12月15日(月)「勝央文化ホールへ! 照明の吊りこみ&舞台背景の設置!」

12月15日のなのはな

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 あと6日で、ウィンターコンサート! 舞台背景係と照明班は先駆けてホールで照明や背景の設置へ行きました。

 今日は、その図面を見ながらホールで灯体の吊りこみからシュート作業まで、ホールの方に助けていただきながら仕込みの作業を行いました。

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 わたしは初めて照明係に入らせていただき、仕込みの作業に携わるのは今日が初めてでした。事前に係のメンバーで集まり、仕込み図や段取りを口頭で確認でしていたものの、専門用語の飛び交う舞台照明の世界は奥が深い…。はじめはなかなか理解が進みませんでした。ですが、リーダーのかにちゃんがわたしにもわかるように1から説明してくださり、参考動画なども見せてくださって、ちょっとずつわかるようになってきました。
 でも、実際にどうやって舞台照明がつくられていくのか、全く想像がつきませんでした。

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 朝9時前、ホールへ到着しました。
 すでに館長の竹内さんがホールの搬入口を開けてくださっており、そこから入りました。普段は開かない大きくて厚い扉でした。
 いつもは降りている袖幕も全て上がっていて、見慣れない広々とした光景でした。

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 まずは、数種類あるプロセニアムサスペンションライトバトンを降ろし、第3サスペンションバトン(略して3サス)から灯体のつり込みに入りました。
 奥側から進めることで、いち早く舞台背景の設置に入れるようにスペースを確保するためです。
 今日はホールの照明スタッフさんである田村さんという方に見ていただきながら、仕込みをしました。

 サスペンションライトのレンズにはフレネルレンズと凸レンズの2種類があり、それらを図面通りに並べながら設置していきました。光の柔らかさなど、具合が違うそうです。

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 その間、わたしは光に色をつけるためのカラーフィルターを用意しました。同じ赤、青という色でも濃さが違い、それぞれ番号がついていました。それらを薄いフィルムに挟んでいき、灯体のスリットへ差し込んでいきました。

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 またゴボといって、光に透かす模様のフィルターも用意しました。それは手のひらサイズの草刈り機の刃のような、歯車のようなかわいらしい見た目をしていました。これにより、光を投射したとき、舞台に木漏れ日や梅などの模様が浮かび上がります。意外と原理は単純なのだなと思いました。

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 3サスが終わったら、「飛ばします」の声で、バトンが上へ上がっていきました。
 同様に2サス、1サス、プロセ、と進めていきました。それぞれ数や種類が異なるため、緻密に図面を見て配置しなくてはなりませんでした。にも関わらず、素早く灯体を揃えていく田村さんが すごいなと思いました。
 全ての灯体をチェックして飛ばしたら、舞台背景のチームが作業を開始しました。今年は障子や蚊取り線香のような螺旋吊り物など、和風のラインナップです。

 照明班もヘルプに入りながら、あっという間に舞台背景の設置が完了しました。大きな神社の屋根の横についた目玉の飾りは、ぎょろぎょろと動いているかのように、異様な雰囲気を漂わせていました。壁に耳あり障子に目あり、という諺を思い出しました。

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 午後からは、シュート作業を行いました。シュートとは吊ったライトの光を出して背景との兼ね合いや舞台上での当たり方を確認する作業です。
 事前にシーンを記憶させていた調光卓で光を操り、当てたいところにしっかりと光が当たるように、田村さんが調整してくださいました。
 そのやり方は、何メートルあるかわからないものすごく長い棒のようなものでライトをつついて、角度を調節するというものです。すごく長くて重たそうな棒をずっと操り続けるのは大変だろうな、と思ったのですが、何時間もそうして作業している田村さんはやはりすごいなと思いました。

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 わたしとまりのちゃんは客席側に座って、調光卓で光を出したり、舞台に立って光の当たり方を確認しました。
 綺麗だなと思っていた舞台背景たちが、光を受けてさらに輝きを増したように見えました。特に印象に残ったのは、一番上に取り付けられている、小さな鳥居が照明に当たったとき。そこには、実は小さな文字で「妖怪神社」という言葉が書かれています。
 近くで見ても、よく見えないのですが、鳥居に当てる光がそこに当たったとき、その妖怪神社の文字がピカッと光を跳ね返すように輝いた瞬間を目にしました。

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 それだけではなく、真っ赤に染まった照明。妖怪を彷彿とさせる妖しげな紫の光。今年ならではの光たちが集まりました。
 光だけ見ても、息をのむような美しさを感じるステージがもう完成されていました。
 明日はステージ上の床回りに設置されている、障子に当てる灯体の仕込みを行います。
知らない世界をひとつ、旅したような一日でした。明日も気を引き締めて向かって行きます。

(ほのか)

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 待ちに待ったホール入り。
 昨日の夜から荷物を積み込む準備をして、私はドキドキしてか夜に何度も目が覚めてしまいました。朝はみんなよりも早く起きてホールへ出発しました。
 私はさくらちゃんドライバーの軽トラで向かって、車の中ではさくらちゃんが着いてからの予定を説明してくれたり、今までのコンサートの話をしてくれて、楽しみながら向いました。

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 早速ついたらすぐにみんなで上手側と下手側に分けて荷物を全部降ろしていきました。
 障子は穴をあけないように慎重に降ろしました。

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 舞台に入るのにヘルメットを装着して、まず、神社やねじねじの釣りものを釣ってみて高さの調整をしていきました。
 思っていたより高い位置に上がって遠くからでもよく見えるなと思いました。
 体育館で印をつけて確認していたので多少の調整はあったもののスムーズにつけられたと思います。

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 次に足場パイプの組み立てに入っていきました。
 しっかり部品の名前を覚えて須原らさんに「持ってきて」と言われたものを素速く運んでいきました。
 同じ部品でも長さが違うものだったり、何がいくついるのか少し戸惑いながらもどんどん土台が組み立っていって気づいたら完成していて手慣れているさくらちゃんや須原さんがかっこよかったです。

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 次は屋根を持ち上げたり、洞の設置に入りました。
 この作業は体育館で何度かやっていたので慣れた手つきでやっていけました。
 それでも私は屋根を上げるときはいつも緊張します。
 そのあとも障子、暗幕や斜を取り付けたり、みんなで手分けをしながらどんどん作業を進めていくとあっという間に終わってしまいました。

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 先に観客席に降りていたあゆちゃんが「みんなも降りて見に来て」と言って私も見に降りてみると本当にすごくて、体育館で建てた時よりもとても大きく見えて立っている人がとても小さく見えたし、障子がたくさんついているのもいろんな方向を向いているのが立体的で奥には本当に妖怪が住んでいそうな雰囲気が漂っていました。
 まだ自分がこのステージに立つことが信じられないなと思いました。

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 最後に観客席で照明係さんが照明の確認をしているのを見ました。おもにかりんちゃんがホールの係員さんと機械を動かすまりのちゃんとほのかちゃんに声で合図しながら調節していっていたのですが、かりんちゃんのその姿がプロのようでとてもかっこよかったです。照明はいろんな色があったり、照明の角度や当たり具合で雰囲気が違って見えてシーンに合わせて変わっていくのがとても楽しみになりました。
 神社だけに光があったている時ががあって、そのときに周りの金のテープが本当に光り輝いていて、須原さんが書いた妖怪神社の小さな文字が見える距離ではないはずなのに見えてくるようでした。 

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 今日改めてこのホールのすばらしさやたくさんの人の手を借りてステージができていることを再認識しました。
 今日は朝早くから夕方までホールで作業しましたが、本当にあっという間に時間が過ぎていったし、初めてやったり、見たりする作業もたくさんあってとても貴重な時間を過ごすことができたと思います。帰りは、りなちゃんとせいこちゃんとさくらちゃんが運転する車で帰りましたが、ちょうど夕日が出ていて前を見ると空が薄っすらピンク色で、後ろを見るとオレンジ色に色づいていてその景色が本当にきれいで一気に疲れが飛んで行きました。
 明日はみんながホール入りで明後日からは通しも始まるのでしっかり気合を入れて頑張りたいです。 

(ここの)

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〈大道具や足場パイプの搬入にながれさんが回送車を出してくださり、運搬をたすけてくださいました!〉
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〈ながれさん! ありがとうございます!!〉