「ふみちゃんと盛りだくさんの作業」 ゆうは

11月27日

 早朝作業前、起きて一番の時間のコーラス練習が始まり、音楽から1日がスタートする、コンサートへの気持ちも高まる朝になりました。
 今日の曲は『ウラテテ』。
 全体の完成度が高い中、私はまだカウントが甘いところが残ってしまっていて、もっと緻密に一体化できるようにしなければと感じています。
 けれど一つ嬉しい進化が。
 以前コーラス練習をあゆちゃんに見ていただいたときに、私は、表情が薄いということを教えていただきました。
 今日も練習をしているときは、えっちゃんが前から見てくれていたのですが、
「全体的に優しい顔を意識しすぎて遠い目になってしまっている」
 と言ってくれました。
 それを聞いて、2回目では自分は100%では足りないことを自覚して、120%の笑顔で目に光をたくさん入れるつもりで開いて、コーラスをしました。
 すると、
「すにたちゃんとゆうはちゃんの目が輝いていて、見ていて嬉しかった」
 と言ってもらえました。
 元々100%でやっているつもりだったけれど、そこで足りないといわれたら「全力でやっても無理なのだ」といじけるのではなく、120%でも200%でも、自分の限界を伸ばしていく意識を持てば本当にできるようになると思えて、すごく希望を感じられた朝でした。
 でもまだまだ、先に書いた通りカウントが甘かったり、手が緩かったり、同じ指摘をされてしまうこともあるので、しっかりと一回一回を大切に積み重ねて完成度を高めていきたいです。
 あと表情で言うと、強めの笑顔にしたいときでも「天国みたいな顔している」と言われてしまうこともあるのでいろいろ研究していきたいです。

 午前中の畑作業は、ふみちゃんと盛りだくさんの作業でした。
 まずはしょうがの貯蔵用の土取り。
 しょうがは土の中で貯蔵すると知って驚きでした。
 発泡スチロール箱に土を詰めて、ハウスに運んで広げて乾かします。
 軽かったはずの発泡スチロールが土を詰めるとずっしり重くなって2人でひいひい言いながら運びました。
 上手く土が乾いていい貯蔵ができたらいいなと思います。

 そして白菜の草取りムシチェック追肥土寄せ。
 野畑の一畝と少しだけでしたが、これを2人でやるのかと思うと少しドキドキしました。
 草取りでは最初は両端に分かれて行き合うようにして始めましたが、すぐに2人が向かい合わせで進める方針に変えました。
 少人数の草取りなどは、向こうから進んでくる相手と会うことを目標に進めると、やる気とスピードが上がるという話も聞いたことがあって、そう進めることが定番なのかなと思っていました。
 けれど向き合ってやると、どれくらいの質で進めるべきかが分かりやすかったし、ふみちゃんのスピード感についていこうと意識出来て、質もスピードも良く進められた気がします。
 今回は畝が少し広かったのもあるとは思いますが、やはり私はまだ経験が足りないので、そばにふみちゃんがいてくれて、私はすごくやりやすいと感じました。
 やはり作業の規模や人によって効率の良い進め方があるんだなと思ったし、それを的確に選んでいくふみちゃんがすごくて頼もしかったです。
 ふみちゃんは力強くて、やさしくて、おもしろくて、すごく安心感があって大好きです。
 そんなふみちゃんと2人であたたかい空気のなか、作業出来て嬉しかったです。
 無事、目標まで終わって、乾かし中の土をかき混ぜたりもできて、楽しい午前でした。

 午後は劇と出ハケの通しをしました。
 お父さんやあゆちゃんは一言一言が魔法の力を持っているみたいで、発言ひとつで劇の良さがぐっと際立ち、より良いストーリーが作られていきます。
 些細な変更で大きく変わっていく面白さを感じられて、その瞬間に居られることが嬉しかったです。
 それから私は、まなかちゃんの演技がすごく好きだなと感じます。
 特に好きなのが妖怪の宴会シーンで、言葉はなくても表情やしぐさでどんなことを思っているのかが伝わってくる気がします。
 そして倒れる場面では、手や髪がかぶさるけれど顔がぎりぎり見える絶妙な魅せ具合を感じます。
 さらにその時も顔が少し隠れて見えづらいのに全力で表情が作られています。
 いつでも気を抜かず役になり切っているまなかちゃんがすごくて、私ももっとなり切って、いい演技ができるようになりたいです。
 役だけでなくダンスやコーラスも、もっと伸ばしていかないといけないことばかり。
 待機中の舞台袖からも、役者が演じやすい空気や、劇のすごみが増す空気を自分が作るんだという意識をもって、ストーリーを常に感じていたいです。
 そのためにも、もっと脚本を読み込んで理解を深めていきたいです。