「リトル・トリー」 うたな

11月8日

 『リトル・トリー』を少しずつ読んでいます。
 まず、後半に出てくる「ガラガラヘビ」のストーリーを読みました。おじいちゃんが、リトル・トリーに向かって、
「息をするな、まばたきもするんじゃない」
 と言うとき、「天気の話でもするかのような穏やかな口調」で語りかけていることには驚きました。もっと切迫した、厳しい声だと考えていました。リトル・トリーの幼さ、おじいちゃんとの関係を思ったら、それくらいの口調でないと伝わらないものがあるのだと思いました。もう一つ、付いていた挿絵を見て、イメージが明確なものになりました。おじいちゃんは思っていた以上にたくましくて、力強く、大柄でした。蛇をわしづかみにして、自分の腕に食い込んだ歯にもひるまず格闘する、その偉大さが分かりました。
 また、「ものを必要な分だけしか使わない」というセオリーについてです。七面鳥を鷹が捕まえていくシーン。
「これは自然界のおきてだ。鷹はのろまな七面鳥しか襲わない。のろまな七面鳥からはのろまな卵しか生まれない。強くなるように、自然界が回るように、おきてができている。だから自分たちも、必要な分しかとってはいけない」
 と、おじいちゃんが言っていました。そして罠をしかけた穴に数匹の七面鳥がかかっていたけど、自分たちの食料に余る分だけリトル・トリーに選ばせ、あとは放してしまった。
 まだまだ読み始めだけど、リトル・トリーを読むと、なのはなで教えてもらうことと通じることがたくさんあると感じます。もっと読んで、なぜお父さんが脚本にリトル・トリーを盛り込んだか、その意味を深く理解していきたいです。

 今日ははじめての前半の通し。みんなの練習がたくさんなされていたのがすごく伝わりました。それぞれで高めていたパズルのピースが一つになっていました。かっこよかった。私もみんなの中で、できることを一緒に頑張りたい。改めてそう思いました。