「桃の人工授粉」 ゆうな

4月7日

 

 今日のマラソンコースは、なのはなコース。
 今日は一斉にみんなと一緒にスタートしたので、みんな固まって走っていました。みんな時速8キロ。個人走のはずなのに、みんなと列になって走ることができて、なんだかうれしかったです。改めて、景色を眺めると、本当に本当にきれいでした。
 下町らへんの公園の桜は満開。何より、古吉野に帰ってきた、あの風景がきれいすぎていました。しだれ桜が桜の花ビラをなびかせて、散っていて、横には可愛く咲く、チューリップやムスカリ、パンジー。
 道を挟んで横には可愛い可愛いなのはなの花が黄色で、目に留まり、その奥には桜の花と桃の花があって。本当に古吉野付近は花満開の、ものすごく彩り鮮やかで春らしくてほっこりした気持ちになりました。こんなにもたくさんの花を同時に見たのは初めて。すごくすごく気持ちが癒されました。

 そのあとは、発見畑の溝きりをしに行きました。溝を切るのは今日で2回目。
 1回目の時、デュランティー畑でお父さんからたくさんのことを教えてもらって、そのことを思い出しました。ようかん方式。スコップで横をはじめに切って、そこからようかんを切るようにスコップで掘っていく。今日は泥が柔らかくて、すごくやりやすかったです。お父さんが「なるべく薄いほうがいい」とおっしゃっていたことを思い出して、実際に切る時は、薄めに薄めにスコップを入れるようにしたら、本当に切りやすくて泥をさらいやすくて、次々に進んでいくことができました。また1つ、コツをつかんでペースアップができたことがすごくうれしかったです。

 

 午後は、桃の人工授粉をしに行きました。私は人工授粉をするのは初めてでした。桃畑に行くと、びっくり。4日前くらいにも行ったのですが、その時よりもはるかに桃の花が咲いていて、その木が並んでいる風景が本当に本当にきれいで、びっくりしました。
 本当に桃の畑が鮮やかできれいでかわいらしくて、みんなでピクニックしたい!つい、そんな気持ちになりました。1回目は本物の桃の花をもって、花につける人工授粉でした。こんな作業は人生で初めてで、すごく新鮮でした。2回目からは、耳かきのようなポンポンで人工授粉をさせてもらったのですが、そのポンポンがすごくやっていると心地よくて、魔法使いにでもなったような感覚になりました。みんなで木にとりついていると、ミツバチさんがやってきて、受粉している姿を見ました。みんなで「わー!!」と歓声をあげて、駆け寄って、その時間がすごくうれしかったです。
 昨日、お父さんが集合でおっしゃっていた「桃の防除、適当でいいよ。きっちりやる必要はない」という言葉。あけみちゃんが「効率重視で完全にすべてやろうとしなくていい」という言葉。完璧じゃなくていい、それは雑に見えて、1番桃のため、野菜のため、作業のためになること。それを学んだ私は、今はもう、完全にやろう、とは思わなくなりました。みんなと一緒に同じペースで次の木に進んでいく。取り付いている枝も、完全にすべてやろう、ではなくて、15分ですべての枝にまんべんなくできるような質で進んでいく。本当にそうすると気持ちがよくて、次々に進んでいける達成感があって、素早く取り付ける感覚がうれしくて、みんなと作業するってこうあるべきだよな、と感じられました。桃は今まで、桃メンバーだけの桃。品格が高くて、丁寧に扱い慎重な、作業。そう感じてきました。でも今は、大人数で摘蕾したり受粉したり、なのはな全体の桃、みんなの桃という感じがしてすごくうれしいです。なのはなみんなで桃を育てていけるのがうれしいし、みんなで協力しながら育てていけたらいいなと感じます。