9月30日
世界はこんなにも鮮やかで、なんて素敵なんだろう、と、そう思った1日。
2歳のおとちゃんの優しさ、心の綺麗さに触れて、心が洗われた日。
おとちゃんが愛らしくてたまらない。なっちゃんが涙が出そうなほど嬉しくなった、という気持ち、すごく共感します。
秋モードスタート。新体制の朝食当番スタートで、初日の今日、ふみちゃんリーダーの、ゆきなちゃん、ちあきちゃん、ヘルプでひろこちゃんと一緒に早朝の朝食当番をしました。
今日から朝食前に、次の日の朝、昼最低2回分の汁物の具材を切るというミッションが加わりました。オクラ、ナスを計量しながらカットして、無いものはロスから自分で取り出して……。一人前に仕事ができるようになってきて、ちょっと嬉しいです。不明瞭なところはちあきちゃんとダブルチェックさせてもらって、確実に終えていきました。
ところがそれに集中していると、あっという間に台所を出発するはずの時間になってしまいました。
先行してゆきなちゃんが出発してくれていて、それを追いかけて私も出発し、片付け、戸締まりはひろこちゃんとちあきちゃんがやってくださいました。
時刻は8:00。タイムリミットは、30分。食器の数チェックから始まり、スピードを意識しながら準備しました。おかずを10分以内でつけ終えて、配って、お汁をついで……その間それぞれごはんをついだり、お茶を用意したり、足りていないところが自動操縦で埋まっていきました。そして、最終チェックまで終わったのはなんと、8時25分! こんなに早く終えられたのは、個人的には初めてでした。見た目も美しくできて、朝から気持ちの良いスタートを切りました。
午前はピーマン、ゴーヤの収穫からの、タマネギの種まきに入らせてもらいました。
お願いします、とピーゴーチームで集まったとき、まりかちゃんと、おとちゃんも一緒に行く、とやってきました。おとちゃんの濃いピンクの長靴を出して、3人で手を繋いで畑まで歩いて行きました。おとちゃん真ん中に手を繋いでいると、中、小、大、10歳、2歳、21歳、という谷ができたようでした。
梅林の方の、坂道を下っていきました。柿の木や、梅の木、蝶などが飛んでいて、おとちゃんが嬉しそうに、梅だったら「うめ?」と聞いていたり、飛んでいる2匹のの蝶を見て「かけこっこしてるみたい」と言って笑ってしました。いつも一人で畑に向かうときは梅の木も、柿の木のトンネルも飛んでいる蝶も当たり前のこととして何も思わないけれど、おとちゃんには全てが嬉しくて、世界がこんなにも鮮やかに、ひとつひとつが素晴らしく見えているのかなと思いました。
柿の木のトンネルを越えた後は、ゴーヤのトンネルへ。今ゴーヤは終盤で、虫さんがいるから(青虫のこと)気を付けてねと言ったのですが、おとちゃんは、「うん、さされないように」と言っていて、胸がきゅんんとなりました。軽トラが軽トラ道に止まっているのを見ると毎回「けいとら、うごく?」と聞いていて、ああ、賢いなあ、偉いなあと思いました。
ゴーヤの葉が枯れ始めている姿を見て、「おばけみたい!」と言って笑っていて、私たちがいつも腰をかがめてくぐる道を、嬉しそうに歩いていました。
2歳にしては長い距離を歩いてきて、もう疲れたかなと思ったけれど、ピーマン採るよーと言ったら一緒についてきて、おとちゃんよりも背の高いピーマンの株を見上げていました。おとちゃん、おっきいピーマンあったら教えてね! と言ったら「うん」と言って、「これはー?」「これはー?」と、見つけたピーマンを教えてくれました。それはまだちっちゃいからまだ採らないと言うと、ちゃんと採らずに次のものを探していて、収穫基準の大きさのものを見つけてくれたときもありました。そして、おとちゃんは赤く色づいてしまったピーマンが好きみたいで、「赤いの、あるかなー?」と言ってあったら、「みーつけたー!」と言って教えてくれました。私が剪定ばさみで切って、採れたピーマンをおとちゃんが受け取ってかごに入れてくれました。次々畝間に入って移動していくからついていけるかな……? 疲れたかな、同じ場所にいたがるかな……? と思っていたのですが、次、こっち行くよというとずっとついてきてくれて、他のメンバーが「次行きます」と言ったら、「ねえねのこえがきこえるー!」と言ってにこにこしていました。おとちゃんが見つけてくれた、枯れてしまった株についていたピーマンは、もう食べられないから採れないな、と言ったらちゃんと納得して、また次を探していました。偉いなあ。採れたピーマンを手渡すと、しばらく見つめてかごに入れてくれたり、両手に持ったピーマンを頭の横に掲げて「うさぎさんのだんす」といってぴょんぴょん跳ねたりしていました。ああ、天使だ。
私が畝間に置いていたかごには、そのときピーマンが6、7割入っていたのですが、それをおとちゃんが地面から離して持ち上げていました! たぶん1kg以上あると思うのですが、それをにこにこ笑顔で持ち上げていて、ああ、偉い子だな、すごいなー! と言うと、えへへ、と嬉しそうにまた笑っていました。採れたピーマンを、なっちゃんに見せに行こうね、と言うと、それまた嬉しそうに微笑むのでした。畝のそばに生えていた雑草を、「これは、なに?」と聞いてくれたので、草だよ、と答えると「くしゃ?」と言って、「かわいい」と言って雑草を愛でていました。歩いている途中で小さな小さな花を見つけたときも、立ち止まって触っていました。ああ、慈悲深い子だ。力持ちで、働き者で、なんて偉い子だろう……。可愛さに私は崩れ落ちそうでした。
赤く色づいた小さなピーマンを見て、「ちっちゃいね、おとみたい!」と言っていました。
最後に軽トラの上でコンテナいっぱいに入っているピーマンを抱っこして見せてあげたら、とっても嬉しそうに手を合わせていました。
最後畑から帰るときには、「だいせいこうー!」と言っていて、もうとどめをさされました。
その後の嫁入りでも、おとちゃんは周りの空気を読んで、みんなの邪魔にならないようにそばで歌ったり、ナスをじっと見たりしていてました。
流石に種まきには来られないかな、と思っていたけれど、なつみちゃんと一緒に来てくれました。みんなの真剣な空気の中におとちゃんも溶け込んで、じっと静かに、横にいてくれました。なつみちゃんの麦わら帽子にとまっていたカマキリを見つけて教えてくれたり、中耕の際に掘り出されたにんじんの欠片を見て「かわいそう」と言ってしゅんとしていました。最後はまりちゃんと一緒にじょうろを持って水やりをお手伝いしてくれて、午前中はみんなとフルで一緒に作業してくれました。
ほんっとうにたくさん今日はお手伝いしてくれて、一緒にできて、すごく嬉しかったです。おとちゃんの心の綺麗さに、私も気づかされることがたくさんありました。ほんとうに、おとちゃんが可愛かったです……!!
午後は、白菜の畝立て、定植をしました!
午前中永禮さんが草刈りをしてくださって、須原さんがトラクターで耕してくださった山畑下のライン引きを始めたのは、午後2時15分。畝を立てるのは全面なようで、本当に終わるのだろうか、と半信半疑なところがはじめはありました。
ところがその期待を良い意味で毎度裏切るのが、さくらちゃんマジック。
さくらちゃんリーダーの作業は、特段急かしたり必死、という感じがないのに、気がついたら整然と作業が終わっている。本当に、magicです。
土は、小麦粉とバターを混ぜたクッキー生地のようにサクサク、フカフカでした。大人数で1畝に入るとあっという間。かけ声は「いくぞー!」とか「白菜ー!」とか「フカフカー!」とかさくらちゃんがその都度変えてくれて、みんなと一体感を持って進めました。畝幅畝間株間50cmの、細い畝でした。畝を立て始めて間もない頃、「15時30分には畝たてを終える目標でお願いします」との声がかかりました。
そして、本当に15時30分に、(正確に言うと15時25分に)畝たて、ならしまで終わったのです!! 毎回、さくらちゃんの目標時間はその通りに終わるから、鳥肌が立つほど驚きます。
みつきちゃんが畝に酢の散布をしてくれて、白菜の苗を植え付けていきました。白菜の苗は、ミントとバジルのあいのこみたいな見た目をしていました。きれいにぴんっ! と立っている苗が多くて、かのんちゃんが「めっちゃ可愛い、モデルさんだよ」と言っていて、そう言うのもわかるくらい、自分でしゃきっと姿勢よく立つ植物が綺麗だなと思いました。
同時に草敷きチームが草をしいてくれて、草敷きを終える頃にはちょうどポールさしまで終えて、奥の畝にはネットが掛かり始めていました。白菜は虫が来やすいからしっかりネットを閉じよう、と思い、隙間0で掛けていきました。
そして、ついにネット掛けまで終えたのは16時30頃! 最後すにちゃんが水やりをしてくれて、片付けとネギの虫つぶしに分かれました。
時間に余裕を持って終わることができて、気持ちがよかったし、すっごく楽しかったです。さくらちゃんのつくってくれるてきぱきした空気、でも居心地の良い柔らかさもある空気が、すごくありがたいなと思います。本当にさくらちゃんはすごいな、と思うことだらけで、いつも助けてもらっています。でも私も誰かに乗せてもらってばかりではなくて、将来的には自分も空気を作っていく側に、誰かを助けられる側になっていかないといけないなと思います。
ダンス練習をする機会が最近多いです。
「伝えたい気持ちが、いくら自分の中に深く、たくさんあったとしても、表現しないと、前に出さないと、それは伝わらないから意味が無くなる」
と、あけみちゃんがこの間伝えてくれたことが、印象に残っています。
私はこうして文章にしたりするのはやりやすいな、と思うけれど、同じことを口にして伝えることとか、ダンスで気持ちを出すこととか、はじけるくらいの笑顔を出すことが、うまくいっていないなと感じることがあります。笑うのが、ちょっと怖いというか、恥ずかしいような。けれど今晩も言われてしまいました。ほのかちゃんはもうちょっと笑顔で。と。あゆちゃんが言ってくださっているように、自分が思っている5倍は笑って、ということが必要だと感じます。
あと、もっとキレ、体、筋肉の張りが必要だなと思います。垂れ目でぼーっとしているのが地だけれど、ダンスするときは目をくっきり開いて、体に緊張感を持たせて、綺麗に見せたいと思います。やっぱりまだまだみんなよりもスピード感が無いところがあるな、と感じるときもしばしばあって、もっとキレよく、常にスピード感を意識したいです。
そしてそして、なんと明日の朝には『ホマイ』の振り入れをゆりかちゃんがしてくださいます。ちょっと難しい、とゆりかちゃんが言うそのダンス、私なんかができるのだろうかと怖じ気づいている部分もあるのですが、と同時にすごく嬉しくて、楽しみでもあります。
自分の地を捨てて、伝える人に、笑顔はじけるダンサーに豹変したい、しなくてはと感じています。そう思っていてもうまくいかないのはもどかしいけれど、毎日ちょっとずつでも進歩していけるよう、そして練習を怠らないこと。それを徹底したいです。
最近毎日何をしても楽しい、本当に楽しい、と感じます。今日の夕食はマグロのお刺身に、世界1大好きななのはなの栗、ポテトサラダ、など大好きなものだらけが並んでいて、となりのかのんちゃんと何度も堅く握手して、何度もハイタッチして歓喜しました。
こういうところに幸せってあるんだよね、と興奮したままかのんちゃんが言いました。そう、たくさん動いて、みんなで食べるからこんなによりおいしくて、嬉しいよなと思いました。
明日もできることをがんばります。
