「何もしていない時間こそ」 うたな

10月12日

 時間がなくて、急いで書きます。
 金時祭りに出演しました。昨年は、お願いして『Beautiful People』に出させてもらった、忘れられないデビュー戦、それが金時祭りでした。初めてのステージで見た景色は鮮明に残っていて、それがありありと思い出されました。昨年は踊った気がしなかったくらいに、緊張で頭がいっぱいで、一瞬のうちに終わってしまったな、と思います。
「コンサートには来ない人も、金時祭りには来るかもしれない。なのはなに興味のない人がいたとしても、その子どもが興味をもってくれるかもしれない」と、あゆちゃんが昨日話してくれていました。あと、私が忘れられない言葉が、「一人だけが少しでもぐらついた気持ちを持っていたら、全体の空気を壊すのはとても簡単」ということ。自分が一瞬でもゆるんだら、なのはな全体がそういうふうに見えてしまう。みんなに埋もれる、心を添わせるということを、すごく意識しました。

 出演前、お母さんが、「ステージに出る前の待ちも、見られている。ずっと口角を上げなさい」と教えてくださいました。何もしていない時間こそ大切。ダンスの、止まっている時間で魅せるのと一緒で、ステージの裏の人間性が出る瞬間こそ、なのはなの生き方が表れるのかもしれない。お母さんの言葉を胸に、笑顔を心掛けました。でも笑顔でいるって自分が思っている以上に意識しないとできないし、疲れてしまいました。でも、気持ちが前向きになりました。
 応援組の人たちの歓声、拍手、存在がとても大きく感じました。お父さんが「観衆と出演者の間で舞台が成り立つ」と話してくださりました。今日も、応援組の人が同じ気持ちで、なのはなの演奏をつくってくれたのがうれしかったです。客席からそれが伝わりました。
 踊っていて、本当に心から楽しかったです。Stop this flameで顔を見合わせたときに見たあけみちゃんの不敵な笑みとか、のんちゃんのたくましくて力強い後ろ姿とか、振り返ったときに見えるあゆちゃんやよしえちゃんのコーラスの表情とか、一瞬一瞬で泣きそうになって、みんなと踊れることがうれしくてありがたくて、そのときなぜかもっと強く生きたいと思いました。

 食事のコメントで、いろんな人が、近くにいた人がなのはなの演奏に感銘を受けていた話を聞くと、伝えたいことが伝わったということに感動しました。私がWhite flagを見て、摂食障害から回復しても生きられる、と希望をもったように、私たちの演奏が生きる中での一つの光になっていたら。
 明日はお父さんのお誕生日会。毎日楽しいイベント続きで、小さな目標が常に目の前にあって、うれしいです。明日も頑張ります。