「その願い」 ゆうは

6月25日

 私たちが生きる理由、目標を見つけられた日。
 今日は雨で畑に出られない時間を活用して、2022年スプリングコンサートのビデオを見させていただきました。
 なのはなのコンサートを見るのは初めてで、見させていただけると聞いたときは、すごくわくわくしました。

 いざコンサートを見ると、そのすごさに圧倒されました。
 話の内容、演技や演奏、どれをとっても素人とは思えないほど高いクオリティ。
 最後にお父さんに感想を聞いていただいたのですが、思うように伝えることができませんでした。
 人は心の底から感動すると言葉が出なくなるものなのだなと実感しました。

 宇宙はだれによってどのようにして作られたのか、なぜ私たちは生きているのかを解き明かしていく物語。
 作りこまれた舞台に華やかなダンス。

 オープニングから一気に物語に引き込まれました。
 ユーモアがありクスっとする場面もあれば思わず目が潤む場面も。
 劇は本当にみんな役が作りこまれていて、話がすっと入ってきてすごかったです。
 演奏も生演奏とは思えないほどミスなく綺麗な音色で、物語の世界観をより深められました。
 情報量が多く、濃い学びの多い内容で3時間半があっという間。

 途中に出てきたサミュエル・ウルマンの『青春』の詩を聞いて、なのはなでの疑問がひとつわかった気がします。
 なのはなの子たちはみんなが不思議なほど若々しく輝いています。
 それは、みんながここなのはなで、理想を追い、信念と自信を持ち、未来に希望をもって過ごしているのだからなのだと。

 そして最後には実際のアインシュタインが娘にあてた手紙もありました。
 とても長い長い想いのたくさん詰まった手紙。
 その手紙にのせられた深い愛情に涙がこぼれそうになりました。

 普通になりたい、ただそれだけなのにその普通ができない。
 私たちが抱えてきた大きな苦しみ。
 足元にある小さな幸せを大事に、愛情に満ちた世界であってほしい。
 私たちはその願いが強く強くあって、そんな世界を作る一員でいられるような生き方をしたいと思っているのだと気が付きました。
 そのために、これからの人生をより良く生きていきたいです。

 見終えたあとは本当に言葉では言い表せないほどの感動で満たされていました。
 こんな素敵なコンサートを見させていただけたことがすごく嬉しかったです。
 そして今年は私もみんなと一緒にこのような大作を作り上げていくのかと思うと期待で胸がいっぱいになります。
 どんな形で出演させていただくことになるかはわからないけれど、思いっきり表現して、見てくださる方に笑顔や涙、感動を届けられたらいいなと思います。