「なのはなを必要とする人へ」 なつみ

2月20日
 
 ・「わたしは大工さんです!」
 
 今日も午前中に、森盛庵と芳子庵の工事に行きました。
 今日の相棒は、ちあきちゃん。結論から言うと、須原さんとちあきちゃんとの作業が、すごく楽しくて、色々失敗をして、須原さんの手を煩わせてしまい、反省すべき点は沢山あるのですが、物を作るということに、同じ面白さや楽しさを感じて共有していると思いました。一緒に作業できて、とっても嬉しかったです!

 今日、昨日進めていた外壁の現場に行くと、須原さんが午後に進めてくださっていて、小さな波板とたんを一枚とめたら、終わりの所まで進んでいて、びっくりしました。
 わたしは、2人で波板とたんをビスで揉むことも一発ではできないので、それを綺麗に、ひとりでやってしまう須原さんが、すごいと思いました。
 ちあきちゃんと、残りの小さな一枚をビスでもんで、壁や柱と波板とたんの境目を、自分が雨になった気持ちで、コーキングして行きました。
 この工程は、とても大事なものだと、この工事の始まりを聞いていたから、そう思いました。
 
 コーキング材の口は、斜めにカットして、進行方向の奥の口先が長くなるように当ててやると、綺麗にコーキングが出来て、出し加減やスピード感のコツはあると思うのですが、今日も須原さんの知恵に感動しました。良く覚えておきます。
 
 コーキングを終えてからは、森盛庵の壁の取り付けに入りました。
 壁と柱をビスで揉んで固定させたいのですが、コンパネの長さが足りなかったので、柱にさらに木材を添わせて、太さを3センチ追加してから、壁を取り付けました。
 
 この壁ですが、実は「お化粧」と言って、外観になる、つまり外面なので、綺麗に完成させるべきだったのですが、わたしとちあきちゃんは全くそれを理解しないままに、教えてもらったことを大体で理解してやっていて、須原さんが途中で、なんかおかしいと気が付いて、間違いが間違いを生む前に、軌道修正をしてくださって、何とか救われました。
 
 そういうことで、少し時間はさかのぼるのですが、昨日の須原さんの言葉を思い出しました。
 
「あなたたちは、工事に来たお手伝いさんではなくて、大工さんです」
 
 その時は、お手伝いさんと大工さんの違いが分からず、わたしは自分を、お手伝いに来た大工さんだと思っていました。
 
 でも、今日、こうやって日記を書きながら思ったのですが、大工さんも須原さんも、理想を持って、こうしたいと思って、安全できれいな家が建つように考えていると思います。
 お手伝いさんは、考えていないです。言われたことをやるだけの人。
 
 そう思ったとき、残念だけど、わたしは、お手伝いさんだったなぁと思いました。
 
 大工さんは自分で考えてます。
 わたしも、言われたことをやるだけではなくて、盛々庵と芳子庵の工事の完成形が、綺麗で、安全なものになるように考えて、工事に向かいます。
 綺麗に壁や床を張って、山小屋時代を過ごしていたお仕事組さんやお父さんお母さん、須原さんに、綺麗になった現場を見て、喜んでもらいたいです。
 明日から、わたしは大工さんの気持ちで、頑張たいと思いました。

 きっと、今日の午後も、須原さんはわたしたちがやり残した壁を張ってくださって、さらに進めて下さっていると思います。
 工事現場でもMTでも、一生懸命に向かいたいです。

 ・「梅が!!」

 山小屋の坂を上る手前、銀杏の樹から少し離れたところで、梅の花が咲いているのを発見しました!! (これは例年通りの開花時期なのでしょうか?)
 つぼみがふっくら膨らんでいるのが、宝石がキラキラしているように綺麗で、白い花からは、良い香りがしました。
 そして、普段は工事でスマホを持って行かないのですが、今日たまたまショートの当番で、なにかニュースがあるかもしれないと思い、スマホを持っていたので、撮影が出来ました! SNSの神様が味方をしてくれたようです。
 

 ・「なのはなを必要とする人へ」
 
 昨夜、お父さんがりんごチーム(ショート動画撮影編集チーム)全員で、一昨日に作ったショート動画を確認する時間を取って下さって、その時間、みんなでお父さんの考えやアドバイスを聞いて、勉強しました。

 わたしは、ドギという深海魚を初めて見る、ゆうなちゃんと自分を主人公に動画を作って、改めて、お父さんが、「一人の人を主人公にして撮る」「人を撮る」と教えてくださる意味を感じました。お父さんもゆうなちゃんも、リアクションが大きくて、豊かで、見ていても面白くて、わたしも動画に映るときは意識するし、日常から、豊かにしていきたいと思います。
 
 そういうことで、動画から溢れんばかりのゆうなちゃんのワクワクドキドキの感情に、自分の編集欲も湧き上がって、作っている時間は楽しかったし、面白かったです。
 校長室で、動画を見ているみんなは、笑ってくれていましたが、お父さんは、天を仰いで、頭を抱えていました。
(あらら、だめかな~)と思ったのですが、お父さんが、振り切ったように、「もう、これはこれでいいよ!」ときっぱり言ってくださって、嬉しかったです。
 わたしは、自分の作った動画を客観的に見ることが苦手だなと思うことがあって、そういう時に、まえちゃんや、バディの、かのんちゃんや、すにちゃんに相談させてもらっています。
 みんなもお互いに相談していると思うのですが、助け合って動画を作ると、成功も失敗も全員で共有できるので、チームという存在は、とても大事なものだと思いました。
 
 全動画を見た後に、お父さんが、「ショート動画で、なのはなの生活がわかるように」と、話してくださり、なのはなの空気が分かる、素直な動画、なのはなを必要とする人にとって何にも代わることのない、希望の動画にできたらと思います。
 ショート動画を作るのは楽しいし、作り込むのも楽しいし、時々、凝って遊んでいる動画があってもいいとお父さんは話してくださったけれど、いつも、お父さんお母さん、スタッフさんたちの目的や気持ちに沿ったショートを自分も同じ気持ちで作りたいし、仲間を増やしたいと思います。
 
 お父さんやまえちゃん率いるりんごチームのキラキラしたみんなと、笑ったり悩んだり、奮闘しながら、仲間集めをする日々は、とても楽しくて、近い未来に、なのはなファミリーを必要とする人と、ここで、出会えたらいいなと思います。