ちぎり絵のなのはな

あけましておめでとうございます。なのはなのピカソです。
三が日最終日の今日もまだまだ、遊びは盛りだくさんです。
今日は、3日目の午前に行った、新遊びの模様を届けします。
新遊び!その名を明かされないまま時は過ぎ、開始時刻まで待ちました。机上にはなにやら4枚 の手鏡と液体ノリ。そして新聞紙や11年前のチラシ。なぜそんなに古い物が…?!顔に何か貼り付けでもするのだろうか?と思いました。

「今日は、ちぎり絵で自画像を作ります!」とあゆちゃんからの発表がありました。
なるほどこの人の顔写真がずらっと並んだ11年前のチラシをわざわざ持ち出したのは、そのためだったのか。と納得しました。
自画像を作る上でのポイントをお父さんがまず始めに話してくださいました。
「みんなは芸術から離れているので、思いっきり美人にしてもいいです。あるいは思いっきり不細工にしてもいいです。どちらかに振り切ってしまった方が、やりやすいと思います」
私はちぎり絵を作るのは初めてだったし、ましてや自画像となると、一体どんな作品になるのか、未知数でした。


机の上に置いてあった、なのはなの桃のチラシはピンク色と肌色のグラデーションで、自画像を作る上で顔の素材にしやすそうな色でした。はじめはそれを手に取りちぎり始めたのですが、ありきたりなような気がしてやっぱりやめました。
白黒の新聞を広げると、面白い写真やイラストがたくさん見つかりました。使えそうなものをちぎり、それらを組み合わせてみることにしました。
インスピレーションの赴くまま、はじめ思いついたのは顔の半分をカラーで、半分を白黒にするアイデア。
発展途上で壁を超えきれない今の自分を表現しようと思いました。

新聞の中に、指輪か何かの広告がありました。大きな、おじいさんの手のようでした。それを肌のベースにしよう! とセンターに貼り付けました。
あまり細かくはちぎらずにダイナミックに潔くきりはりしていく方が、まとまりが良いように感じました。
目のサプリメントみたいな広告もあったので、その目だけをちぎって目のパーツにしました。人間の写真のパーツを使うだけでは面白みが無いと感じたので、ところどころ破綻要素を入れました。
神経痛に叫び声を上げている人間の3Dモデル図がありました。その脚に描かれた稲妻が面白い白黒のグラデーションだったので、それを側頭葉に、叫んでいる顔を後頭部に、耳の下には豆粒みたいな小ささの猫、頬の一部にサングラスを掛けた牡蠣のイラストなどを貼りました。
唇は夜空に打ち上げられた赤い花火の写真をもとに、もう片方の目は神経痛の足の指でウインクをしているようにつけました
それらすべて、1冊の新聞紙から抽出したものです。



ぐちゃぐちゃのゴミみたいだけど、だんだんと顔に近づいてきました。
髪の毛は、雑誌の中にあったナスの写真を使いました。ページをちぎって使いたい素材を集めていると、なんだか悪いことをしているような背徳感がありました。

〈この記事の記者「なのはなピカソ」作の自画像です!〉
時間の限り張り続けていたら、蛇足多し。やや責めすぎ、という形になってしまいました。
やはり、芸術に終わりは無いといえど、引き算を賢くしていかないと本当に美しいものはできないのだなと感じました。


約2時間の制作時間があっという間に過ぎて、みんなで展覧会の時間になりました。
お父さんの自画像は、輪郭が作られていませんでした!
細かくちぎった新聞紙を顔の周りにちりばめて、顔のパーツも全て作るのではなく光の部分と陰の部分だけを貼る。顔の中心には、お父さんだ!!お父さんがいました!
「頭の中は食べ物でいっぱいにしました」というお父さんのおでこから上の部分には、スーパーの広告か、ロースハムなどの写真が小さく見えました。
たしかこんなQUEEENのCDジャケットがあったような…?

お母さんの自画像は、美しいお母さんの表情が遠くからでもすぐわかるようでした。顔の中に濃い灰色、白みがかった灰色、などを使い陰影をしっかり表現されていました。



展覧会では、列になってみんなの作った作品を見させてもらいました!
まえちゃんの作品はシンプルに白と黒だけ使ったちぎり絵で、シルエットだけを線でなぞったような作品でした。使っている紙の量は圧倒的に少ないはずなのに、ちゃんとまえちゃんの顔だ!とはっきりわかりました! 頭の上の方には髪の毛の続きで妖怪のイラストが貼られていて、よく見るとそれは唐傘小僧でした。ユーモアもあってとっても素敵な作品だなと思いました。


みんなそれぞれの人となりがわかるような、暖かみのある作品でした。それらをリビングに貼って、みんなの自画像に囲まれました。表現することは、やはり生きて行く上で欠かせないことだと今日改めて感じました。

次回は、静物画でもいいね、とあゆちゃんが話してくれました。
みんなと作品を作る時間をいただけて、楽しかったです!心の中は芸術、なのはなピカソがお届けしました。
(なのはなのピカソ:ほのか)
