「前進している姿」 うたな

9月5日

 

 楽器練習が、本格的に始まっています。昨日はパーカッションパートが私一人だけで、練習方法や改善すべき点が分からなくなってしまっていました。個人練習がしっかりできることも能力の一つだと思うので、もっと自分で考えてできるようにしなければ、と思います。でも、今日また楽器練習が入って、今度はみんなそろってできると分かって、すごくうれしくなってしまいました。やっぱりたくさんの人の目がある中で、曲の雰囲気を感じながら練習できるのはうれしいです。

 

 かにちゃんが、最初の1時間くらい鉄琴の練習を一緒にしてくれました。動画で、マレットの握り方を見て、それをすぐかにちゃんが実践して見せてくれました。また、音の出し方も「柔らかい音」「大きく響く音」など、鉄琴から出る音一つにもたくさんのレパートリーがありました。かにちゃんが叩く鉄琴は、私の音色とまるで世界が違って、同じ楽器ではないみたいでした。

 曲を聴いて、どこでどういう強弱をつけるのかを研究することも教えてもらいました。楽譜にはあらかじめ強弱記号が表記されているけど、実際の演奏を聴いてみると、確かにmfの間にも山谷ができていて、めりはりをつけようと思えばいくらでもつけられそうでした。

「陰と陽」「また違った混沌」「一曲目が終わって違う曲が始まるかのように」このように、表現方法がたくさんあり、抽象的なイメージでしかないものを音にする必要があります。まだまだ練習ははじまったばかり、目指す理想は高く、これから練習を頑張っていきます。

 

 今日はやすよちゃんの誕生日でした。あゆちゃんのコメントが心に残りました。やすよちゃんも、私と同じで、「一見、摂食障害とは無縁のような、笑いの絶えない温かい家庭」だったようでした。そんな、治りにくいタイプのやすよちゃんが、今ではあんなにも利他心たっぷりで、笑顔がかわいらしい素敵な女性として回復し続けている。私にとって、やすよちゃんの存在は希望になる、と思いました。

 私は、よく治ったふりをしてしまいます。意図してごまかして繕っているときもあるし、不十分なくせにその自覚がないときもあります。傲慢です。でもやすよちゃんはそんなところがなくて、謙虚で、あんなに完璧にみえるのに毎日前進している姿は、私が見習わないといけないところばかりです。そのことを知れて、よかったです。

 

 今日もあやちゃんにOMTの時間をもらいました。習い事をたくさんしていて忙しいのに、時間をつくってくれて本当に申し訳ないけど、快く引き受けてくれてありがたいです。あやちゃんは、私よりもできることが多くて憧れるところがたくさんあります。手先が器用で細かな作業が得意。腰が低くて、謙虚で、現状に満足せず走り続けている。楽器が上手。自分のできていないことや弱点がちゃんと分かっていて、人に相談することもできて、向上心がある。なのに、「うたなちゃんと話していて分かることがあるから、私もOMTがしたい」と言ってくれました。憧れなのに、雲の上の存在ではなくて、私まで降りてきて一緒に考えてくれる、そんな姿勢がかっこよくて、やっぱりあやちゃん大好きだな、と思いました。

 話していて、人に嫌われるどうこうを考えることをやめて、できない自分を認めて果敢に人と関係をとるあやちゃんの頑張りが垣間見えて、すごいなと思いました。私も頑張らなくては、という気持ちになりました。