3月16日
ずっと、このジャガイモの植え付けの日を心待ちにしていた。私が夢中になってできる、面白いことだらけのジャガイモの植え付け。ワクワクが止まらない。でも、そっとその気持ちは胸にしまって、さくらちゃんのように、黙々と心の中で情熱を持って、スピード感を持って、質高くやるんだ。ワクワクしすぎると、興奮しておしゃべりが多くなっちゃうからね! そう思い、ひと呼吸。
と、さくらちゃんが、「今回ジャガイモは、約1万7千個植えます!」
「えーーー!!!」(あ、心の声がもれた。)つい興奮してしまいました。
まずは、夕の子、夕の子東の畑から。この2枚の畑が、ジャガイモの畑の中で一番大きい畑。この2枚が終れば、残りは半分だそうです。とはいっても、今回ジャガイモが植わる畑はなんと、なんと。10枚です。すごい数……。
畝は須原さんが畝たて機で溝をつけてくださり、畝たて機が入らない畑は、皆で立てました。
そして、今年はまた新しいやり方。今までは、畝の形をベッド畝(平ら)にしてジャガイモを植えていましたが、今回は違う。その名も、「M字型」その名の通りに、断面図にするとM字型になるよう、畝を成形していきます。
140センチ間隔にラインを引き、そのラインを中心として、鍬1つ分の溝を、左右にあげていきます。そうしたら、あら不思議。畝の両端に、土が盛られ、M字型の畝になります。
M字型といっても、小文字のmくらいに、真ん中に、少しくぼみができるくらい。
そのM字型の効果は、2つ。水が、畝間に流れないで、しっかり水が吸収できるようにと、もう1つ。
ジャガイモの芽が出たときの霜と寒さ対策として、土をかけるときに、M字型の両端の部分を使ってかけて、霜から守るため。
この新しいM字型がどんな風に活躍するのか、それを、ジャガイモを育てながら、見ていくのが楽しみです。
そして、植え付けでは、役割分担をします。1チーム目は、芋を置くチーム。2チーム目は芋を埋めるチーム。
最初は、私はえつこちゃんとペアで、芋を置くチームに入らせてもらいました。
1人がコンテナを持ち、もう1人が置いていくというスタイル。
1コンテナずつ役割交代しながら進めていきました。まずは、私は、芋を置く方から。
今回は、株間が23センチ。23……? 微妙な数字? いやいや、手を開いたときの、親指から、小指までの長さ! だとお父さんが教えてくださいました。それだったら、何か道具を片手に持つわけでもなく、自分の手で長さをはかれるから、やりやすい! そのお父さんの、手がものさしになるやり方が私にとってはすごくやりやすく感じました。
コンテナから、芋をとって、「いち、にっ、さん。」自分の中でテンポを作ってやっていきます。心の中刻む、リズムに乗りながら、自分の体をその、リズムに合わせて動かしていく。
これが、ほんとたまらないほど、楽しいのだ。ゲーム感覚で、やっている感じ。
と、やっているとあっという間に、1コンテナ終わり。次は私がコンテナを持つ番。
芋のコンテナを持つ。筋トレだ。と、周りを見ると……。コンテナを持つ人が、芋をコンテナからとって、置く人に渡している。ああ、そうやればいいのか!
片手でコンテナを持ち、渡す。(3個くらい)そして置く。
いちっ、にっ、さんっ、リズムで、ジャガイモを置く。そして、しっ、で、ジャガイモを貰う。
いちっ、にっ、さんっ、しっ、いちっ、にっ、さんっしっ。おお、軌道に乗ってきた。
いちっ、にっ、さん、「はい!」(芋を渡す)いちっ、にっ、さんっ、「はい!」
掛け声をすると、さらに、やる気がでてきて、息もぴったり! いちっにっ、さん、はい! この掛け声をするだけで、なぜか、疲れも、重さも、全部吹っ飛んで、夢中になれる。私は、これが好き。この相手と息を合わせて、リズムに乗っていく、この感じがすっごく好き。それだけで、パワーがどんどん湧いてくる。やればやるほど、パワーが湧いてくるこの感じ。もう、ほんと楽しい! こうやって、相手と自分の気持ちを1つにして、一番良い形を相手と一緒になって、作ってく。2人なんだけど、体と心は1人というか、一体となって、体を一緒に動かしていく、これが私の一番の言いたいポイント。語彙力はないが。そうやって、やっている時間ほど、時間はあっという間に感じる。
その次は、芋を土で埋める工程に入らせてもらいました。
手スコップを使って、これもまた、いちっ、にっ、さんっ、のリズムで。うーーー、止まらない。
身体をリズムに乗せて、いちっ、にっ、さんで動かしていく、これ24時間やっていっれるくらいに、心が躍ります。
なんて、楽しいんだ。これが夢中になれるってやつなのか! それだけで気持ちがこんなにも、ふっと軽くなるなんて。とても充実した時間でした。
