3月8日
今日はしょうおう町民音楽祭に、なのフラのダンスメンバーとして参加させていただきました。
午前は種まきや桃花作りなどの作業をしながら、午前の最後の方にはみんなでダンスの最終確認をさせてもらいました。いる人で曲を通し、まえちゃんが前から見てくれました。フラガールでは、一人ひとりは情緒を込めていて綺麗に見えるけれど、全体を見たときにばらついて見えるということ、正面を見るときの目力はもっと強い方が良いということを教えてくれました。
それを意識してもう一度踊ると、その前とは全然違う、良くなったと話してくれました。最後の最後まで、時間の許す限りみんなと気持ちも振りも揃えました。
お昼はみんなと同じお弁当を、食堂の真ん中の机に全員囲んで食べました。同じ時間を過ごしながら、三味線、アンサンブルは今やっているかな、と想像していました。
やるからには今できる精一杯で、一番良い形でやりたいと思いました。自己否定になってしまう時は、失敗するのが怖くて、何も起きてほしくない、何もしたくないと思ってしまいますが、やはりそうではいけない、私は表現する側、与える側でいたいと思いました。まえちゃんやちさとちゃんが、なのはなの演奏を見て、こんな人たちがいるのだと思って感動する人がいること、そのような人たちの希望になっていく事、そう思ってもらえるような演奏にしようと話してくれました。自分から離れて、希望を与える人を演じる、そのことを心に誓いました。
ステージについて、舞台袖で待機しました。先発で来ていたバンドメンバーの姿や、お父さん、お母さんの姿がありました。私たちの「なのフラ」は午後の部最初の出演者でした。ホールの舞台袖で出を待っていると、ウィンターコンサートの緊張感を思い出しました。
ゆいちゃんも来てくれていました。駆けつけてくれて、いつでも仲間でいてくれるゆいちゃんの存在が、心強くて、ありがたいなと思いました。
1曲目の『ハウ・ファー・アイル・ゴー』が終わったとき、観客席からサクラ部のみんなの、名前を呼ぶ声が聞こえてきました。そのとき私は袖にいて、みんなの姿が直接は見えなかったけれど、みんながいる、ということを思い、それだけで心の底からパワーがわいてくるような、うっかりすると鼻先がつんとするような、嬉しい気持ちになりました。でも今は感動しない、表現する側だと言い聞かせて、出ました。
ホールで、お客さんが入って、なのはなバンドの生演奏と一緒にダンスを踊らせてもらう時間がとても幸せでした。こういう経験をさせてもらうのも、摂食障害から立ち直ってステージに立つ、ということも、今は当たり前のようだけれど、でも本当は当たり前の事じゃないよな。と思いました。自然と笑顔になって、今までに感じたことがないくらい、魅せる側として心が動いたような気がしました。
演奏が終わり、客席に戻る時、ドアのところで外国人の方が声を掛けてくださいました。その方は40代ほどの男性、女性と、家族と思われる年配の男性の3人で、おそらくインドか、中東系の国籍の方だと思います。
私が頭にまだ桃色のレイをつけていたからすぐにわかったのでしょうか、しっかりと目を見て、「thank you」と何度も話してくださいました。女性の方は「アリガトウゴザイマス」と穏やかな笑顔で話してくださり、年配の方は「very good」と、優しく微笑みながら伝えてくださいました。
私はそれがとても嬉しかったです。言葉の壁、国籍の壁を越えて、気持ちが伝わった、と思いました。こんな風に、今までに出会ったことの無い誰か、これから会っていく未来で待つ人の希望になることができる、これからもできるかもしれないと思うと、今の社会で生きて行くことに対して、前向きに感じることができました。
これから先も、ずっとショーマストゴーオンの生き方、何者かを演じ続ける生き方をしたいと思いました。
その後「なのポップ」の演奏を前から見させてもらいました。
オリジナル曲『わたし、ネコになる』が生まれた時期、ミーティングの時期が被っていて、オリジナル曲で歌われている事の内容が、自分たちのことのように感じられ、胸が熱くなりました。かにちゃんの大きな瞳がうるんでいるのを見ると、曲に対する感動が、より一層深い物として飛び込んでくるような気がしました。『空へ』を聞いているとき、本当に自分たちが高度3万3千フィートで飛んでいて、宇宙、日本列島を見ている気持ちになりました。歌詞がくっきりはっきり、その場の景色が見えるように聞こえて、なのポップの演奏中は、どこか違う世界に旅していたような、そんな没入感がありました。
緞帳が上がると大好きな人たちがいて、お互いのことを良いことも悪いことも知っていて、みんなと家族でいられて、幸せだなと思いました。私はなのはなにいるから、今こうして生きていられる、これからは自分が助ける側になりたい、力をつけたいと思いました。
今日一日嬉しかったです。ありがとうございました。
