「強くなること」 あや

11月16日

 演劇練習をお父さんに見ていただいて、そのシーンが、息が吹き込まれたかのように変わる瞬間がとても楽しいと思うようになりました。お父さんが全力で、エネルギーを使って、演劇練習を見てくださることが本当にありがたいです。細部まで認識力高く、お父さんの動きをコピーしたいです。
 通しで、細かく一から指摘していただけることも本当にありがたくて嬉しいです。一つの動きを意識したら、もう一つの動きを忘れてしまいがちの私ですが、全部の改善点を頭にも体にも染み込ませられるようにがんばります。

・お母さんと話してみよう
 お母さんと、あゆみちゃんと話す時間をいただきました。たけちゃんの七五三のお話、ちーち達の幼稚園でのお話など聞かせてもらえて嬉しかったです。あゆみちゃんからたくさん希望をもらいました。

 私は、ちのについて、自分の中に思っていたことを話させてもらいました。
「ちの」ほど強くはなかったですが、私の小さい頃は「ちの」でした。活発で、はきはきしていて、今の自分とはまるで違います。
 自分の意見を通したり、真面目一本だったりしたので、よく同級生とぶつかっていました。陰口っぽいことを言われることもよくありました。
 摂食障害になって、不登校気味になってから、同級生と争いなく円滑にコミュニケーションをとれる方法として、「大人しい、ふわふわしている」というのを見つけてしまったと思います。自分がなくなったら、人とぶつからなくて済む、人間関係が楽にとれる、ぶつかって疲れなくて済む、と感じていました。
 ずっと、今のよわよわ、ふわふわの私だったわけじゃなかったんです、と話したら、お母さんが、
「分かるよ、だからお前を、ちのにしたんだ」
 と言ってくださいました。小学生の時の私と会ったことはないのに、そのことまで理解してくださっているのだと知って、驚きと喜びとでいっぱいでした。
 人を助ける人になりたいことや、次世代を作っていく人になるには、ちのみたいな強さをもたなくてはいけない、という気持ちと、人とぶつかっていた時のトラウマが戦い、(ちののように強くなりたいけど、その強さを持つのが怖い。昔の自分に戻ってしまうのが怖い。)とためらいの気持ちがありました。
 お母さんに話したら、「それであやは楽しかったか?」と聞かれました。自分が楽しい、ということを考えたこともありませんでした。ただただ、人とぶつからなかったら、争いなく楽に過ごせていたら、それだけでいい、そのことだけが大切で、そのことしか考えたことがありませんでした。
 自分が楽しいかということを考えてもよかったんだ、楽しさをもっと大事にしてあげてもよかったんだ、とハッとしました。自分で自分を凄く犠牲にしてきたんだなと思いました。

 お母さんが、「利他心を持ったらお互い様だから、何も怖くないんだよ」と、あゆみちゃんが、「なのはなをベースにして強さを持ったなら、それは前の自分に戻るんじゃなくて、新しい自分になるということだよ」と教えてくださいました。
 昔の自分に戻るのがとても怖いと思っていたけれど、そうではないんだと知って、強くなることへの躊躇いが消えました。
 最近、ハキハキ話すことを意識するようになってから、人との連絡、コミュニケーションが前より取りやすくなっているように感じます。
 このコンサートで強くなります。人を引っ張っていけるような、守れるような強さを持ちたいです。

・あけみちゃんが何を着ても美しいのは、こだわりがないから
 あゆちゃんに衣装考案を見てもらっている時に、このことを教えてもらいました。あけみちゃんが何でも着こなせるのは、気持ちだよという言葉がとても胸に残っています。こだわりがないからだということが大きな気づきでした。全身タイツを着ていても、派手な衣装を着ていても、全部自分のものにしているあけみちゃんが綺麗だなといつも思います。私もこだわりを捨てて、美しい姿になれるようにがんばります。

・コンサートを通して直したい自分の課題
~ 異常なプライドの高さ。
 何かを指摘されるとムッとした反発的な感情が出てきてしまうところ。
 怯えた気持ち、怖がる気持ち、臆病さ~
 ダンス練習の時などで指摘された時、ムッとしてしまうことがあります。本当はそんなこと思いたくないのに! とっさにそんな自分が出てしまう自分が本当に嫌いで、いつもその後にまたやってしまった、と落ち込みます。
 指摘を素直に受け取れないのは、自分を否定されたくない、という気持ちやプライドの高さ、自己評価の高さから来るものだと思いました。本当に可愛くない、子供だと思います。 
 指摘を素直に受け取る。自分にこだわらない、透明にする。指摘してくれた人との信頼関係を自分から壊すような行動だと気が付きました。人と良い信頼関係を築いていけるように、自分の課題を改善していきます。

 直すべきところをたくさん教えてもらい、その都度良くなっていく感覚が気持ちよくて、楽しいと感じます。みんなで作るダンス、全体として綺麗に魅せるダンスだから、自分にこだわる必要はまるでないのだと気が付きました。
 直すところを教えてもらえるから、良いものができるのであって、指摘してもらえることは嬉しいことだなと感じます。

 自分にこだわらず、大人になる。常にそんな自分でいたいです。
 そんな自分でいたら、自分も気持ちが明るいし、周りにも嫌な思いをさせなくて、プラスのことしかないなと思います。