3月9日(日)「音に向き合い、自分に向き合い、作り上げてきた音楽を ーしょうおう町民音楽祭、本番ー」

3月9日のなのはな

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〈ホールの前は出店でにぎわっていました〉

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 いよいよ町民音楽祭の日がやってきました。朝からすっきり晴れ渡っていて、すごくいい日になりそうな予感がしました。

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 三味線部は出演順が早いので、朝食を早めに食べて、浴衣に着替えました。
 私は恥ずかしいのですが一人では着られなくて、あゆちゃんが着せてくれました。
 さすが着付け教室で習っているあゆちゃん、本当にきっちりと着付けて下さって気持もピシッと引き締まりました。

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 ホールで出番を待つ前に、それぞれの曲の合わせをして、気持ちを整えました。
 いよいよ出番、緊張はしましたがなのはなのみんなが客席で応援してくれていると思うと、嬉しくてみんなのパワーをもらえたような気持ちになりました。

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  一曲目の「真室川音頭」は三味線部に新しく入ったメンバーは袖で応援しながら見ていました。みんなが背筋をピシッと伸ばして堂々と演奏している姿がとても綺麗でした。

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 ゆいちゃんの唄に聞き惚れて、かにちゃんの太鼓、ちさとちゃんの笛、さくらちゃんのチャンチキも合わさって本当に素敵でした。みんなのことを凄く誇らしく思いました。

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 2曲目の「下津井節」からは私たち新メンバーも加わり、三味線部みんなで弾けて嬉しかったです。
 「下津井節」も3曲目の「貝殻節」もミスをして焦る部分はあったのですが、みんなに引っ張ってもらい、最後まで弾くことができてホッとしました。
 演奏が終わると、控え室にいた人達が「すごく良かったよー!」とか「岡山の民謡の下津井節を20年振りに聴けて懐かしかったー!」など、次々に声を掛けて下さり、本当に嬉しかったです
 ああ、お客さんたちがこんなにも喜んで下さったんだなぁ、と思い、「これからも頑張ってね」と応援して下さる方もいて、本当に嬉しくて有難かったです。

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 私は音楽の才能が全くなくて、今まで音楽に関わることがありませんでした。そんな自分が三味線部に入れてもらえて、舞台にも立つことができて今までの自分ではないような気がしました。三味線部みんなが本当に温かくて、楽しくて、今まで練習してきた時間も、今日一緒に舞台に立てた時間も、凄く有難くて宝物のような時間でした。

(のりこ)

 

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 午後からはフォーク、ロック部門です。開会をしてから2番目、なのポップの出番が来ました!
 なのはなオリジナル曲の「希望」「空へ」「桃の唄」を披露させてもらいました。

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 私は、「希望」と「空へ」の時は舞台袖でスタンバイをしてて、舞台袖からみんなをみさせてもらい、一緒に一か月練習してきた同じバンドメンバーの姿や歌詞がすごく心に刺さって気持ちが浄化せれて行く感じでした。
 みんなの力強い演奏を裏側から見させてもらい「私は誰かに伝える気持ち、1番大事な気持ちを忘れていた」と気づきました。

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 上手さだけに拘っていたからこんなにも苦しかったんだと、1番大事な気持ちを込めないと下手でもうまくてもお客さんに届かないと意味がないと思いました。お父さんが良く教えてくれる音楽はお客さんと私たちの間にあるまさにそれだと思います。そのことに皆の演奏を見ていて気付き今回、本番は思いっきり気持ちを込めて音に乗ろうと思い挑みました。

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 最後の「桃の唄」で私も演奏させてもらいステージに立った時昨日とは違う、すごくなにかパーッと視線が晴れて上手さとか間違わないようにとかじゃなくて気持ちを込めて自分が楽しんでお客さんにも楽しいでもらいたい、伝えたいと思い弾くとすごくこれまでにないぐらい楽しかったし、ホールでひくと凄く響いて気持ち良かったです。

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演奏している時もすごく仲間の事を感じすごく嬉しくて安心して弾けました。
そして、これまでお客さんで聞かせてもらう側、伝えてもらう側だったのですが今はこうして伝えられる側にならせてもらいすごく嬉しくて心に響く新しい感覚、届いてほしい気持ちというものがありました。

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 すごく楽しくすかっとした気持ちで演奏させてもらい、終わった時すごく気持ちが晴れて楽しかったと心から思いました。こんなにも演奏が楽しいと思ったのは初めてでした。
 今回オリジナルバンドで出させてもらい気づかせてもらう事、仲間と協力して1つの演奏を作ることをしりとても大事な事に気付かせてもらうことができました。
 今こうして私たちが演奏をすることで誰かに気持ちが届いて誰かの「希望」でありたいと強く思います。

(かのん)

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 なのフラの出番は、フォーク・ロック部門の後半の幕開けと同時でした。
 10分間の休憩の間に、楽器をセットしました。キーボードは機材が多く、壊さないように、素早く配線できるかずっと緊張していました。配線自体は音響の方に助けていただきながら、無事にできたのですが、急遽キーボードのはけが無しになったり、椅子がリハーサルの時よりものすごく低くなっていたり、譜面台が高くなっていたりと、イレギュラーなことが立て続けに起こり、頭の中はプチパニックでした。

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 開演5分前のブザーが鳴り、私は椅子のねじを「どっちに回したら高くなるんだっけ?!」とよくわからないまま急いで回していました。照明が落とされ、いよいよ緞帳が上がり始めました。
 10分が飛ぶように過ぎました。緞帳が上がり始めて半分を過ぎたところで、客席が見え始めました。
 「いよいよ本番が始まるんだ…!」とはっと息をのみました。
 来てくださった会場のお客さんに笑顔を向けようと微笑んだ瞬間、目が覚めるような「ウェーー!!」というゆいちゃんの声が間髪入れず耳に飛び込んできました。
 会場があっという間にワカワカの明るく輝いた空気に包まれるのを感じました。

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 ボーカルが歌詞を歌い始めるのと同時に、私のシンセサイザーが入ります。ぴたっと空気が重なるみたいに、曲に奥行きが生まれました。
 両手を合わせる合掌のようなダンスに、一番前に座っていた女性の方もつられて真似をしている姿が見えました。音楽の前では誰もが共感し合うことができるんだと思い、嬉しい気持ちになりました。

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 1曲目が終わり、2曲目のトゥエポポへ。とびきりの笑顔でトゥエポポのダンサーがステージに出た瞬間、前の方に座っていた子供たちの目がきらきら輝いたのが見えました。
 この曲は一番苦戦していた曲で、個人的に難易度が一番高いと感じていました。

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 昨夜みんなで徹底的に合わせをした出だしは、今日、気持ちいいほどカウントがばっちり取れて、うまくいきました!これは、きっと自分たちだけではなく、みんなの祈りが届いたんだ!そう感じる瞬間でした。楽譜を作ったせいこちゃんも聴いてくれているんだと思うとすごく緊張したのですが、なんとか大きなミスをすることもなく、楽しく弾くことができました。

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 そして、ラストはフラガール。何度聴いても「良い曲だな」と感じる、大好きな曲です。まなかちゃんの天使のような透き通った歌声に聞き惚れながら、りなちゃんのギターを引き立たせることを意識して演奏しました。

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 なんて楽しいんだろう。この時間がずっと続けばいいのに。と思っているうちに、あっという間に終わってしまいました。なんだか切ないような、やりきったような、熱い気持ちでした。今日、初めてバンドメンバーとして出演したステージが、華々しい成功に終わり嬉しく思います。達成感と、興奮が冷めやらぬ気持ちでいっぱいです。

(ほのか)

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 なのJAZZのドラムとして、出演させていただきました。舞台裏でメンバーが作っている空気感は、もうなのはなワールドというか、良い緊張感でした。あゆちゃんがずっと着替えスペースにいてくれて、落ち着いた接し方で衣装を直してくれたりしたのもありがたかったです。自分も平常心を保つことができました。

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 二つ前の演奏では、ギターの盛上さんとともに、ドラムを昔なのはなに教えに来てくださっていた和田さんのドラムを見ることができました。見ていると、ドラムをたたいているというより「操っている」感じに見えました。
 出る音をすべて自分のものにしていて、出したい音をこなれた感じで奏でる姿は、かっこよく、凛としていて、とにかく「すごい……!」という言葉しかでませんでした。

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 舞台裏にスタンバイして周りを見渡すと、最後までベースの動きの確認をしているさやねちゃんなどのメンバーから「プロ意識」が見えました。自分も「なのJAZZ」の一員である、ということを再認しました。気持ちで弱気になってはいけない、気持ちだけはほかのベテランメンバーとそろえてプロさながらの佇まいをしなければ、と思い、自分がやってきた練習を思い返し、舞台上で再現する自分をイメージして出番を待ちました。

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 舞台袖ではかにちゃんが、ドラムのセッティングの段取りをもう一度確認してくれたのですが、その声のトーンが優しくて、それがいつものかにちゃんのあたたかい笑顔で、それを見て「かにちゃんやみんながいるから大丈夫だ!」と思えて、みるみるパワーがわいてきました。
 そして本番。昨日かにちゃんが一緒に練習してくれたところなど、自分がここは外さない、と決めたポイントを意識して、落ち着いて叩きました。しっかり練習の成果を発揮できた感じがして、でも楽しすぎて、達成感でいっぱいです。

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 私のいるドラムの位置は高くて一番後ろなので、メンバー全員の姿が見えます。後ろ姿でも、どんな表情で、何を伝えようと演奏しているかがひしひしと感じられました。また客席で見てくださっているお客様やなのはなのみんなのこともかなりはっきりと見えました。ミーティングが町民音楽祭の準備と同時進行だったこともあり、この期間で「何を、誰に伝えたいか」がはっきりとさせることができました。
 摂食障害で苦しんだ自分が、こんなにも演奏を楽しめるのだ、すてきな仲間に巡り合えたのだ、ということに感謝しながら、少しでも勇気を与える側になれたらいいなという気持ちで、気持ちを強くもって演奏しました。

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 English man in New Yorkのかにちゃんはやはりかっこよくて、ドラムソロの力強さは何度見ても圧巻で、憧れです。いつか私もあんなふうにもっと上達して、ドラムで堂々とたくさんの舞台に出てみたい。かにちゃんの演奏から、そう思いました。

(うたな)

===おまけ===