
2月25日 なつみ
「インターバル+ダッシュ」
「あ、止んだ!」「え、降ってるよ」「でもお日様が出てきてる!」
どっちつかずの空模様に、小さなランナーたちは心を乱されています。
勿論、わたしもその一人。
(そろそろ、外を走りたい……!)
実行委員さんもわたしたちの気持ちをかなえようと、外を見ながら粘って考えてくれていましたが、柔軟体操が終わった後に、そのまま室内メニューの体幹トレーニングが始まり、今日も外に走りに出られないことを悟りました。
わたしたちはプランクをしながら、今日はおとなしくサーキットトレーニングをする日なのだと、それが神様の声なのだと思い、覚悟を決めて、(さぁ、サーキットだ!)と立ち上がった時、あけみちゃんが、「今日はサーキットトレーニングではなく、インターバルランニングをします!」と、宣言しました。
初の試み、「インターバルランニング」とは、BGM1曲分のあいだ、体育館をグルグル走り、続いて1曲分のあいだ早歩きを1セットとカウントして、それを3セットするというトレーニング。
みんなで2列になり、1曲目は『インビジブルマン』をBGMに走り始めます。
わたしたちは通常ランニングでは時速8キロペースで走っているのですが、このインターバルランニングのランニングは、ランニングではなくダッシュでした。
先頭を走るまちちゃんとあけみちゃんが無茶苦茶速い。追いつこうと必死に走っていると、曲の2番ですでにゼーハーしていて、曲の前奏、間奏、後奏が始まるたびに(ここは端折れないのか)と心の中で毒づく始末。きつくて、1曲が果てしなく長く感じます。
特に曲の後奏はいつもの2倍ゆっくりに感じて、こんなに全速力で走っているのに、曲のテンポは遅いから、割に合わないと腹を立てて、それでも2セット目に入ると、内心、新鮮でストイックなトレーニングを楽しみ始めていました。
とにかく走る。走る。どうせこのインターバルランニングで、今日のフルメニューは終わりなのだから、限界まで全力で走ろう。そう思って、わたしは頑張って3セット目まで必死に食らいついて、走り続けました。
そして3セット目が終わり、(やりきった……)と、清々しい気持ちで実行委員さんの締めの言葉を待ちます。
「今日はこれで、フルメニュー……終わりません!」
「えーーーー!!」
まだあるの!?
なんと最後は、外に出てお仕事組さんの坂で、坂ダッシュを4往復。
室内でも屋外でも、存分に鍛えられたフルメニューの時間。
実行委員さんの愛のムチに感謝です。