3月9日のなのはな

1月14日から始まったフルメニュー、少しずつ距離が延びて、今日からいよいよ「なのなのはなコース」が始まります。距離は9.2キロ。「今までつけた脚力で、走ることを楽しむ週」です。
「なのはなコース」という名称に、既にワクワク感じさせるような響きがあって、私はこのコースを走れることを心待ちにしていました。

昨年のフルメニューでは、みんなが石生の坂を上り切ったり、なのはなコースを楽しんで走っている姿を見て、自分も一緒に走りたいなぁ、走り切ってみんなと一緒に喜びたいなぁ、と夢に見ていました。でも去年は、体力的に梅の木コースと奈義コースを走るのが精一杯で、まずは短い距離で走れる体を作ることに専念しました。来年は絶対にみんなとなのはなコースを走るぞ!と目標にしていました。だから、今年はみんなと一緒になのはなコースを走れることが、飛び上がるほど嬉しかったです。

今日は初日、ということで道を知らない私は、絶対にみんなから離れないように、ついていかなければいけない!と緊張していたのですが、フルメニューの実行委員のよしみちゃんやしなこちゃんが、心配しなくてもいいように考えてくれていました。
今日は、しなこちゃんが私と一緒に走ってくれることになり、しなこちゃんも、私と走れることをすごく喜んでくれて、いつもの優しい笑顔を向けてくれたことが、本当にホッとしたし、嬉しくて心強くて、有難かったです。でもしなこちゃんの優しさに甘えてしまったら、しなこちゃんの練習にならないから、できる限りみんなについていこう! という気持は変えず、走り出しました。



最初は奈義コースと同じ道を行き、途中から初めて見る景色へと変わっていきました。広い道路で交通量が少し多くなって気を付けなければならい所もあり、1列になったり2列になったり、道路の右側を走ったり、左側に移ったりと、走る時には注意事項がたくさんありました。
交通の邪魔にならないように走る、というのはすごく大事なことで、先頭のよしみちゃんがその都度ハキハキと指示を出してくれて、みんなが指示を受けて「ハイ!」と返事をして素早く動く姿が、後ろから見ていても、やっぱりなのはなのみんなは爽やかだなぁと思って嬉しくなりました。

私は上り坂になると、みんなとの距離が開いてしまって少し焦り、坂が終わって平坦な道や下り坂になると、少し追いつく、という感じで何とかみんなが視界に入る距離で走っていました。
途中で出会う地域の方が、玄関先から大きく手を振ってくれたり、行違う車の中から笑顔で手を振ってくれる方がいたり、その度にすごく嬉しい気持ちになり、元気をもらいました。

昨日、なのはなコースはどんな道なのかを、お風呂の中でゆうなちゃんに教えてもらったのですが、「石生、梅ノ木、奈義コースよりは、ずっと楽で楽しいよ! 平坦な道で、景色も楽しめて、あっという間に走り終わってしまうよ」と聞いていました。「アヒルや、鶏、ダルメシアン、黒柴、外国人の優しい女性と可愛い赤ちゃんにも会えるよ」などとワクワクする話をたくさん聞かせてもらって、すごく楽しみにしていました。坂道はないんだな、と安心もしていました。

ですが……走ってみると、石生の坂ほどではないけれど、緩やかで長い坂があちこちにあり、私にとっては結構急な坂もあり、「聞いていたのと違う!」と思いながら、ゼイゼイ息をして走っていました。「景色を楽しむ余裕もないぞ!」と思っていたのですが、横でしなこちゃんが穏やかに走ってくれていて、それがとても心強かったです。

しなこちゃんが、「前は、ここになのはなが一面に咲いていたんだよ。だからなのはなコースって言うんだ。」と教えてくれました。今はその場所は太陽ソーラーが設置されていて、なのはなは畑はなくなってしまいましたが、そこになのはなが一面に咲いている様子を想像するだけで、嬉しい気持ちになりました。
別の場所で、なのはなが咲いている場所があり、それを見た時はパーッと明るく嬉しい気持ちになりました。

ゆうなちゃんに教えてもらっていたように、アヒルには会えました!大きな池が見えてきて、道路の脇に、アヒルに注意を促す看板が2枚立っていました。
そこには可愛いアヒルの絵と「ワシら、容赦なく出るで!」というセリフが書かれていて、それを読んだ時は、しなこちゃんと二人で、大笑いしてしまいました。


紹介されているアヒルは「ガーガー!」と元気な鳴き声を上げていて、とても楽しい気持ちになりました。ダルメシアンやニワトリや黒柴には会えませんでしたが、その代わりに、予想外の動物に会えました。
突然目のすぐ前を、黄色がかった茶色の物体がすごいスピードで横切りました。イタチでした。この時も、しなこちゃんと目を丸くして驚き、喜べた時間が、すごく嬉しかったです。なのはなで生活していると、イタチだけでなく、キジやヌートリア、ハクビシン、狐、兎、狸、などなどに出くわす人がちらほらいます。
私はあまり出会う機会がなかったのですが、今日はイタチ君に出会えたことがすごくラッキーで嬉しかったです。

今日のお題は、バースデーガールのすにちゃんの笑顔にちなんで、「私が笑顔になれるひと時」でした。みんなのお題は、少し遠くて聞こえなかったのですが、楽しそうな空気は伝わってきて、みんなが何を言っているのか想像するだけで嬉しい気持ちになりました。
私もしなこちゃんと二人でお題回しをしました。私は「しなこちゃんやみんなと、おはよう!と挨拶をしたり、何気ない会話で温かい気持ちになる時」が笑顔になれるひと時で、しなこちゃんも全く同じように考えていて、それがとても嬉しかったです。
今この瞬間も笑顔になれるひと時だなぁと思ったし、なのはなにいると笑顔になれるひと時がたくさんありすぎて、そんな風に思えることが、本当に幸せで有難いことだなぁと思いました。

動物に会えて歓声をあげたり、自然の景色を眺めたり、手を振って応援してくれる人がいたり、横にはしなこちゃんがいてくれて、目の前には、軽やかに走るみんなの姿があって、お題回しで元気が湧き、自分を前へ前へと押してくれるものがたくさんあったと思います。
その力に押されて、古吉野まで走り切ることができました。

帰り着いた時、皆はクールダウンしていましたが、ゆっくり歩いているみんな、一人一人とハイタッチできた瞬間が、最高に幸せでした。みんながすっごい笑顔で「バチン!」と手と手を合わせてくれたのが、本当に嬉しかったです。走り終わった時の、この瞬間も、笑顔になれるひと時だなぁと思いました。
(のりこ)
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