8月4日のなのはな

一口食べると、そのおいしさに感動する、夏の瓜と言えば。
そう! お父さんも、なのはなの全員も大好きなマクワウリ!
ですが、肥料切れで少しずつ、すこーしずつ葉の色が薄くなってきているのを感じていて、(今日、なんとしても追肥をしたい…!)そう思っていたので、収穫後から朝食までの20分間という、今までにないタイトな時間で、野畑のマクワウリに、牛肥を追肥してきました!
畑に到着して、簡単に手順を説明してから、気合を入れて「マクワウリの追肥、やるぞー!!」という掛け声とともに、追肥、スタート!!

まずは、株元にある蔓を除けて、牛肥を追肥する場所を作ります。
株間は80センチなので、蔓が茂っていても、その間隔を頼りに蔓を除けると、必ず株元が見つかり、なんと、そこには、もう一週間後には収穫できそうな、熟れ始まっているマクワウリが、ゴロゴロとなっていて、収穫が楽しみになりました。

蔓を除けた後は、株元に両手2杯分の牛肥の追肥。
反復横跳びのように、ピョンピョンと跳ねながら軽々と移動していきます。
追肥出来たところから、手スコで中耕!追いかけっこでどんどん進む。
手数は少なくして、三回掘ったら手で均して、ハイ、次の株!
いいぞ、良いぞ、もう少しで終わる。
そう思っていたところで、校舎から、朝食の準備が出来た放送が聞こえました。
(もう少しだったのに~~~!)
と嘆きつつ、終わらなかった中耕は、夕方のミッションに繰り上げ。
夕方は、中耕の続きをしてから、虫退治ツア~!

今年もやってきた、豆に必ず飛来する、カメムシ。
肩が張っていて、触覚がぴんぴんしているカメムシではなくて、体長5ミリほどのまるくてツヤツヤの茶色いカメムシで、一見、弱そうなのですが、もう、笑えて来るくらい、においが強烈。
そういう問題があり、つまむのはどうかと思い、ハンディクリーナーで吸引。

「ヒュー―――(スッ)ヒュー―――(スッ)」
吸引できる! 吸える! でも、間違って、大事な花まで吸ってるじゃないの!そして、排気口からも、においが。
(…ダメだ)
ハンディクリーナーではいけない。
やはり、一番確実に、カメムシから豆を守れるのは、手での捕獲でしかない。

わたしたちは、カップに洗剤と油を混ぜた液を入れて、つまんだカメムシをそこに葬る作戦に出ました。
最初は数をカウントしていたのですが、なかなかカメムシもすばしっこく、逃げる心の準備が出来ていない個体は、つまむことができるのですが、いつでも避難できる心づもりでいる個体には、逃げられてしまいます。
(どうしたものか…)
悔しい。せっかくの作業時間に、捕まえられないのは面白くない。
なんとしても捕まえたい。
そ う思っていたところで、わたしは、メンバーの中に、プロのハンターを見つけました。
それは、そなちゃん。
そなちゃんは、カップをカメムシに近づけて、枝をやや下向きにして、ぽろぽろとカメムシをカップの中に落として退治していて(なるほど!そうしたらいいのか!)と大発見。
早速みんなにも伝えてやってみると、随分捕まえられるように、カメムシハントがとても楽しくなってきました。

豆の虫退治を終えてからは、そのままの勢いで、ナスのテントウムシダマシの捕殺へGO!
主には成虫が多いという話を聞いていたので、成虫が多い葉の表を畑全面見てから、葉の裏を見て、成虫、幼虫、卵、そのほかの虫を潰す作戦。
カメムシと違い、テントウムシダマシは飛んで逃げることが少ないので、どんどん倒せる!
噴霧器で殺虫剤を散布するよりも、人の目で見て、手で捕殺することが確実。
それも、人数がいるからこそできる、大家族の強みなのだと思います。

集中して、一匹も残さないように作業していると、雨が降ってきました!
(もっと降れ~~~!!!!)
祈りが届くように、一匹潰すごとにみんなで「もっと降れー!」と掛け声。
卵を潰すときは、何度も連呼して、とにかく、雨ごいが空まで届くように、みんなで声に出してお願いをしました。
そのお願いは、まあ、届いたかなあという感じでしたが、害虫退治はバッチリ。
明日は畑半面の葉の裏をチェックして、ナスを完璧に虫から守ってあげたいと思います!
そして、なんと夕方の雨ごいが届いたのか、夜になってから、ポツポツと雨が降ってきました!
田んぼも畑も池も川もカラカラなので、少しでも降ってくれて、とっても嬉しかったです。
こんなに雨が降らないことも、なかなかないのですが、困難の中でも、出来ることしっかりして、野菜が少しでも元気に育てる環境づくりを、頑張っていきます!
(なつみ)
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池上ブドウ畑のオーロラブラックは、今年、波瀾万丈な生活を送っています。ブドウ担当の私は、オーロラブラックと共に、気持ちも上がったり下がったり。ブドウに何かトラブルが起きれば、私も一緒に落ち込み、逆にブドウに良いことがあれば、私も気分はハッピーになって、本当に分かりやすいです。
私はブドウの担当になって、最初の剪定から収穫までの全ての手入れを自分で行ったのは、今回が初めてです。ジベレリン処理や摘粒、袋がけなど、ブドウの手入れをすればするほど、どんどんブドウに愛着が湧いていきました。収穫前までの全ての手入れを終え、さらには獣対策用に害獣ネットを外周に張ることもでき、袋だけじゃなくネットにも守られているブドウを見て、ものすごくホッとして嬉しかったです。

でも、ホッとしたのもつかの間、やっぱり一筋縄ではいきませんでした。事件が起きたのは、7月21日。硬核期を明け、甘い香りがし出したオーロラブラックがカラスに食べられてしまうという悲劇が起きました。外周に張ったネットは、獣対策用だったため、天井には張っておらず、上からのカラスの攻撃にやられてしまったのです。
被害を受けて、お父さんに相談し、まず最初の対策としてテグスをブドウの木の上に張りました。カラスは賢いから、テグスみたいなのが張られているだけでもすごく警戒するそうです。テグスを張って、(これで大丈夫。ホッ)と喜んだ私。もうやられないだろうと思っていました。

それから更に4日後の7月25日。池上ブドウ畑まで歩いて行くのは少し時間がかかるけれど、担当は自分だから、見回りに行きます! 畑へむかいながら、いつもとは違う、変な胸騒ぎがしていました。
畑へ行くと、その胸騒ぎが、現実になりました。遠くから見ても分かる、オーロラブラックにかけていた袋が地面に散っている……。やられた房は、約15房。前回の見回りのときに、念のために袋の上に更にタマネギネットをかけていたのですが、そのネットも引っ張られ、袋をびりびり破られ、ブドウの粒が無残に落ちている光景を見て、私は全身の力が抜けていきました。(もうやだ……。)と半泣き状態で、破られた袋や粒を拾いました。
カラスは本当にひどいです。一房丸ごと、全て食べてしまいます。樹に残っているのは、粒だけが綺麗になくなった、抜け殻のブドウの房。信じられない! 本当にひどいです。

早急に、天井にネットを張りました。1人でネットを張るのは、結構大変でしたが、頑張って張りました。
それでも、カラスも生きるために、負けじとやって来ます。2日後、今度は水やりをしに畑へむかいました。もうかれこれ3週間ほど前からずっとオーロラブラックに水やりができていない。雨も一滴も降らない……。これでは本当にオーロラブラックがダメになってしまう! あゆちゃんにお願いして、急遽入れてもらった水やり。オーロラブラックに水やりできるとウキウキしながら畑に着くと、またやられていました……。今度は8房ほど……。天井に張ったネットの隙間から入ってきたのだと思います。完全に、チーンとなってしまいました。

(もう全部食われてしまえ! それか、熟れて無くてもいいから食べられる前に全部自分たちが穫ってしまえ!)
そのときの自分は、正直、そう投げやりな気持ちになってしまっていました。でも、みんなにたくさんこの自分のやけくそな気持ちを聞いてもらって、みんなが一緒に悲しんでくれて、カラスに怒ってくれて、そのおかげで、(まだ諦めないぞ!)と思うことができて、みんなの存在がとても心強かったです。

そして8月2日。大変なことばかりだと思っていたけれど、神様はそんなオーロラブラックに今度は幸せを届けてくれました。カラスの被害があったからと、他の袋の中も見る機会があって、たまたま開けた袋を見て見ると……。え?! 熟れている?! しかももう収穫できそうだ!! オーロラブラックの収穫時期は8月中旬頃から9月にかけてですが、半月ほど早く熟れていて、本当にびっくりです。でも、お父さんに味を見ていただくと、収穫して良いよと教えてくださり、念願の、初収穫ができました……!!!

なのはなに来て、いろいろな野菜などの担当をしてきて、こんなに収穫が嬉しく感じたことはなかったです。ほぼ全ての粒が綺麗に色づいてくれているオーロラブラックを見て、本当に嬉しくて、あきらめないで頑張って良かったなあと思いました。
完璧に、ネットの隙間をふさいでからは、カラスがネットの中に入ってくることはなくなり、今は被害が落ち着いています。でも、いつどこからやってくるか分からない、油断はできないので、毎日ドキドキしながら見回りに行く毎日です。
まだ、樹にはこれから収穫が待っている房があるので、もう被害が出ないように、そしてみんなでたくさんブドウが食べられるように、最後まで頑張ります!

P.S. シャインマスカットも、ちょこっと鳥の被害が出ましたが、ネットを張って順調にすくすく育っています! 新聞紙で作った袋の隙間からのぞくのが最近の私の小さな楽しみです!
(よしみ)
