3月15日(日)「ジャガイモ・ウィークへ突入準備!!」

3月15日のなのはな

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 春夏野菜、スタートを切るのは、ジャガイモだーっ! 

 ジャガイモの植え付けに向けて、今日は……、みんな大好き! ライン引き&畝立てデーでした! 今季初めての畝立てで、作業発表を聞いたとき、飛び跳ねるほど嬉しかったです。

 午前中は、午後からの畝立てに向けて、いかにもライン引きが得意そうなメンバーでライン引きを進めました。
 まずは、梅林奧、奧々畑から。ジャガイモの畝幅は140センチと広いため、いつも使っている定規ではなく、さくらちゃんが考えてくれて支柱用の竹で140センチのところに印をつけたものを使うと、畝幅を一回一回計る必要がないので、とても速かったです。
 私は、さくらちゃんと一緒に、畑の両端で、畝幅の140センチピッチでメジャーを引っ張っていく役割をしていたのですが、この役割も想像以上に忙しいのと、頭を使います。畑の長さや人数によって、メジャーを引っ張るのに専念したほうが良いときと、メジャーも引っ張るし一緒にライン引きもするほうが良いときがあって、それが上手くいくと、ライン引きをしてくれていたえつこちゃんたちの手が余らなくて効率の良い作業ができるなあと思いました。反対側にいるさくらちゃんと息を合わせて、同じタイミングで動けると、ライン引きがとってもスムーズに進んで楽しかったです。

 

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 最初の畑は、やり方がまだ確立していなくて少し手こずってしまったけれど、次のゆず畑からはだんだんとメンバーの息もあってきて、1枚の畑が終わるのにかかる時間がどんどん短くなっていきました。フルメニューで9.2キロのなのはなコースをランニングした後だというのに、みんな猛スピードでラインを引きながら畑の中を走っている姿がかっこよかったです。

 ライン引きの目標は、昼食までの1時間半で6枚の畑を終わらせる予定だったのですが、ジャガイモ5枚と、近々コマツナの種まきをする畑1枚のライン引きが30分前に終わり、残り時間で、これもジャガイモがくる夕の子畑と夕の子東畑のライン引きに向かいました。夕の子畑のライン引きをしていると、すぐ下の夕の子桃畑で摘蕾をしていたメンバーがいて、最後15分間は摘蕾のみんなも合流してくれて、多人数で怒濤の勢いでライン引きをしていくと、午前中に、夕の子、夕の子東畑のライン引きも完了! 目標以上に進んで、みんなで気持ち良く作業が終えられて嬉しかったです。

 

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   そして、午後からは、午前にライン引きをしたところの畝立てをしました。集まったメンバーは、午前同様、いかにも畝立てが大好きそうなメンバーです! さくらちゃんが最初に、
「お父さんに教えてもらって、ジャガイモの畝はM字のような形にしたいです」
 と説明してくれて、ん……? M字とは? と思ったのですが、説明を聞いていると、畝の両肩にライン状の土をくわであげていき、畝の両端が盛り上がって中心部分がそれよりも低くなるようにつくる、ということでした。断面図がM字のような形の畝にすることで、水不足解消に効果があることと、もしジャガイモの芽が出てから霜が降りる日があっても、両肩の土をジャガイモの芽にかぶせることで霜対策ができるという2つのメリットがあるそうです。今年は植え付けるのが例年よりも早いから、霜対策のことも考えて畝作りをするのがナイスアイディアだなあ、と感じました。

 

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 いつもの畝立てなら、1本の畝間を作るにも鍬を複数回いれて数十センチの幅を取ることが多いのですが、今回のジャガイモの畝は、鍬の刃1つ分の幅で1本のラインを切っていき、これがそのまま、畝間になります。後にジャガイモが育ってから土寄せをしていく段階で、最終的な畝を形成していくという寸法です。今日は、1回勝負で真っ直ぐに土を切って畝に上げていくのが意外と難しくて、「今日の自分は真っ直ぐに畝立てできないなあ……」と思っていたら、隣にいたみんなも同じ事を思っていたそうで、自分だけじゃなくて少しホッとしました。

 

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 最初に畝立てした梅林奧の畑も、じゅうぶん土がフカフカだったけれど、その次のゆず畑とゆず畑下へ行くと、更にふっかふかで、くわを一回土にいれたときの「サクッ!」という音や感覚に、その場にいた全員が「ふかふかだぁ~!」と歓声をあげるほどのふかふか加減で、とても楽しかったです。畝立てクイーンのえつこちゃんは、「ふふっ♪」と笑っていて、えつこちゃんの畝立てへの愛情がすごく伝わってきたり、カメラを向けたときのそのほかのみんなの表情も、いつもよりも更にキラキラしていて、自分もとても嬉しい気持ちになりました。
 できあがった畝は、両肩が少し盛り上がった綺麗なM字になりました。

 

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 ジャガイモを育てる畑で、4枚分は人力で畝立てをし、それ以外の4枚は、須原さんがトラクターの畝立て機を使って畝を立ててくださることになっていて、今日は日曜日でしたが、午後から須原さんが来てくださって3枚分の畝立てをしてくださり、本当にありがたいなあと思います。

 ジャガイモ4枚の畑の畝立てが終わったあとは、崖崩れ畑のコマツナ用の畝立てをしました。崖崩れ畑は長辺が長いため、全員で1畝に入って進めていきましょう、と、さくらちゃんが言ってくれて、9人で1畝に等間隔に入って畝を立てて行きました。

 昨年までは、湿害予防のために畝間がつるつるになるくらい綺麗に土を上げて、超高畝にして育てる野菜が多かったのですが、その結果、水不足になってしまいました。そのため、今年は、水不足にならないように全ての作物の畝を低めの畝にするという方針であることをさくらちゃんが途中で話してくれたのですが、それだとまだ人によって土をあげる量に差が出てしまって、自分もなんとなくになってしまっていました。でも、そのあとにさくらちゃんが、「ネットの裾にかけられるくらいの土を畝間に残す意識でお願いします!」と更に付け加えて言ってくれて、自分はそれがすごく分かりやすかったなあと思います。さくらちゃんのその一言によって、全体でも統一感がでてきて、畝の高さも揃うと進むスピードも必然的に揃ってきて、誰一人早すぎたり遅れてしまったりせず、本当に全員が同じスピードで進んでいきました。

 

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 崖崩れ畑の畝立てをしていると、古吉野なのはな方面からあゆみちゃん、ひでゆきさん、たけちゃん、ちーちが歩いてこっちにやって来る姿が……! 何かな? と思っていたら、畑にやってきたたけちゃんとちーちが、
「これ、どーぞ! いつも、ありがとうございます!」
 と言って、ホワイトデーの手作りクッキーをプレゼントしてくれました。白、ピンク、緑色の丸くて可愛いクッキーをたけちゃんとちーちが一人ひとりに渡してくれて、その姿が本当に可愛かったなあと思います。あゆみちゃんファミリーからの素敵なプレゼントのおかげで更にパワーがでてきて、「絶対にこの畑を終わらそう!」とみんなで気合いを入れて残りの畝立てを進めました。

 

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「1畝6分でできたら終わります!」というさくらちゃんの声に、6分か……、とドキッとしたけれど、気がつけばそれよりも速い1畝4、5分で進んでいて、協力プレーのすごさを改めて感じました。終わるかドキドキだった崖崩れ畑の畝立ても終わって、さらには畝ならしまでも17時までに終えることができ、畝立てメンバーみんなで、「終わった~!」と喜び合えた瞬間がとても嬉しかったです。となりの奧桃畑で摘蕾をしていたみんなも、「終わった~!」と同じように言っているのが聞こえてきて、作業は違っても、いつも同じ気持ちで作業に向かっている仲間の存在を強く感じました。

 

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 ライン引きや畝立てで思い切り身体を使って作業できた1日がとっても楽しかったです。

 明日は、いよいよジャガイモの植え付けだ! 頑張ります!

(よしみ)

 

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 もうじき、ジャガイモの植え付けが始まります。今年は、大小合わせて8枚の畑でジャガイモを育てます。面積で言うと、およそ47aになるそうです。考えただけで、幸せな気持ちになります。そして、今年はこれまでとは違った試みがたくさんあるので、本当にワクワクします。
 違った試みの一つは、「芽出し」です。種芋をそのまま植え付けるのではなく、芽出しをして、その芽を丈夫に育ててから植え付けます。1週間前に、芽が出やすいように、ホットカーペットの上にジャガイモを置いておきました。それを昨日、さくらちゃんや、りなちゃんと確認すると、ピヨピヨと小さな芽がたくさん出ていました。その時のさくらちゃんの輝いた目を見て、「アッ、これは上手くいっているんだな!」と思い、私の心も躍りました。早速お父さんに見せにいくと、「すごいね!」とお父さんも満面の笑顔です。これは絶対に上手くいくな! と確信して、早くも大豊作の情景が思い浮かびました。

 

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 今日は、この芽をより丈夫な芽にするために、外で日光に当てる作業をしました。2〜3週間日に当てると、色が濃い緑、紫、黒っぽい色でがっしりと固くなってくるそうです。本当は、それくらいしっかりと日に当てて、丈夫な芽にしたい! ……ですが植え付けの日が迫っていて、今回はそこまで日がとれない……。それでも、できるだけのことをしよう! ということで、植え付けまで3〜4日しかありませんが、日に当てることになりました。時間も人手もかかるけれども、この手間を惜しまず、いい芋を作るんだ! というお父さんやさくらちゃんの芋に対する情熱を感じて、私も一気にやる気が増してきます。

 まず、温室に並べられるだけ芋を並べ、並ばない分はパレットに並べて、グラウンドで日に当てることになりました。芽が出やすい適温は10〜20度だそうです。今日の最高気温は9度。少し低めですが、温室の中は15度近くあり、丁度いい暖かさです。また、夜になればエアコンを効かせて、適温を保つこともできます。これなら寒くて芽が出ないこともなく、暑すぎて芋が傷むこともありません。

 

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 種芋はオーケーサイズくらいの小さな芋から、200グラムくらいありそうな大きな芋まで、さまざまです。こんなに大きな芋を種芋にしてしまうなんて、勿体ないなぁと思っていたのですが、大きな芋は、切ってから植えるそうです。お父さんが切り方を教えてくださいました。私は横半分に切るのだと思っていたのですが、縦に切るんだよ、と聞いて少し意外でした。そういえば芽取りをしたり、芽が出た芋を見た時に、芽が片方に集中しているなぁと私も思っていました。ジャガイモには頭とお尻があって、芽は頭に集中しているから、縦に切って芽が均等になるようにするんだよ、と教えて頂いて、その説明にすごく納得したし、新しいことが知れて嬉しかったです。

 

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 午前に、段ボール80箱分のジャガイモを並べる、というのが私たちの使命でした。人数は7人。「頑張って終わらせよう!」と意気揚々と始めたのですが、いざ並べ始めると、なかなか段ボールのジャガイモは減っていきません。芽が折れないようにそっと持ち、芽が上になるように置いていきます。時々、芽が折れてしまい「しまった!」と冷や汗が出ます。折れないように、しかも素早く並べていくのが、思いのほか難しい! なるべくたくさんの芋を広げたいので、隙間を作らずにびっしりと並べていきます。大きい芋は割とサクサク進んでいきますが、小さな芋は時間がかかります。苦戦していると、お父さんが現れました。お父さんの登場にびっくりしましたが、「人が通れるくらいの通路を作ってから並べるといい、とアドバイスをもらいました。そして、丁寧さだけでなく、スピードも必要で、速く並べるコツを教えてくれました。ジャガイモを両手に2個ずつ持ち、片方の手の芋を置いたら、もう片方の手から芋を受け取り、順繰りに芋を受け渡しながら並べると速い、と教えてくださいました。なるほど、そのようにしてリズムに乗ってくると、ますます楽しくなってきました。隙間なく整然と芋が並んでいき、芋たちが光を浴びて、丈夫な芽が育っていくんだ、と思ったら嬉しくなってきました。

 温室はすぐに一杯になりましたが、まだ5倍以上の芋が残っています。体育館から新しい段ボールを持ってきては、グラウンドで広げます。皆も、午前で終わらせよう! と意気込み、真剣さも増していきました。最後のほう、全部並べるのはちょっと無理だなぁ、と思いながらも、「もう一箱だけいこう!」とカツを入れて、時間ギリギリまで並べました。
 干せなかった分は、ホットカーペットの上に置いたままでいいよ、とさくらちゃんから言ってもらっていました。これは日光に当てずにそのまま植えるのか……と少し残念に思いながら、午前の作業を終えました。

 

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 午後は、摘蕾の作業をすることになっていたのですが、お父さんが来て、「残った芋を全部並べてしまおう!」と言ってくれました。私は、並べられなかった芋を心残りに思っていたので、「ヤッター!」と思いました。私と、ゆうなちゃん、ゆかちゃん、うたなちゃんの4人で、黙々と並べていきました。今日は天気が変わりやすくて、晴れ間が出ているのに、時々パラッと降り出して慌てたり、またすぐに晴れ間が出てきたりして、並べていいのかどうか、迷いました。でも、「とにかく全部干してしまおう!! 雨が降ってきたら、その時は皆の力を借りて体育館に取り込もう!」ということで、また黙々と並べていきました。芋の量がすごいので、パレットも足りなくなり、浅いコンテナも使って並べていきます。メークインが終わり、アンデスを並べ、最後に購入したホッカイコガネを並べ、ようやく全ての芋が並べられました。今日並んだ芋は、温室一面に加え、大きなパレット19枚分、浅いコンテナ15枚分、全部でおよそ700キロ以上あったのではないか、と思います。これに加えて、デストロイヤーも加わると、本当にたくさんのジャガイモを植え付けることが分かります。4人で笑顔で満足して、摘蕾の作業に加わりました。

 

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 摘蕾をしていると、16時過ぎに空が曇りかけ、雨が降り出しました。ジャガイモが濡れてしまう! と思い、みんなが脚立から急いで降りて、ジャガイモの元にダッシュしました。2人1組でパレットを持ち、体育館に運び入れます。みんな気持ちが焦ります。私も急ぎたいけれど、ジャガイモが重たくて、みんなのように速足で運べません。相棒のゆうなちゃんは、私に気を遣い、足の速さを合わせてくれます。体育館でダンスの練習をしていた人も助けに来てくれて、ようやくジャガイモを体育館に無事運び入れることができました。終った時は、ジャガイモを救えてホッと安心したし、みんなで真剣になれた時間が、一体感を感じてすごく嬉しかったです。
 植え付けまで、少しでも丈夫な芽にするために、「明日からも頑張って干すぞ! どうかいい天気であって欲しい!」と思います。

(のりこ)

 

***

 

 ジャガイモの植え付けに向けて、種イモのカットをしました。
 ホットカーペットを使って芽出しをした種イモは、芽が少しずつ大きくなってきています。今は日中、日に当てさせていて、しっかりとした丈夫そうな芽に近づいてきています。
 自家採種なので、大きさは様々です。種イモは40〜60グラムあれば充分なので、大きい芋はカットして使うことにしています。120グラムくらいであれば半分にして、それ以上大きくて芽が沢山ついていれば3等分することもできます。 

 

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 お父さんから教わった、大事なことは、必ず芽が均等につくように切ること。また、芽が取れたりしないよう、芽のすぐ傍を切らず、斜めにするなどして、少しずらしたところで切ること。それを守って一つひとつ、芋の芽の付き方を見て切るようにしていきました。
 草木灰は、切り口からの腐敗や病気の感染を防ぐために薄くつけます。薄くつけるということがよくて、多いと水分を吸収しすぎてしまい、逆に腐ってしまいます。

 

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 切る工程、草木灰をつける工程とを分担して作業は進めました。約13,000株分を植え付ける予定なので、種イモの数を確保するために、昨日の午前と今日1日を使って大きい芋は全て切りました。作業が終わるころには、草木灰をつけたあとの芋が中庭に埋め尽くされるように並びました。夕方には、温室に全ての芋を入れて、夜間も暖かい状態で管理します。
 今回カットした芋は、よく乾かし、植え付けが良い状態でできるようにしたいです。

(まりの)