7月27日(日)「大切な本番!ーー夏まつり作東に向けて、生バンドでリハーサル! 」

7月27日のなのはな 

 毎週、作東夏祭りに向けての練習ついて記事を書かせていただく機会をもらえて、とてもうれしいです。毎週書くからこそ、作東までの残り時間が刻一刻と迫っているのが分かります。
 ついこの前、残り3週間と書いたと思っていたのに、もうあと5日に。少しの不安と、ワクワクと、いろんな感情で頭がいっぱいです。昨日の合わせに引き続き、今日は、ダンスとバンドが合わさって、本番さながらのリハーサルでした。

 

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 午前中に、あゆちゃんが『Ia ora na』の練習を見てくれました。こう書くと、受け身な感じがしてあまりよくないかもしれないけど、あゆちゃんがダンス練習を見てくれると、あゆちゃんは魔法使いみたいだな、と思うことがよくあります。
 本当ははじめからそれくらいできないといけないけど、でも、あゆちゃんのアドバイスはいつもイメージがしやすくて、現実にステージに立っているような気持ちになれて、大切な時間です。

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 主にはお客さんの方に多く視線を向けること。自分から一番遠い位置で、手を伸ばしてその位置で止めを意識すること。後ろを向いているときも、気持ちは前にすること。あゆちゃんとの練習を受けて、今日初めて気づいたのが、自分の踊り方は、まだ内にこもっていて、スケールの小さい自己完結なダンスだった、ということです。
 あゆちゃんが「ここまで出演者全員の気持ちがそろった集団はない」と言っていました。
 昨日のリハーサルでも話してくださったように、私たちは摂食障害になり、人生が成り立たないことに苦しみ、悩み、そしてなのはなに来ました。今私たちは前を向いて生きていきたいと願っています。どん底を体験してきたからこそ、良く生きたいという切実な願いがあります。その気持ちは今なのはなファミリーにいる全員に共通する気持ちです。

 だから、私たちが表現すべき形があって、それを期待して、そのステージを楽しみにしてくださるお客さんもいるのだと思います。

 自分たちにしかできない表現とはどういうものか、あゆちゃんやお父さん、お母さんの話を聞いて向き合っていきます。「本当は気持ちを切り替える必要はない。自分の理想の持ち方次第で、すべてが変わっていく」このことも、あゆちゃんが教えてくれました。いつでもステージに立つという気持ちは日常と地続きです。気持ち作りは日常の中でできるはず。畑もイベント出演も、「まだ見ぬ誰かの希望になる」という同じ気持ちで、向かおうと思います。
 あゆちゃんが、こうしてたくさんの話と、たくさんダンスへのアドバイスをしてくれて、午前はとても充実してありがたい時間でした。

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 そして待ちに待ったバンドとダンスの合わせ。新曲も多い中で、今日までに曲を仕上げてきたバンドメンバーが本当にかっこいいです。生演奏でのダンス、こんなぜいたくってないです。
まず始まった『Ia ora na』のバンド演奏を聴いて、度肝を抜かれました。
 あゆちゃんの低音ボイスに、かにちゃんの力強いドラムに、まえちゃんの軽快なエレキギターに……。自分たちの後ろからの生演奏に、背中を押されるような、支えられて応援されているような気持ちになりました。バンド演奏に圧倒されて飲まれるのではなく、それに乗っかって前のめりに伝えよう。午前中に練習した成果を、出し切りたいと思いました。

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 今日はなんと、卒業生のゆいちゃんが来てくれていました!ゆいちゃんの屈託のない笑顔を見ると、ああ、やっぱりゆいちゃんだな、大好きだなと思いました、うまく表現できないけど。演奏の中で、ゆいちゃんがボーカルの『Awake』があります。ゆいちゃんの「アイアイアイ~」で始まるこの曲は、中毒性があって、暴れているようで安定感があります。

 これを生演奏で聞くお客さんは、どんな反応をしてくださるだろう、と思います。個人的に『Awake』は、なのはなのバンドの曲の中でもお気に入りの一つで、作東夏祭りで演奏してもらえるのが、とてもうれしく思います。

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 『Stop this flame』では、今日は個人的にはアクシデントがありました。確認不足、気持ちの緩さが出たのだと思います。ダンスだけではなく、着ているものも含めてのステージ。自分たちのすべてをきれいに魅せることを忘れないようにしたいです
 「強い意志があり魅力的な大人な女性」というイメージを、再確認しました。それを意識しただけで、手の広げ方や顔の角度、目線などがかなり変わりました。イメージってとても重要だな、と思います。

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 あゆちゃんのMCがつくと、また雰囲気が出ていました。どういうふうにお客さんに楽しんでもらうか、どこが見せ場なのかをあゆちゃんの口から伝えてくれます。私は、White Flagの「やれるものならやってみな」が大好きです。

 MCがなくてもできないといけないけど、MCがあることで改めて「こういう気持ちで踊ろう」と思えるし、待機しているときにみんなを感じられて、一体感が出るなと思います。自分が出ないときも、舞台の上で演じているバンドやダンスを見て、MCを聞いて、ステージの上のみんなと同じ気持ちでいようと思います。

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 リハーサルが終わって、お父さんからお話がありました。「お客さんと自分たちとの間には、勝ち負けが生じる。お客さんの期待を越えるものが出せたら勝てるけど、そんなものか、と思われたら負けてしまう」と話してくださいました。
 なのはなを知っている人も知らない人も、様々なお客さんがいるけれど、私たちにしかできない表現を存分に発揮することで、感動するものを届けられる可能性はどこまでもある、と思いました。数あるイベントの一つ、ではなくて、一期一会のお客さんが目の前にいる。もしかしたら、苦しい人が、自分たちを見て元気になってくれるかもしれない。そんな希望をもって、演奏したいです。

 

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 作東夏祭りは、なのはなのみんながいるから向かっていける、と思いました。台所には、やすよちゃんが「ダンスやバンド練習で忙しいから」と手伝いに来てくれていました。台所さんのおかげで今日もおいしいごはんが食べられました。衣装も、あやちゃんやひろこちゃんやつきちゃんが準備したり、干したりしてくれて、スムーズに着られています。桃の作業を進めてくれている桃メンバーもいました。

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 応援組として、前で見てくれているみんながいるのもうれしいです。
 残りわずかな時間でも、気持ちも踊りこみも、目標高くいきます。一人ひとりを大切に、みんなと頑張ります。

 

(うたな)

 

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 妖しげな歌声と激しいドラムではじまり、管楽器によるミステリアスな主旋律。
 夏まつり作東での曲目のひとつに、サックスとトロンボーンの4本の管楽器が大活躍するバンドの曲があります。「Awayk」です。

 大好きな曲なので、また演奏できることが嬉しくて、夜に管楽器のメンバーで集まって練習をしてきました。そして、今日のリハーサルでは、バンドと合わせたのですが、確認不足と、気持ちが作りきれず、悔しい思いをしました。本番まであと5日なのに、これではいけないと気持ちを入れ直しました。

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 なので、リハーサル後の、バンドの合わせの時間が貴重でした。夏まつりでは規模や環境に合わせて使う機材を変更してその場所にあったセッティングを作っていきます。今回のイベントは野外ということもあり、ドラムのセットを野外用のセットにしたり、マイクを繋ぐ本数や、アンプのセットも変わります。その確認も含めてリハーサルの後にバンドメンバーで合わせをしながら当日の音出しの仕込みをしました。

 セットが完了し、合わせが始まります。バンドの音が入ると、迫力が増して、曲の世界に入りやすくなりました。それだけに、気持ちを強く持たないと、負けてしまいます。守りの気持ちになってしまうと、テンポが走ってしまって、周りとかみ合わなくなり、そこに、自分の気持ちの弱さを感じました。

 

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〈管楽器のインストゥルメンタルの「Awayk」には新たな演出も入りました〉

 

 何回も合わせて、お父さんが音調整をしてくださって、周りの音が聞きやすくなり、演奏もしやすくなりました。でも、演奏しながら、自分の余裕のなさを感じ、もっともっと良くしたいと思いまし た。
 合わせの時間でバンドメンバーとテンポや各パートがかみ合うようにお互いを理解できる時間がとても貴重だと思いました。
 良い音楽を作るには強く理想を持つこと、その理想が普遍的であること、そしてどこまでも理解です。
 曲を理解し、自分のパートの役割を理解し、ほかのバンドメンバーのパートを理解する。理解を深まれば深まるほど、その曲が好きになり、演奏が深まっていきます。演奏することはものすごく高度なコミュニケーションだなと感じます。
 バンドメンバーと一緒に合わせをする時間は私の心を耕す時間になっています。
 自分たちが演奏する音楽をもっと外向きに、伝わる音にしていきたいです。

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 この「Awayk」にはボーカルも入ります。歌詞はないのですが、ボーカルが楽器のようにフレーズを歌ってそれがものすごく印象的です。
 この曲のボーカルには卒業生のゆいちゃんが入ってくれます。
 ゆいちゃんがリハーサルの前に職場にコーラスを担当するよしえちゃんが来て休憩時間に一緒に練習をしたこと、なのはなのステージに出ることを一つの小さな節目として思ってくれていることを話してくれました。
 なのはなファミリーを卒業しても、表現することを大切に思い、なのはなファミリーの活動を支えてくれながら、自分の人生の彩りとして本気で向かってくれる卒業生がいることが本当に嬉しいなと思いました。
 色々と自分のできていないところも感じましたが、そんな仲間の姿や本番に向けて真摯に全力で向かおうという空気の中にいると、やっぱり音楽は楽しいと、思いました。聴く人の心を動かすような演奏が本番にできるように、あとの4日を大切に過ごしたいです。

(えつこ)