「驚きと嬉しさと」 つき

4月10日

 今日1日、お父さんだったらどうするか、お父さんになりきったつもりで過ごしてみると、これまでの自分の気付いていなかった間違った感じ方や考え方、誤魔化して自分でも見えていなかったことがたくさん分かってきました。それが苦しかったんだとよく分かりました。そしてそれは、自分が幼い頃から家族や周囲の人との関係の中で培ってきてしまった価値観と考え方で、私は自分の意識では自分が苦しんできた考え方や価値観から離れられていると思っていたけれど、なのはなにいてもずっと自分の中に埋め尽くされた幼い時から持ってしまっている価値観を変えられずに、その価値観で判断して過ごしていたから、苦しさが残っていたのだと思いました。
 それを、お父さんという1人の師匠にすっぽりと入れ替えることで、自分がどうしたいかとか、自分が正しいんだという気持ち、つまり、自分の利益を求める気持ちが楽に消せることができました。むしろ、自分に気持ちがいかなくて、ただどうするべきかだけを見ることができる感じ。葛藤させる無駄な雑味みたいな気持ちがない、クリアな気持ちでした。それが、自分を消すことで、師匠であるお父さんを真似ることなんだと思いました。 いいとこどりをしたり、少しでも自分の価値観を入れ込んだとたんに、また症状めいた気持ちや苦しさが出てくるのだと思います。だから、顔真卿の字を16年真似するのと同じで、摂食障害のことを世界で1番良く理解しているお父さんになり切り続けることで、私は初めて苦しくない、症状めいた気持ちのない日々を送ることができるのだと思います。

〇気付いたこと
 自分の考え方や価値観にこだわって、人の考えを受け入れられていない、不満に思う、バカにする、楽をしたいと思っている、ということ。結局は自分の判断が一番正しいと思っていたのだということ。
 注意された時、自分のプライドが挫かれたと感じてしまって、反抗心が出てきていたということさえ、自分に嘘をついて、私はそんなひねくれた人間じゃない、そんなこと感じていない、と一生懸命誤魔化していたこと。楽をしたい気持ち、自分の利益を求める気持ちがあるのに無いことにして、自分でも気付いていないところで偉そうになっていたり、楽を選んでいたこと。
 ずっと自分で目をそらして向き合えていなかったことだけれど、それは今までの自分で、今日からはお父さんを自分に落とし込んでの自分だから、別人のような感覚で、素直に“そうだったんだ”と受け止めることができて、小さな気付きがたくさんありました。
 普段何気なくしている小さな選択肢でも、昨日までの自分と違う選択を自然としていて、こんなにも自分の思考や気持ちが変わることが驚きでした。
 でも、私はずっとずっと意識し続けないと、すぐに調子に乗ってしまいそうなので、毎日毎日祈るように過ごしていきたいです。