成人式の感想文「私が私であれるのはーーなのはなファミリーで迎えた成人式ーー りな」

私が私であれるのは
ーーなのはなファミリーで迎えた成人式ーー
りな

 

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 今日は、成人式当日。一日、たくさんの家族にお祝いしていただき、一つの節目を迎えられたことが、本当に、ありがたくて嬉しかったです。
 
 毎年着付けに来てくださっていた村上さんがおられないなか、ヘアメイクから、着付けまで自分達でする最初の年でもありました。肌襦袢はあゆみちゃん、タオル補正から振り袖の着付けをあゆちゃん、帯をさとみちゃん、と分業での着付けで、髪型はつきちゃん、メイクはまえちゃんがしてくれました。

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 朝5時15分に起き、身支度をして、5時35分にパソコン室へ。寝ぼけた目を擦りながらパソコン室の扉を開くと、ぴしっと髪型も整え、清楚な服を着たさやねちゃんが、にこっと優しく笑いかけてくれました。手にはビデオカメラもきっちり用意されていました。その姿を見て、とても背筋が正される思いがしました。今日は、私達三人の成人式でもあるけれど、みんなにとっても、節目の日になるのだなあと思いました。私は、その代表の一人として振り袖を着させてもらうのだなあと思いました。今年二十歳というだけで、みんなと気持ちは同じなのだなあと思うと、涙が出てきそうなぐらい嬉しかったです。

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 小さいことだけれど、パソコン室で、着付け前に食べたおにぎりが、まだホクホク温かくて、そういえば、パソコン室に上がるとき、台所の明かりが灯っていたことを思い出しました。私達が起きる前に、熱々のおにぎりを握ってくださっていたのだ、と思って、まことちゃんやひろこちゃんの笑顔が思い浮かんで、心もポカポカ温かくなりました。
 昨日は、午後に撮影をさせてもらって、途中、部屋の外に出た時に、子供玄関の窓を綺麗に拭いているみんなの姿がありました。いつの間にか、みんなが古吉野の校舎の中を掃除してくれていたり、飾りつけがされているのを見て、とても嬉しい気持ちになりました。
 自分の気づかないところで、たくさんたくさんみんなが準備してくれていたり、気持ちがこもっているのだなあと思いました。

 朝の着付けは、5時45分スタート。そなちゃんはメイクブースへ、ゆうはちゃんはヘアブースへ、私は着付けブースへと、分かれます。着付けは55分、ヘア・メイクは45分ごとにタイムを計って、ベルトコンベアーのように時間で区切ってブースを移動するシステムを、あゆちゃんが考えてくれていました。

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 それぞれが、持ち場に分かれてスタートしました。緊張した空気で張りつめます。9時の出発までのタイムリミットまでに、着付けを3人とも終えられるかどうか、ドキドキしました。でも、そんな緊張した空気の中でも、あゆみちゃんやあゆちゃんが、整然と、落ち着いて着付けを進めてくれました。まるで初めてだとは思えないぐらい、スムーズに、進んでいきました。
 あゆみちゃんやあゆちゃんが締めてくれる帯紐で、ぎゅっと姿勢が正されていきました。肌襦袢、長襦袢、振り袖、といくつも重ねて着ていくなかで、肩にかかるずっしりとした生地の重みが実感となって、気持ちが作られていくような気がしました。
 あゆちゃんの手つきから、緊張が伝わってきて、それでもあゆちゃんの姿からは、心配の要素は微塵も見えなくて、凛としていました。そんなあゆちゃんが、とてもかっこよかったし、背中を押してもらっているような気がしました。
 55分の時間の中で、あゆちゃんとあゆみちゃんが、あっという間に着付けをしてくれました。その後は、さとみちゃんが待つ帯ブースへと移りました。

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 さとみちゃんが、繊細な手つきで、帯を締めて、結ってくれました。一つの皴まで丁寧に、伸ばしてくれました。帯紐の結びも、本当に可愛くて、とても簡単そうに結えるさとみちゃんが凄いと思いました。後で、ふみちゃんから、この帯紐に合う結び方をさとみちゃんが動画で勉強してくれていたんだよ、と教えてもらいました。さとみちゃんの気持ちが嬉しかったし、こんなにも強力な家族がいることが、とても誇らしい気持ちになりました。

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 髪型は、つきちゃんがしてくれました。3日前ほどに、ヘアメイクの予行練習があって、それから毎晩つきちゃんが声をかけてくれて、髪型の練習をしてくれました。何度も予行練習の動画を見て、研究しているつきちゃんの、良かれの気持ちがずっとありました。お仕事も忙しい中なのに、自分事のように、考えてくれて、そのことがとても嬉しかったです。

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 最後のメイクブースでは、まえちゃんが待っていてくれました。緊張した空気の中でも、まえちゃんのちょっとした一言が温かかったり、優しくて、心が溶けたり、安心することが何度もありました。手先はとても繊細で、丁寧で、気持ちが引き締まりました。

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 メイクまで全て完了したときは、8時半。そんなにも時間が経っていたのだと驚きました。一瞬のように感じました。そなちゃん、ゆうはちゃんも同じタイミングで完成していました。
 2人とも、振り袖姿がとても可愛くて、気品がありました。振り袖が、2人のためにあったのか、と思うほど、ぴったり似合っていて、華やかでした。振り袖の華やかさに負けないぐらい、そなちゃんとゆうはちゃんの内側から、発光されているようなオーラがありました。
 2人と一緒になのはなの代表として成人式に出られること、同じ時代を生き抜いていく仲間として今日を節目にできることに、縁を感じて、2人の存在を大切にしたいと思いました。

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 お父さんとお母さんも、朝早くから来てくださっていました。自分達で着付けをする初めての年なので、時間内に完成するのかと心配されていました。でも、出発の30分前には完成し、お父さん、お母さんに真っ先にお披露目することができました。
 お父さんとお母さんが、こんなにもはやく完成したことに、とても驚かれて、喜んでくださいました。あゆちゃんはじめ、着付け、ヘアメイクをしてくれたみんなの協力体制があったからできたことでした。

 外は雪がちらちらしていて、寒い日だったけれど、振り袖を着ていると、寒さを感じなかったし、周りにみんなの笑顔があって、寒いと感じる隙もないぐらい、心が温かくなりました。

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 勝央文化ホールで行われた成人式では、客席の最前列にそなちゃん、ゆうはちゃんと座りました。何度も成人式の場にいさせてもらったことがあるけれど、後ろから、成人の子の後ろ姿を見つめながらの出席でした。景色ががらっと変わっていました。今度は、応援する側ではなく、たくさんの家族の気持ちを背負って、出席する側なのだなと思いました。気持ちが引き締まる思いがしました。

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 成人式が終わったあとも、古吉野に帰り、みんながなのはな写真館を開いてくれました。体育館が綺麗に飾りつけされ、いくつも背景の幕が下がっていました。お父さん、あゆちゃん、まえちゃんがカメラマンとなって、3ブースで写真撮影をしてくださりました。

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 カメラを構えているお父さん、あゆちゃん、まえちゃんの瞳、周りでライトや反射板を持っているみんなの笑顔……。どこを見ても、キラキラ輝いていました。「可愛いね!」「きれいだね!」と、たくさんたくさん言葉をかけてくれて、自分の存在自体を、肯定されているように感じました。こんなにも、喜んでもらえることは人生で初めてだと思いました。

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 今日一日を振り返って、幸せだ、と思った瞬間は、必ず誰かの笑顔がありました。誰かが喜んでくれたり、幸せそうにしてくれたり、笑ってくれたり、それが、全部自分に返ってくるのだ、と実感しました。
 そして同時に、今つくっている、みんなとの関係が、自分というものを形作っているのだ、と感じました。

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 私は、これまでも、ずっと、自分の知らないところで、たくさんなのはなファミリーの家族に支えられてきたのだなあと、この機になって実感しました。人として完成していなくて、未熟であるが故に、できないこと、間違うこともたくさんあったけれど、挫けずにここまで来れたのは、良かれの気持ちで、大きく受け止めて、守ってもらっていたからだったのだ、と思いました。
 行き場のない気持ちも、全部、共感する日々を過ごすなかで、埋めてもらっていたのだなと思いました。気付けば、嬉しい気持ちも、みんなと分け合っていたし、悲しい気持ちも、誰かが共感して、癒してくれていたと思いました。
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 今、なのはなファミリーには私よりも年下の子もたくさんいたり、なのはなファミリーに来てくれて、新しく繋がる関係もあります。そして、これからもきっとまだまだたくさん待ち受けている誰かがいるのだろう、と思います。
そんな人にとって、私は、これまでなのはなのみんなに受け入れてもらったように、守ることができる人になりたいです。共感できる人になりたいです。

 成人式は、一つの節目であって、時間の流れの中で生きている私たちにとって、いつもと変わらない一日です。
だけれど、もう一度、何を思って、どう生きたいか考える、とても大切な日になりました。

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 お父さんが、ホールで、席に座って緞帳が開くまでの待っている時に、『志』について話してくださいました。
「仕事をする時も、目の前の人にどれだけサービスできるか、どれぐらい喜ばせるか。それは、人によって違う。目の前のことに、一生懸命に向かった人は、それと同じぐらい、人を喜ばせることができるね。その深さは、かぎりなくあって、深く深く追求していくことが、志だと思うよ」
 私は、志、とは、何か大きな目標を持つことをいうのではないか、と思っていたり、大きなことを成し遂げないといけないのではないか、という価値観がありました。
 でも、それは本当に断片的な一部でしか過ぎないのだ、と気づきました。大きさ、ではなく、追求する深さなのだ、と思いました。本当に塵のような小さな喜びを、山のように積み重ねることなのだと思いました。

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 誰も、1日は24時間で、寿命が来たら死んでしまうけれど、その中で、本当に志高く生きる人は、今、目の前の人や役割に誠実に、一生懸命になれるのだ、と思いました。
 同じように訪れる毎日も、自分の気持ち次第で、特別にできたり、あるいは消費する日に出来たり、発見の多い日にできたりする、ということを、成人式を経て実感しました。
 今日と同じ明日は来なくて、明日がどんな日になるか、未来に何があるか予想もつかない、保証もないけれど、保証のない中で、毎日を誠実に、感謝の気持ちを忘れずに、頭を垂れる気持ちで生きていきたい、と思いました。

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 十歳に十歳の責任があり、二十歳は二十歳の責任があること。年が小さかろうと、大きかろうと、生きている限り、ずっと今に見合った責任や、越えなければならないハードルは必ず用意されて、誰一人例外なく、自分自身で立ち向かっていかなくてはいけないこと。
でも、その時に、一人ではないのだなと思いました。
 同じ条件の中で、生き抜く仲間がすぐ隣に並走してくれているのだと感じました。
 私が、未来に前向きに、やぶれかぶれでも、真剣に生き抜くことは、今の仲間や、まだ見ぬ、同じように真剣に生きようとする人の力になることなのだ、と思いました。そのためだったら、生きていきたいと思えました。

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 自分一人では生きていけなくて、これまでも、たくさんの人に支えられて生きることができました。そして、これからも、いつだって誰かのための自分であることには変わりがありません。それならば、どんな役割であっても、誰にどう映ったとしても、それが今、自分の生きる道なのだと信じて、後ろは振り返らずに進みます。
 良いことも、悪いことも、嬉しいことも悲しいこともたくさんあるだろうけれど、そのことに逃げたり、あぐらをかかずに、それは全て必然にして導かれたものだと思って素直に受け止め、立ち向かっていきます。

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 なのはなファミリーのお父さん、お母さん、みんなの大きな存在が確かに自分の中にあります。一生、宝物として光っているだろうと思います。自分ではどうしようもできなくなった時、みんなを思い出そうと思います。もう、一人ぼっちではない。どんな時も、支えくれる仲間の存在ができた自分は、とても幸せだと思いました。

 今日はたくさんたくさん、お祝いしてくださり、本当にありがとうございました。

(成人式の感想文:りな)