9月26日
明日のアセスメントに向けて、ダンス練習をあけみちゃんに見てもらいました。
最近のアセスメントは曲目が変わり、『ホワイト・フラッグ』を踊ることがなかったので、また来てくださる方に見ていただけるのが嬉しいなと思います。
初めて『ホワイト・フラッグ』が出た時、最初から涙が止まりませんでした。みんなの生きていく強さや前を向き続けている意志を感じて、本当に胸を打たれたのを覚えています。今でも、みんなの『ホワイト・フラッグ』を見ると、毎回涙が出ます。コンサートで、私も『ホワイト・フラッグ』に参加させてもらうことになってから、イベントの度踊らせてもらえるのが嬉しいなと思います。明日来てくださる方にも、そんなふうに思ってもらえるようなパフォーマンスをしたいです。
一曲踊る前に、あけみちゃんが、
「自分たちが何を伝えたいか。どこを見て、誰を見て、気持ちを伝えるのか、はっきりさせて踊ってください」
と伝えてくれました。
私たちがなのはなに出会った時の崖っぷちな気持ち、苦しかった気持ち、その気持ちを思い出しつつ、この世の中と、そして自分のすぐ足元にある落とし穴とどこまでも闘い続ける覚悟、強い意志や希望を感じてもらえるように踊りたい、と思いました。
私は途中から合流するパートだけれど、最初から踊っているみんな、控えている時から常に同じ緊張感で、気持ちでいたいです。あけみちゃんが、数人でも表情が違ったり、オーラが違うだけで、絵具が濃い一色でも濁ってしまうように、全体の空気も濁ってしまうと教えてくれました。そんなことがないように、本当に伝えられるものになるように、待っている時も、掛け声を出す時も、私も闘っている側として気持ちを外に出していたいなと思いました。
1曲通し終えて、あけみちゃんに、真剣になりすぎて徐々に顔が怖くなっていることを教えてもらいました。
いくら上手に踊れていても、間違いを恐れたり、完璧にやることに気持ちをとられていたら全く伝えることができないなと思います。評価される側ではダメ、いい子ちゃんではダメなんだと改めて感じました。
「思いっきり怖い顔、怒った顔をして踊ってみて!」
とあけみちゃんが言ってくれ、飛び切り怖い顔で踊ることになりました。
(怖い顔ってどういう顔だろう、ただ怖いだけでは伝えるものがないよな)
(怒っていると言っても何に怒っている人をしながら踊ろう)
と思いながら、みんなの踊りを見ていると、答えが見つかりました。
この苦しい世の中、利己心いっぱいの生きにくい社会に対しての憤りだ、こんな世界があっていいはずがない! という気持ちだと思いました。みんなの表情から同じ気持ちでいることを感じました。
ゆきなちゃんの顔が本当に怖い顔で、でも美しい怖さで、ドキッとしました。それくらい強い気持ちで、外に出して、踊らなければいけないなと思いました。
ダンスを通して、自分の幅を広げていく、表現や自分の広さを大きくしていく。そんな手段にして、成長していこう、というあけみちゃんの言葉が胸に残っています。いろんな曲に染まって踊れたら、その分伝えられるものも増えると思うし、そうなれるように、縁があった一曲一曲を大切にしたいなと思います。
その後は、明日来てくださる方に向けて伝える気持ちで踊りました。強い意志、闘っているけれど、悲観した気持ちはどこにもなくて、ただ前向きで、未来に希望を見ている気持ち、苦しい世の中でなくなるように行動していく覚悟が伝わったらいいなと思います。
その後は『イア・オラ・ナ』の練習を見てもらいました。そこ抜けに明るくて、「ようこそ、なのはなへ!!」という気持ちを全身に出して、明るいオーラ満開にして踊ることを意識しました。
私が初めて、みんなの演奏を見た時に感じた(本当に摂食障害の人なのかな)と疑問に思ってしまうほど、幸せで、笑顔いっぱいで希望に満ちたダンスを伝えたいです。ここに来たい、と思ってもらえるような歓迎の気持ち120%以上で踊りたいです。
その気持ちを伝えるために、徹底的に振りを揃えていきました。細かいカウントが揃うように、一部分だけ何度も何度も繰り返して練習をしました。もう腕が上がらないよと思うくらい、息が途絶えているくらい繰り返しましたが、それでも伝えられる喜びや、伝えたいと思っただけで、その体の限界さは、どこかへ飛んでいきました。
同じ苦しさを抱えたまだ見ぬ誰かのためだったら、どんなことがあってもがんばれます。まだ見ぬ誰かの存在が、大きなエネルギーになります。
私が初めてアセスメントに来た頃、苦しくて、ずっと顔を隠して泣いていて、みんなの演奏を一切見れないほどだったけれど、そんな私も今なのはなで回復していて、幸せや希望を感じています。人生をドロップアウトしてしまうような、道から外れてしまうことが怖かったけれど、傷ついてからの人生は、人生がドロップアウトやストップどころかスタートすらしていなかったなと、思いました。
迷ってていてもいいから、決めきれなくてもいいから、まだ見ぬ誰かが仲間になってくれますように。私も、決めきれなかった人だったけれど、迷いながらでも入ったその道は、本当に大きな幸せを感じる道でした。
どうか、気持ちが伝わりますように。希望を持ってもらえますように。苦しんでいる人がいなくなる世の中になりますように。
自分の全身をかけて、パフォーマンスをしたいです。
