9月22日
嬉しいの連鎖。
田んぼでの稲起こし、稲刈りが1枚終えられて、やったー!! 嬉しい。みんなの顔も達成感に満ちた笑顔でいっぱいで、嬉しい。モンローちゃんの本領発揮してハイスピードで刈り進めているお父さんが嬉しそうで嬉しい。空が青くて、鱗雲が珍しい形で綺麗。ちょうど日が沈む瞬間、晴れ渡る空が綺麗で嬉しい。古吉野なのはなへ帰ると、白ステップが帰ってきていた。そうか! あゆちゃんたちが東京から帰ってきてくれたんだ! 夕食の席ではりゅうさんの姿もあって、みんなが無事に帰ってきてくれて嬉しい。夕食のカレーライスがおいしくて嬉しい。デザートの桃スムージーを飲みながら、お父さんのお話やあゆちゃんの東京でのお話を聞かせてもらえて嬉しい。お母さんがすごく嬉しそうにされていて、嬉しい。明日は祝日で、音楽合宿があることが嬉しい。土曜にはアセスメントがあるそうで、かなり嬉しい!!!
どこまでも、嬉しいが広がっていきます。
今日は、肉体的には疲れていてもおかしくないくらい、朝から動き回ったけれど、今あまり疲れを感じていないことが不思議です。
今朝はナスの収穫と、桃の収穫へ行きました。書きながら思い出しましたが、だいぶ昔の出来事のようです。
桃は、今残っている実全てをりなちゃんと見回りましたが、採れたのはさくらピーチ2玉と白皇1玉の、計3玉でした。残りは、全部で10玉です。最後までベストな熟れ具合の「樹熟し白桃」として収穫できるよう、粘ります。
午前中はあけみちゃんと何人かのみんなで、いいとこ下の基肥入れ、ナス、唐辛子、オクラ、ピーマンの追肥、ピーマンの中耕までを終わらせることができました!
日中は太陽が出ていて、動いているとやや汗をかきました。いいとこ下の畑には、大根がくるそうです。お隣の保育園では、運動会の練習をしていました。
およそ、軽トラ4杯分の牛肥をまきました。いいとこ下は縦に長く広い畑で、奥から手前に向かって畑を4分割し、1スパンごとに軽トラ1杯、というような配分でまきました。私は主に牛肥をてみにつめていく役割をしました。牛肥とは、不思議なことに、あびればあびるほど良い香りに感じてきます。これが室内とか綺麗すぎる空間にいるときはちょっと??という風に感じるのに、畑でこう一体となっていると良い香りに感じてきます。
ナスの畑では、軽トラを移動させながらセルフでまいていきました。
下を向きながら追肥していると、お!!このナスも、あのナスも採れる!!というとり忘れナスさんたちがたくさん見つかって、明日はぜひこの方々もちゃんと採りたい!と思いました。やっぱりスピードも大事だけれど、下の方のとり忘れもちゃんと確認しながら見ていかないとな…と思いました。
途中から、のりこちゃんとみゆちゃんが合流してくれたことがすごく嬉しくて、心強かったです。
そのときは11時50分で、あと10分でナスの畑の3分の2をやりきりたい、そして12時からは30分ずつでオクラとピーマンの追肥をしたい!という時でした。終わるか、ちょっと自信が無くなってきたとき、「お願いします!」というのりこちゃんの元気良い声が聞こえてきて、すごく嬉しかったです。
「次の畝行きまーす!」と言われたときは「おなすー!」と返事をすることになり、みんなでラストスパート、加速させて走りました。
目標通りに進み、次のステージはオクラ。
オクラの株と株の間は森の中のようでした。オクラはナスほどまく量が多くなかったため、軽トラと畝との距離がありましたが、20分程度で終えることができました。
オクラの株は妖怪の足首のような色と見た目をしていました。葉も茎も丈夫そうで、オクラの花は黄色と黒でどきっとする綺麗さがあります。牛肥を吸って、大きくぐんぐん育ってくれたらいいなと思います。
ラストステージはピーメンッ!!
勢いがついてきました。他の作業を終えたなつみちゃんも合流してくれて、追肥は秒で終わり、中耕まですることができました。
なつみちゃんが見せてくれた手本は、二人一組になって1人がザクザク三角ホーで掘っていき、2人目が土をあげていく、という役割で、かのんちゃんと高速プレーを見せてくれました。
それは意外と、1人1畝でやるときよりも早いように感じて、驚きでした。
私はのりこちゃんとペアで進めていきました。のりこちゃんの安心感のある肯定的な空気が嬉しかったし、いちばん野菜に優しい選択をその都度選んでいくのりこちゃんが優しいなと思いました。
最後は軽トラを綺麗にして道具を片付けるところまですることができました!
そして、お昼になりました。
稲刈りが、進んでいないという。胸がずん……、と重くなります。
お昼を食べ終えて、全員出動で稲起こしへ向かいました。
訪れたのは石生田んぼ。お母さんのお話を聞いて、私ははじめ、うまくやれる自信があまり無く、緊張していたのですが、同じ車に乗っていたかのんちゃんやみんながすごく明るくて、あけみちゃんが「怒られても落ち込まないでねー」と言っていたことに対して、私は真剣に受け取ったけれどみんなは「落ち込まないよ~」と明るい様子だったから、みんなすごいな…と思っていました。
畑につくと、モンローちゃんは止まっていました。みんなで車からぞろぞろと降りてくると、「すごい数だなあ」と言っていたお父さんの声が聞こえました。
さくらちゃんのお手本をみんなで見ました。4条ずつ抱え込むように、株もとを起こしていく。倒れている稲の中に入り込んで進んでいても、どこがまっすぐで、どこが4条かすぐにわからなくなってしまいました。隣の人とすぐ近くにいると、少しわかりやすくなりました。稲が水に浸かってしまって根が出てしまった株はカマで刈り、あぜへおきました。
うまく感覚をつかむまで時間がかかってしまいました。まりのちゃんやのりこちゃんが進んだところの稲はきれいに、犬のしっぽのように4条ずつまとまっていて、コンパクトで、どこが境目かわかりやすく、見とれてしまいました。
前にも後ろにもみんながいてくれて、私は中心あたりの株を起こしました。ふと顔をあげると後ろも前も進んでいて、気づけばゴールがもうすぐになっていました。
そして、今日は初めてトトロさんとお会いできて嬉しかったです。トトロさんが来て下さったとき、あゆちゃんの言葉を思い出してすごく心強くて,嬉しい気持ちになりました。
トトロさんが直してくださった後は、モンローちゃんは大きなトラブルを起こすことなくずんずんと動いて、それがびっくりで、嬉しかったです。
稲起こしを終えたときは、力が抜けるような脱力感、達成感を感じました。黄金色の稲たちと夕暮れ、涼しい風が秋らしくなってきたなと思いました。
機械について真剣な表情で走り回るさくらちゃん、ちあきちゃんがすごくかっこよかったです。さくらちゃんはいつも機械のすぐそばについて回っていたけれど、いつも素早く的確な場所にいて、邪魔にもなっていないし、勘をはたらかせて瞬時にその判断をしていることがすごいなと思いました。毎日毎日、連日の稲刈りだけれど、さくらちゃんも、ちあきちゃんも、お父さんも粘り強く、確実に前へ進んでいる様子が本当にかっこいいなと思ったし、今日、1枚だけではありましたが、お父さんたちの力になれたかなと思い、それが嬉しかったです。いつもお父さんに助けていただいてばっかりの私だったから、今日はちょっとでもお父さんの役に立っていたらいいなと思います。それに、お父さんのためなら、私はどんなことだってやります。お父さんが困っていたら何でも、できることならやりたいです。実力はあまり無いけれど、できることなら、何でも、やります。少しでもお父さんが楽になったら、嬉しいなと思います。
コンバインに乗っているお父さんがこっちにきたとき、みんなで手を振って、お父さんが笑顔で手を振って下さったことがすごく嬉しかったです。
すごく楽しくて、暖かい時間でした。
