「その一瞬を積み重ねて」 ほのか

9月7日

 昨日お風呂に入っていたところ。

かにちゃん:「ほのかちゃん、(コンサート)私と同じ係だよ…」

私:「え?! やったー! 何の係だろう!」

かにちゃん:「私と同じ、ということは…?」

私:「えっと、カメラか……照明?」

かにちゃん:「そう」

 にこっとかにちゃんのはにかみ笑顔が輝きました。

 今年のコンサートでは、どうやら照明の係をさせてもらえるようです!!
 何の係だろう、と気になっていたのですが何の係か全く想像がつかなくて、はたまた照明なんて、思いもしませんでした!

 毎週火曜日には、かにちゃん主催の照明勉強会があるそうです!
 今は何をやるのか全く未知だけれど、自分にできるか不安なところもあるけれど、すごく楽しみです!

 今日、ボヘミアンラプソディの音入れがありました。
 私はなのはなに来る前から、QUEENのことを知っていましたが、そのときと今では、感じ方が全く異なるように感じます。
 初めてQUEENの存在を知ったのは、親戚の家のテレビでQUEENの特集をやる、というコマーシャルが流れたときでした。
 そのコマーシャルはほんの15秒か、20秒あったかないかくらいの短い時間だったのですが、その数秒で、何か心をがしっとわしづかみにされたような、動けなくなるような、衝撃的な何かを感じました。
「わたしはこの人たちのことを知りたい」と、そのときすぐにそう思いました。そのとき私はまだ中学生くらいだったけれど、何か、心を捉えるものを感じていました。

 そして今、なのはなでみんなとQUEENの曲を演奏する機会が与えられています。
 それは偶然のように思えて、縁で繋がっていたのかもしれないと感じます。やっぱりあのとき感じた、この人たちのことを知りたい、と思った気持ちは本物だったのだと、ここにきて感じます。
 あゆちゃんの和訳してくださる曲の歌詞、包み込まれるようなドラマチックなメロディーにいつも心が動かされ、鳥肌が止まらなくなります。

 昔はただ何も感じていないまま、フレディの歌を聞いていたけれど、今はみんなと共有して、向かって行くことで、フレディが何を思っていたのか、何を伝えたかったのかが、曲を通して見えてくるようで、それがすごく嬉しいことだと感じます。
 今日もみんなとボヘミアンラプソディの練習ができて嬉しかったです。
 まだまだ音がつられてしまったり、口がまわらないところもありますが、みんなとぴたっと重なったハーモニーが生まれたときはすごく感動しました。
 パズルのピースがかちっとはまったような、あるべき形の音がぴたっと立体的に生まれて、その瞬間、時が止まったようでした。
 その一瞬を積み重ねて、一瞬が永遠になるような、あるべき形のコーラス、妥協しない、高い理想をもったコーラスをしていきたいです。

 音楽合宿2日間、初回でしたが実りある2日間でした。
 最後の桃のピークと重なって、さくらちゃんはじめお仕事組さんたちにたくさん助けてもらって申し訳なかったな、と思うのですが、と同時に、ピークがお仕事組さんたちと一緒にいられたことがすごく心強かったと思います。
 いま私はまだコンサートに出た経験が浅く、桃の役割がありながらも、音楽合宿に出させてもらって、気持ちを作る、途中段階にあります。
 みんなにたくさん助けてもらって、カバーしてもらって、音楽合宿に集中して取り組むことができました。本当にありがたかったです。私も、みんなが助けてくれた分、今回のコンサートを通してぐんとまた一段階レベルアップして、できることを増やし、みんなに還元できるような、そんな自分でありたいです。