「全部をさらけ出す」 かのん

2月17日

 昨日からミーティングが始まりました。
 摂食障害とはどんな病気か昨日と今日で詳しくお父さんに教えてもらいました。
 凄く怖い病気ですごく恐ろしくて治らないといい事なんてないと凄く心の底から思いました。
 治らないとまず本当に人生が成り立たない、そして生きていけないということがわかりました。

 本当に恐ろしい病気だと思います。私もこれまでここを出た方が幸せになれると思っていたところもありますが実際はそんなことなくて絶対に症状が戻ってしまうとおもうし、人間関係も取れなくて働けなくなってしまいにはゲームオーバーになるなと感じます。

 そして、高校に行ってネットで見る人たちみたいに遊びたかったけどそれは嘘でしかなくて、現実にはもう人間関係を作れる学校なんてないんだなとお父さんの話を聞いて思いました、

 私はこれまで、ここを卒業したらJKで遊びたいとおもっていました。けどそんな自分だけど利己的な考えだと治らないと改めてわかったし、どこの学校でも人間関係が作れて遊べるところはないんだと思います。そうなったらもう心を入れかえて自分の治る意味と病気になった意味を知って未来に希望をもって治れるようになろうと思います。

 そして、お父さんが言っていたみたいに、過去の事は辛いことを忘れてしまうと言っていましたがほんとうにそうだと思いました。
 これまで思い出していなかったけど、思い出すと、ここに来るまでもずっとつらいと思っていたと感じました。ずっと競争で苦しかったのを思い出しました。

 これまではここに来るまでずっと楽しいと思っていました、だけどきちんと振り返ると辛いと思っていたかも知れない事に気付きました。自分は大丈夫と思っていたけど昨日、自分のこれまでの体験を書いて客観的に見て凄い事、大変な事になっているなと思いました。

 そして、自分の全部をさらけ出すのが怖かったです。もしきらわれたら……と、でもお父さんやお母さんスタッフさんの事、ペアの子を信じてさらけ出そうと思い、こうして自分の全部を人に言おうと思えて自分を材料にしようと思えたのは初めてでした。こうして自分の事を他人にさらけ出せるようになれたことが凄く自分でも驚き嬉しかったです。そして、ペアの子の体験も全部受け止められる態勢で行きたいと思います。