8月26日のなのはな

沢山のゲストの方が来てくださって、みんなで夜を楽しんだ縁日。
夏の大きなイベントが無事に終わって、少し安心したような、寂しいような……。いやいや! なのはなの生活は、楽しいこと盛りだくさんで忙しい!
畑や、月末のお楽しみ会、9月の稲刈りに向けて、すでに翌日からわくわくと動き始めています。
そんな中でも大切なイベント後の作文書き。
全員が今回の縁日で感じた気持ちを、記憶が新しいうちに自分の言葉で作文に書き記していきます。

こうした行事をかさねながら、毎回、感じることが違ったり、気つくことがあるのが、面白いなと思います。
なのはなに来なかったら、きっとこんなふうに日々をしっかりと振り返り、この出来事がどんなふうに勉強になったのかと振り返ることはなかっただろうな。
縁日に向けて準備する中で、小さいけれど沢山ある気付きや気持ちが動いたこと、思ったことを書いて、自分の気持ちを整理しました。

私は肝試しチームで準備を進めていました。
チームのみんなの熱意や真剣さ、「思いっ切り怖がらせたい! 楽しんでほしい! 」という気持ちをいつも感じながら縁日に向かえたことがとても嬉しかったです。
作文を書いていると、ああ、これも書きたいな、あれも面白かった! と縁日の準備から当日まで、皆と過ごした嬉しかった記憶が沢山よみがえってきます。

縁日の当日には、卒業生や、沢山のゲストが遊びに来てくれました。
山小屋前で縁日の開始を待っている時、広々とした本当に幸せな気持ちになりました。


浴衣の鮮やかさが緑に映えて、唐揚げのいい香りがして、蝉の泣き声とみんなの笑い声の中に立っていること。こんなに気持ちいい山の中で、みんなを全身で感じるようで、幸せで涙が出そうになりました。
こんなふうに大好きな人たちに囲まれて、夏を楽しめることが、本当に有難かったです。





縁日の準備から当日まで、仲間と力を合わせて作り上げることの楽しさを改めて知りました。
お客さんを喜ばせたいと工夫する中で、自分も喜びや面白さを味わえたり、屋台の一つひとつに仲間の思いが込められているのを感じて、みんなの温かい気持ちに沢山触れました。
いつも「誰かのために」と外向きな気持ちでいなければいけないなと思います。
片付けやまとめをしっかりして、またこの片付けが来年につながるように、またチームでも集まって話し合いをしたいなと思います。
心がいっぱい充電された縁日。明日からまたもりもり頑張っていけそうです!
(まなか)
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毎週火曜日の夜は、藤井先生のギター教室! 図書室で輪になって、藤井先生とギターを弾く時間に、心が癒されて毎週楽しみになります。
少し前から、12月のウィンターコンサートに向けて、新曲の練習を始めています。新曲は全部で3曲。複数の課題曲の中から、マスターしたい曲を自分で選び、練習をしています。
私は、新曲の中の一つ、『ラ・カンパネラ』という曲を、さやねちゃんとあやちゃんと一緒に練習しています。この曲は、ピアニストのフジコ・ヘミングさんの代表的な演奏曲でもあります。フジコ・ヘミングさんの生き方、考え方に感化されて、ラ・カンパネラを、コンサートで演奏してみたい、と思うようになりました。

ピアノ曲をギターで演奏するのはとても難しいことだと思います。ギター譜におとされた楽譜を最初に見た時に、想像を絶する音符の数の多さでした。トレモロ、と言って同じ音の連符が1小節の中に数えられないぐらいたくさん入っていました。
とても難しい楽譜で、難易度の高い曲だけれど、原曲を聞けば聞くほど、弾けるようになりたい、と思う気持ちが強くなりました。1曲の中に緩急があって、情緒的で、心に響きました。綺麗な心じゃないと、弾けないような曲だなあと思いました。音に全てが映し出されるつもりで練習したいと思いました。

ギターを夢中で練習している間は、時間が忘れられて、非日常な曲の世界に吸い込まれます。心も頭も全神経を集中させて、音を出していると、ゼロにかえったような不思議な感覚になります。
まずは、楽譜に忠実に、確実に弾くことを目標に、地道な練習を積み重ねています。何度も何度も同じフレーズを繰り返して弾いて、指を覚えるようにしてから次に進むようにしています。100回弾けなくても、ある段階から、ポンと階段を上がったように弾けるようになる、その瞬間が来ると信じることが出来ます。だから、飽きることがなく、続けることができます。

今日は、初めてさやねちゃんとあやちゃんと、『ラ・カンパネラ』の冒頭の1ページ半を合わせました。全部で8ページほどもある長い曲だけれど、曲の一番言いたいフレーズは、全て最初の1ページに収まっているような気がします。曲が後半になってくるにつれ、トレモロの超高速の超絶技巧が出てきたり、複雑になってきたりするけれど、全ての一本軸は、1ページ目に出てくるフレーズで、手をかえ品をかえずっと繰り返しています。そのため、最初の1ページを完成させること、合わせることが、とても大切なことに感じました。

楽譜の中に、フェルマータやリタルダンドなど、ニュアンスを含む記号がたくさん出てきます。情緒の部分で正解はないけれど、ストライクゾーンはきっと狭いのだろうなと思います。ここだ、と思うタイミングを隣で弾くさやねちゃん、あやちゃんの気配を察して合わせます。なかなか全員で揃えることは難しいと感じるけれど、言葉は交わさずとも、3人がそれぞれお互いの音を聞きあって、気配を感じ取っている空気が洗練していました。
まだまだ手の届かない孤高の曲のように思えるけれど、亀のようにゆっくりゆっくりかみ砕いて、自分たちの曲にしていけているように感じます。地道に、これからも練習していきたいです。
新曲の残り2曲は、岸部正明さんの、『流れゆく雲』と『樹氷の輝き』という曲です。『流れゆく雲』はその名の通り、ゆったりとしていて柔らかくて、心が癒されます。『樹氷の輝き』は、対照的に、テンポが速く、メロディアスで綺麗でキラキラしたイメージがあります。どちらの曲も、大好きだなあと思います。
『流れゆく雲』を練習しているメンバーが、今日初めて合わせていました。曲の始めから終わりまで、1曲完成していました。あとコンサートまで3か月以上あるけれど、もうここまで完成できていることが凄いと思ったし、希望がありました。これから、もっと細かくブラッシュアップしていけるのだと思うと先が楽しみな気持ちになりました。モチベーションになりました。

毎週のギター教室の時間で、どこまで一音一音に気持ちを傾けて、丁寧に出すことが出来ているか、自分の日々の心持が表れるような気がします。1週間、気を抜かずに過ごせていたかどうか。ギターを弾くことで、音に表すことができ、客観的に己を知ることが出来ます。少しでも、綺麗な音が出るようにするには、毎日の心持を綺麗にすることだと感じます。人の心に響く音を奏でられるように、毎日磨いていきたいです。
(りな)
