「強い気持ち」 あや

12月5日

 少し前に思ったことです。新しい“ちの”になってすぐの時、何でこの子はいるんだろう、主要役者の中にいてもいいのだろうか、と思っていました。じゅりみたいに強気にみんなを引っ張るわけでもない、ゆめのみたいに好奇心旺盛にキラキラしているわけでもない。ほとんど喋らなかったり(私のキャパを考えてくださってのことなのですが)、幼馴染との会話についていっていたり、お邪魔虫的な存在になってしまっているように感じていました。
 でも、しばらくして、この子は3人の中で隠れた猫的存在なのではないか、とふと思いました。何も言わないけれど、ゆめのやじゅりを包み込んでいたり、優しく見守っていたり、肯定的な空気感でその場にいる、ねこなのでは、と思いました。
 ねこの存在を認めることができていなかったから、みんなを引っ張ったりしない子は、いていいんだろうか、と思ってしまったのだと思います。
 また、恐怖に負けないで私もセリフを言って伝えたかったと思っていました。セリフを言えるようにならなかった私は、セリフがほとんどない私は、伝えることができない、最後に得られるものもきっと少ないと思っていました。でも、言うか言わないかではなくて、どれくらい意志を強く持って、立ち姿だけでも表情だけでも魅せるかということなのだなと、ようやく思いました。あゆちゃんが、立ち姿だけで戦えると言ってくれるように、立ち姿だけで伝わるものがあるような姿でステージに立ちたいです。お父さん、お母さんが今の私に合ったハードルを設けてくださったのだなと思い、地道でも少しずつでも積み重ねて、昨日より良い自分、昨日よりマシな自分になっていきたいです。そなちゃん、ゆうなちゃんの伝えたいという気持ちや、なおちゃんの表情、言い方、お客さんへのメッセージ性を近くで見て、盗んでいきたいです。
 また、私は気持ちが弱いことを知りました。自分では、強く思っていると思っていても、客観的に見たら薄くて、弱いのだと教えてもらった時は衝撃でした。自分の思っている感情の強さと、一般的な感情の強さには差やズレがあったのだなと思いました。強い気持ちを持っている自分、人と真正面から向き合う自分を、毎日の生活で練習していき、作っていきたいです。

 コンサートのことではないのですが、ネギがとても太くなっていたのが凄く嬉しかったです。少し前までは、これ本当に太くなるのかな、細いままだったらどうしようと思っていたのですが、見違えるくらい太くなっていて、驚きました。様子を見に行ったり、作業時間前に少しでも虫をつぶしたり、自分なりの精一杯でやったり、みんなに助けてもらったことが形になって見えたようでした。