9月15日(月)「『稲刈りのなのはな』晴れましたよ! 稲刈りに行きましょう! コンバイン3台出動、運命やいかに!」

9月15日稲刈りのなのはな

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〈フォワードにコンバインを積み込み出発!〉

 今日は、山裾西田んぼの稲刈り(機械刈り)です。
 あゆちゃんチームのメンバーは、相川さん!とちあき。私たちは、あゆちゃんの操作するコンバインが到着するまでに、四隅の手刈りをしました。
 山裾西田んぼは、紫黒米です。稲穂に紫の筋が入っていたり、切株の切り口も紫色をしているんです。ふたたびの手刈り。稲刈り鎌で刈るときの“ザクザク”という歯切れのよい音は、ちょっとクセになります。
 家族みんなでの手刈りには間に合わなかった相川さんも、ここで手刈りしてもらえて嬉しかったです。紫色米は“カラカラ”に乾いており、稲の葉の“サワサワ”という音も軽快に聴こえてきます。
 コンバインが旋回できるだけのスペースぶん、四隅を刈り終えたころ、盛男おじいちゃんのコンバインに乗ったあゆちゃんが到着しました。

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 さぁ、スタートします!
 あゆちゃんのコンバインについて回り、稲藁がちゃんと排出されているか、コンバインの爪が稲を捉えているか、操作席のあゆちゃんから死角になるところを、相川さんもコンバインと併走して見てくださっていました。
 また、稲の切株を目印にしてコンバインはつぎの稲を刈ってゆくので、稲藁が落ちて見にくくなった切株を見えやすく、ちょっとした刈り残しも稲刈り鎌で刈ったり、斜めになった稲を起こしたり、あゆちゃんコンバインの補助ができるように、私たちは田んぼを“クルクル”回っていました。

 コンバインがちょうど1周したとき、あゆちゃんの表情が曇りました。
(んっ? なんだろう?)
 コンバインは田んぼの隅に止まり、近づいてゆくと…キャタピラが外れたぁ!!
 半時計回りをしていたコンバインは、右側のキャタピラの消耗がはげしく、ほんのり予感はあったのですが、籾摺りを自分たちで行うためこの田んぼは袋で刈り取りたいという事情と、長年使ってきたおじいちゃんのコンバインは私たちにとって特別な存在であり、このコンバインで刈りたいという思いがあったのです。

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〈キャタピラーが外れて切れてしまった……〉

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 とはいえ、稲刈りが進まないのでは困る。つぎに山裾西田んぼに登場したのは、オレンジ色のボディが、晴れ晴れした空に生える“クボタ”です。
 クボタも2条刈りではありますが、ボディがそれまでのより大きく、堂々たる。
「テイク2」とばかりに、ふたたび稲刈りを再開しました。

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 今年は、稲が倒伏した田んぼもあるのですが、山裾西田んぼは一部のぬかるみ、一部の倒伏で耐えており、そのあと“クボタ”は順調に稲刈りを進めてくれました。
 あゆちゃんコンバインが、2週目、3週目と稲刈りを進めていると、頭上でツバメが飛び回りはじめました。カラスも、エサ(稲穂やムシ)を狙って旋回をつづけます。

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 コンバインのタンクが満タンになった合図音が鳴ると、脱穀された稲穂を袋に移し替えていきました。コンバインの排出ホースを、軽トラの荷台まで伸ばし、排出口に袋を構えて、脱穀米を移していきます。相川さんと私は袋の口を両サイドでもち、脱穀米を袋に受けました。機械で脱穀されてほんのり温かい脱穀米。香ばしい香りをいっぱいに受けて、数秒で袋は満杯になりました。

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 1袋1袋、軽トラに荷台に積んでゆくと、お米の重みを全身で感じます。これが、私たちの身体を支えてくれるのだと思うと、1粒1粒が愛おしく感じます。田んぼに派手さはないけれど、ものすごい力を足元から感じるし、黄金色の染まった田んぼはそれだけで贅沢で、ここまで管理をしてくれたスタッフさんやお仕事組さんにも感謝の気持ちが溢れてきます。

 そんなことに耽っていると、排出を終えて、あゆちゃんがホースを戻そうとしたところ、軽トラの荷台に乗っていた相川さんに、あわや当たりそうになり!!稲刈り集中!

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 あゆちゃんのコンバインで刈られてゆく稲。それまであった稲が刈られてゆくと、山裾西田んぼを広く広く感じました。途中、お母さんも応援に来てくださり、桃とチョコレートのおやつ。エネルギーもチャージされて、快調に刈り進めるコンバインの後を、私も追ってゆきました。

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 そろそろ稲刈りも残り2条というところで、コンバインの操作を相川さんに交代しました。相川さんは、コンバインの前の稲を必死に見ながら、吸い込まれてゆく稲に嬉しそうな表情。今回わざわざ東京から稲刈りのために帰ってきてくださった相川さんに、コンバインも操作してもらい、相川さんも「楽しいね」と言ってくださり、稲刈りの楽しさが伝わったのも嬉しかったです。

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 四隅の手刈り分の稲を、コンバインにかけて脱穀したあと、私たちは、意気揚々とコンバインのタンクに溜まった脱穀米を排出しようと袋を構えて待っていました。
「あれ?」「ん?」
 あゆちゃんの表情がふたたび曇ります。

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 排出されずにタンクに溜まったままの脱穀米を、私たちはタンクの排出口を開いて袋に受けました。だんだん日は暮れてゆきましたが、気づけば、ながれさん、まえちゃん、まことちゃん、よしえちゃん、さくらちゃんと、今日の各田んぼの稲刈りメンバーが集結。みんなで最後の脱穀米をコンバインのタンクから取り出しました。

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 ながれさんが、稲刈りの出発前に「離れていても、気持ちは1つだよ」と言ってくださっていました。各田んぼの稲刈りの健闘を祈り、散った私たち。終わりに、仲間が駆けつけてくれたのも嬉しく、ありがたかったです。
 いろいろなドラマが生まれる稲刈りです。

(ちあき)

***

「今日雨予報変わったよ。雨降らないよ」
 こうなったらいてもたってもいられない。
 朝からお父さんより、
 今日は稲刈りの予定どうする? お父さんはいつでも出られます!
 でもでもモンローちゃんは故障中ですよね? どうしましょう。
 大丈夫です。お父さんはベルトを交換してもらえるまで田んぼで見ています!
 恐るべしなのはなファミリーの根性。
 ワンチャンスをどうやったって作り出す、どんな手段を使っても成功体験にする。
 この気概で大規模な田んぼ畑をやっております。もはや根性で支えられているといっても過言ではありません。

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 そんなこんなで急遽お父さんチームも出動! 
 諏訪奥田んぼの続きから行きましょうかと出発しました。
 がしかし、諏訪奥田んぼ手ごわい。
 稲おこしをしたけれど、稲が詰まる。
 半日晴れただけでは乾かなかったか……。くそう。

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 お父さんチームかなり奮闘しましたが、お母さんからSOS。
 石生西の永禮さんチームへ緊急ヘルプの要請。がしかしこちらも人数が減っては困る…。なるちゃんがお父さんチームのヘルプへ。
 でもやっぱり詰まるものは詰まる。人数が増えても田んぼは乾かない。それはそうだ…。

 作戦変更、みんなの頑張りをむげにはできません。
 そしてなんとしてでもコンテナをいっぱいにしてライスセンターへもっていかねば。約束は守りましょう!
 ながれさんにお願いして移動します。
 小屋向かい下田んぼへ!

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 倒れているけれど地盤は固い。
 稲を刈っても根っこはついてこない。
 一定方向へたおれているためすくいやすい。
 稲刈りを始めたのは17時前。この1枚をどうか刈り終えられますように……。
 欲はかかずにひとまずこのコンテナだけをいっぱいにしたい。
 もうみんな謙虚な気持ちで田んぼへつきました。

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 モンローちゃんが無事に動いてくれるように、先行して邪魔な雑草をとり、稲を一定方向へ揃えてスタンバイ。
 ながれさんが運転して下さる回送車でモンローちゃんの到着です。
 稲刈り開始!
 滑り出しは順調です。
 稲や藁がつまらないように2人体制で確認をし、1人は稲をおこしたり先回りをしてモンローちゃんが刈りやすい環境をつくります。

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 チームプレーです。
 1周目、2周目順調。
 ここで藁をカットする設定になおし、刈り取りのスピードも少し上げます。
 それでもつまらない。
 あっという間にタンクがいっぱいに。コンテナに移します。

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 あれよあれよというまに田んぼの稲が刈り取られていきます。
 コンテナ1杯が満タンになりました。
 ライスセンターへ行き、次のコンテナをもらいます。
 その間もモンローちゃんはすこぶる順調、本領を発揮。

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 次のコンテナがつくまでに1枚を刈り終え、時刻は17時50分。
 モンローちゃんも嬉しそう。やっぱりこうでなくちゃという堂々たる風貌でした。
 この1枚が終わったことでお父さんチームも安堵。
 明日からの稲刈りにも希望が持てました。終わって嬉しい―!

 

***

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 それでは、最初に動画撮影から。「石生西、稲刈り二日め!まだ無事だったころ!」
 はじまりました。昨日に引き続き、石生西の稲刈り。
 永禮さんとまえちゃんと3人です。昨日は、急遽手刈り部隊から稲刈り部隊?!となり、あゆちゃんたちから稲が倒れていて田んぼが湿っているために、大変な稲刈りである、と聞いており、緊張の中、永禮さんが刈ってくださる一列ずつの稲たちが、どうかスムーズに刈られてコンバインの中をつまりなく進んでいってもらいたい、と必死でコンバインの動きと稲の進みの状態を見ていました。

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 まえちゃんは前から、私は後ろから。コンバインが稲を刈ってそしてその後ろの稲の穂を吸い込んで、わらだけをコンバインの後ろから出していく、という作業が正常に行くように、永禮さんの動きに合わせてそれぞれの場所から、稲とコンバインの動きを祈るように見て、不具合になる一歩手前で対処しようと心と体を使い、なんとか最後まで作業を良く進ませることができました。

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 昨日のことを思うと、今日は昨日より乾いているようです。よく見ると半分以上は進んでいたようです。あと少しかな?まずは燃料を入れて。このコンバインは、永禮さんからなのはなへ贈られたもの。今も元気に動いていますが、実はすでに30年選手。きちんと手入れして、長く頑張ってもらいたいです。

 さあ、発進だ。良いお天気。動画も撮りたい。最初の方で撮っておこうかな?
 私の気持ちの軽さを誰か見ていたように、すぐにコンバインに稲が詰まりました。まえちゃんが飛んできました。すみません。動画を撮ろうなんて早すぎました。最初は今日の田んぼのコンディションがどうか、気持ち新たに謙虚な気持ちで今日の作業を良いものにしよう、という緊張感がなさ過ぎました。

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 大丈夫です。気持ちを入れ替え、自分の役割に徹します。田んぼのコンディションとコンバインの動きと稲の状態だけに集中します。永禮さんが入る位置を決める。コンバインの爪の先を刈る稲の根元近くに下ろす。コンバインが進みだします。
 進んだ先の稲がコンバインに刈られ、稲わらは横倒しに運ばれていきます。運ばれながら、穂先の稲もみが刈り取られ、わらだけになって、コンバインのうしろからカットされたわらが落ちていく。この一連の動作を繰り返しながら、一列刈り終わると、また、永禮さんの乗ったコンバインは、バックし最初の位置に戻ります。
 そして、次の一列を刈り始める。私は、コンバインと稲の動きを見ます。

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 コンバインに乗った永禮さんが稲が刈り取られその稲わらが最後までスムーズにいくように心を配っている様子を見ます。まえちゃんがコンバインの前方に立って、コンバインの進みと稲の様子を見て、次に刈る稲たちの向きを修正していくのが見えます。
 私たちは、石生西の田んぼの稲をスムーズに刈ることに心をひとつにして、刈り進めます。永禮さんの動き気持ちを沿わせます。いつも謙虚に。いつも誠実に。細心の注意を払って。それぞれの場所から同じ気持ちで。今日も稲刈りは進んでいきます。少しずつ。少しずつ。

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 それにしても、今日はなんて良いお天気。暑さが気になってきたころ、お母さんがおやつの差し入れに来てくださいました。田んぼの入り口で、一息。甘いおやつでやる気チャージ!して、石生西の稲刈りはフィニッシュ!最後は、水はけのよくない場所でしたが、永禮さんが今日も少しずつ一列ずつ、と丁寧に刈り進めてくださり終わらせることができました。

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 田んぼのぬかるみもありましたが、「今日は天気が良くて稲が乾いていた」ので、上手にコンバインで稲を刈ることができたのでは永禮さんとまえちゃんが話していました。稲刈りの時期の晴天は、本当にありがたいことなのだ、と思い知る最近の雨の多さです。

 さあ、晴れの日にもう少し進めます。次の田んぼは、諏訪新。ゴーゴー。お父さんたちは、石生の小屋向かいした田んぼに。永禮さんのフォワードは今日も大活躍。永禮さんは、稲刈りに、コンバイン運びにと引っ張りだこ。

 さて、永禮さんは再びコンバインに乗り換えて、なるちゃんよしえちゃんの待つ諏訪新田んぼの稲刈りを進めます。ただ今の時間、3時40分。本日の稲刈り時間は17時40分。ライスセンターさんがなのはなのお米を待ってくださっています。時間いっぱいがんばりましょう!

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 私は、永禮さんのコンバインとだいぶ仲良くなってきたと思います。最後まで、永禮さんコンバインの後ろから、補助を務めさせていただきます。ドキドキ。諏訪新田んぼも、地面が順調に乾いている、とは言えない感じ。でも、稲の倒れる方向をそろえたら進みます。少し湿っている稲も大丈夫。一列ずつ、少しずつ。なるちゃんとよしえちゃんが、毎日ずっと手入れしてきた田んぼで、コンバインの来る前に、稲を起こしてくれます。

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 田んぼへの溢れる愛を二人の姿から感じながら、時間いっぱい稲刈りがスムーズに進められるように、心を使い続けたい。永禮さんがこの田んぼの稲の様子を見ながら一列ずつ少しずつ刈ってくださいます。良かった。多少、つまりはしましたが、稲の倒れる方向が刈りやすい状態だったため、時間いっぱい刈ることができました。

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 永禮さん、連日ありがとうございました。また、明日も晴れていたら来てくださる、そう言って帰って行かれました。また、あしたもよろしくお願いいたします。

(まこと)