9月29日
本日は人生で初めて、種まきをさせていただきました。
当初の予定では、先行チームが種をまいて、覆土までしてくれていたところに、籾殻、不織布を張って水やりをする、という役割でした。水菜の定植の方が早めに終わり、先に種まき会場に到着したところ、「ほのかちゃんも一緒に種まきをお願いします!」と、ぴかぴかのさくらちゃんスマイルが歓迎してくれました。ということで急遽、一緒に種まきをさせてもらえることになったのです…!
初めて見た種まきの種は、イメージと全く違いました。
まん丸の、人工的な大きめの種、というイメージをしていたのですが、今日手にしたタマネギの種は、カカオニブのようなチップ状の小さな欠片でした。小学生の頃育てたアサガオの花から採取した種を思い出しました。
さくらちゃんは洗練された手つきで優しく繊細に、まるでそれは機械のような均等さで、素早く進んでいました。他のみんなも、話しかけるのをためらってしまうような勢いのある集中力で、ミクロの世界に入り込んでいるようでした。
いざ、私も種の世界へレッツゴー。種の気持ちになって。2センチ間隔、ゴロゴロは避けて、丁寧に…慎重に…芽が出るように…!!
全集中・全細胞、全神経を張り巡らせて、これ以上ないくらいの集中をしました。
私はまだまだ初心者マークで、手つきが不慣れだから、ふと顔を上げるとぽつん、と自分だけ取り残されていました。他のみんなは超早くて、超丁寧。すごい。やばい、焦る!
いやいや、焦っては手元が狂う。まずは確実に終えていくところからだ、と、慎重に、謙虚に。
ああ、みんなはすごい。私はダンスも、畑もあんまり上手じゃないな……とほほ…となりかけていたけれど、いや、前向きなところにしか答えはない! 今与えられている役割の中で、謙虚にちょっとずつでもいいから、積み上げて、実力をつけていこう、と、ぐっとこらえて前を向きます。
ひたすら種と向き合い続けていたら、時間がワープしました。さくらちゃんのタイムコールで軽く16時を越していたことに気がつきました。後半には、まえちゃんも来てくれて、みんなで水やりや不織布がけも追いかけるようにして進めていきました。
牛肥まき、畝たて、雑木切り等の大胆な作業から、超繊細な種まきまでして、自分の中の幅が広がったようでした。でも、どの仕事も向かう気持ち、目指す質、集中力をしっかり持つことは、共通しているのかなと思いました。大胆な力仕事でも、繊細な手仕事でも、オールマイティーにこなせるようになりたいです。
17時のチャイムが鳴る前に2万粒蒔き切れたことは嬉しかったけれど、心の中にはやっぱり心配があります。
もし、私がまいたところだけきれーいに発芽しなかったらどうしよう。もし、めちゃくちゃ変なところから出てきて混沌を呼び込んだらどうしよう。これが最初で最後の種まきになったらどうしよう。種を無駄にしてしまったらどうしよう。
ああ、どうか…発芽してください、ケルタマさん!!! 私は今の精一杯で、やれることはやり尽くしました…もう神に誓って隠すところも何もありません…後はあなたが応えてくれるかどうか…。どうか、どうか芽が出ますように…。ケルタマさん!!
