「本来あるべき姿に」 りな

11月21日

〇ボーン・フォー・ディスの振り入れ
 今日から音楽合宿12弾。今回は、今日含めて4日間連続でした。明日からは通し練習があるので、今日は通しのための準備の時間でした。
 昨日と今日で、ボーン・フォー・ディスの振り入れがありました。ダンスとコーラス隊で分かれて、私はコーラス隊で、あゆちゃんに振り入れてもらいました。
 ボーン・フォー・ディスは、後半の脚本の中で、地獄の底の決意の歌として登場します。この曲の和訳をあゆちゃんがしてくれて読んだ時、歌詞の内容が、とても心に刺さりました。はっと気づかされるような、自分達に必要な気持ちをこの曲の中にたくさん詰め込まれていました。
 あゆちゃんが教えてくれる振りは、ライオンがガオーっとかみつくような振りや、力強くパンチする振りなど、とてもかっこよくて勇ましかったです。でも、本当に気持ちがなりきれていないとかっこよく見えなかったり、少しでも楽な格好だと、とたんに嘘らしくなってしまうのだなと思いました。強く見せるのはそれだけ厳しいギリギリの形でないといけないのだなと思いました。
 コーラスで「You are born for this.」と歌っているところの振り入れが印象に残っています。その場面では、ペアで向かいあって座って、目の前の相手の右手をがしっと掴んで、しっかり目を合わせます。相手の良くありたい、という気持ちを守るように、「You are born for this.」と相手に向かって言う振りになっていました。
 そして、その後、手をがっしり握って引きあいながら立つのですが、みんなに見本を見せるのに、あゆちゃんが最初、一緒にペアになって振りをしてくれました。
 あゆちゃんの手の平が、本当に強くて、温かくて驚きました。あゆちゃんの腕をつかむとがっしりとしていて、自分が小鹿かと小さく思えるぐらいでした。
 手を繋いで、体重をかけて引っ張り合って立ちあがるところでは、あゆちゃんがぐっと手を引っ張ってくれて、自分は何の力も入れていなかったのに、立ち上がれました。あゆちゃんの力強さを、改めて大きく感じました。
 その力強さに、絶大な安心感がありました。何があっても大丈夫だ、と思える安定感がありました。力を強くすることは、ものすごく大事だと前々から思っていたけれど、それは、とても利他的なことなのだと思いました。あゆちゃんとは比べられないぐらいだけれど、それでも、この振りを踊るときは、あゆちゃんぐらい、力を込めて、ペアの相手を引っ張り上げたいと思いました。
 まりのちゃんがペアで、最初はまりのちゃんの掴む力が、とても優しかったのですが、練習に腰が入ってきて、気持ちが乗ってくると、がしっと自分の腕を掴んでくれて、まりのちゃんの真っ直ぐな視線があって、そのことが、とても心強く、頼もしく思えました。

〇本番のための練習
 午後の出はけの練習の時、お父さんとあゆちゃんから、「練習でも、いつも正解を求めて、正解しかしないんだよ」と教えてもらいました。
 私は、その意識が足りなかったなと気づきました。個人練習の時も、失敗を繰り返していたから、どれだけ練習しても本番で出来ないのは当たり前だと思いました。
 時間がある、と思ってはいけないと思いました。
 大げさだけれど、今日世界が終わっても、今日死んでもいい、と思えるぐらい、今を真剣に生きないと、嘘なんだなと思いました。
 それは、毎日同じで、コンサートは究極そのことがものすごくはっきりと、自分にも人にも分かる手段なんだなあと思いました。
 コンサートがあることで、日々の自分の生き方の甘さや、精度の低さ、ディティールの雑さが分かります。
 コンサートを通じて、少しでも、雑味を無くして、本来あるべき姿に近づいていけるように磨きたいと思いました。
 そして、なのはな全体の大きな流れに、自分も乗るし、イコールみんなを乗せることにもなるのだと思いました。その役目を忘れずにいたいです。