、今日すぐに取り換えることは難しいようでした。そのことを聞いて、仲間が負傷してしまったような気持ちになりました。

また少しすると、ながれさんへ電話が入りました。ながれさん「えっ!」と驚いて聞き返されて、電話を切ると「お父さんのコンバインを搬送車で運びに行ってきます」そう言って、ながれさんがお父さんチームの田んぼへ向かいました。お父さんのコンバインは入院することになってしまったらしいのです。
ながれさんが戻ってくるのを待つ間、生き残っているのはながれさんのコンバインだけになってしまった、絶対に詰まらせないで刈ろう、そうまえちゃんと確かめ合いました。
ながれさんが戻ってこられ、稲刈りが再開しました。今刈り進められるのは私たちだけだと思うと、これまで以上に集中しました。


ところどころ株が湿っているところ、稲が絡んでいるところは、まえちゃんがストップの合図を出して、脱穀とわらのカッターまで稲が流れるまで見届けてから走り出しました。私もカッターに送るチェーンがつまらないように、目と耳で少しでもつまりそうなときは合図を出して、無事に流れてから走り出しました。
つまりやすい方向からは刈らないようにしようとまえちゃんが言って、途中からはコの字型に刈っていきました。


始めはつまることもありましたが、段々とつまる前に合図を出せるようになってきて、ながれさんも合図のたびに止まって下さり、ながれさんとコンバインとまえちゃんと私と、みんなで一体になって進んでいる感覚でした。


終わりが見えてきても、最後刈り終えるまで気を抜かないように、言い聞かせました。
そして、最後の1株を刈り終えたとき、ながれさんがコンバインの上で「バンザイ」と大きく両手を広げました。私も一緒に手を広げました。



コンバインにブルーシートをかけていると、雨が落ち始めました。途中、空が暗くなったり雷が鳴っていたので、天気ももってくれて、無事に刈り終えられて嬉しかったです。
残念ながら故障してしまった2台のコンバインも修理の見通しも立ち一安心でした。
明日は雨予報。稲刈りはお休みです。
次回は金曜日。気持ちを作って稲刈りに臨みます。
(なる)
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雨予報がコロコロ変わる。朝から作業をどうしようかと迷いました。
みんなで迷い、迷いに迷った末、もう今日しかない! 畝立てを進めることに心を決めました。

畝立てをする畑は第一鉄塔畑。なのはなの畑の中でも面積が広い畑です。
半日で畝立てを終わらせるためには人力では難しい……。
須原さんにヘルプを要請し、トラクターとのコラボレーションで畝立てをすることにしました。
1m20cm間隔でラインを引き、須原さんが畝立て機を取り付けたトラクターで溝を切ってくださいます。
トラクターを追いかけて溝の土をさらい、畝幅を調整するためにくわ1~2本分で土を上げていきました。

ここにはブロッコリー、キャベツと秋冬野菜が植わります。
雨予報が読みにくいなか、野菜が喜ぶコンディションを作るのが難しいです。
でもこの畝立ては正解でした!
昨日耕してもらった土は以外にもフカフカ。
立てた畝はとても綺麗でした。
ここに植わるブロッコリーとキャベツは喜びそうだと安心しました。

「今野菜作りが難しいのはみんなだけではない。日本全国、全世界で農業は難しくなっている。異常気象があたりまえの気候、少雨や多雨。予測できないことが次々に起こる。
そういう中で野菜を成功させていけるとしたら、気持ちを使うしかない。
心を使って野菜を見ていく、気配り目配りをしていく、真心を野菜に込めていく。
そうしてやっと野菜が育つ」
とお父さんが話してくれました。

人の力ではどうしようもできない自然現象や天気。
そこを悲観したりあきらめるのではなく、最後まで気持ちを使って育てていく。野菜に対して向ける気配りは、自分が生きていくうえで自分の周りの人や環境に対して使っていく気持ちと同じだなと感じました。
今自分がいる場所、今自分が向き合うべきこと、それは選べないけれど、そこにちゃんと向き合ったら答えが出ていく結果が出ていく。

改めて農業をする中で、自分たちを鍛えてもらっているなと感じました。
気持ちを使って工夫をして野菜を育てていく、そういう気持ちをみんなで持ち寄ったらきっと良い野菜ができる、そんな希望も湧きました。
この秋冬野菜の栽培もみんなと協力して面白く、興味深く、向き合っていきます。
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