新成人からの謝辞

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【みつきちゃんからの謝辞】 
「本日は、私たちのために成人式を開いてくださり、ありがとうございます。
 わたしは、今日の日を迎えるまでに、自分なんかのためにこんなに祝ってもらっていいのだろうか、という気持ちがありました。そう思っていたのは、わたしはなのはなで過ごした月日も短いし、自分に自信がもてなかったからです。
 
 しかし、なのはなのみんなは、この成人式を自分のことのように喜んでくれたり、楽しんでくれていました。みんなが満面の笑みでわたしに声をかけてくれました。わたしは、なのはなの一人として、家族として受け入れてもらえているのだと感じられて、本当にうれしくて、あたたかくて、幸せな気持ちになりました。
 
 二十歳のわたしは、今までなのはなのみんなが教えてくれたこと、感じさせてくれたことを、わたし自身もたくさんの人に与えられるようになります。
 常に強い意志をもち、畑作業などの自分の任された役割を確実にやり遂げるために、努力し続けたいです。
 また、どんなときも笑顔を絶やさず、誰かのために動くことができるやさしさを増やしていきたいです。
 それから、なのはなのみんながわたしのことを大切に思ってくれているように、わたしも自分自身を大切に思う気持ちを忘れないでいたいです。
 
 必ずここで、わたしは、なのはなのみんなのような、素敵な女性になります。
 まだまだ未熟なわたしですが、今後ともよろしくお願いいたします。
 そして、成人式にかかわってくださった全ての方々に感謝申し上げます。
 こんなにも、幸せな成人式を迎えられた新成人は、世界中どこを探しても、サリーちゃんと私だけだと思います。
 本日は本当に、ありがとうございました」

 

 

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【サリーちゃんからの謝辞】
「お父さんお母さん、なのはなのみなさん、今日は、私とみつきちゃんの成人式を祝ってくださって、ほんとうにありがとうございます。飾りや掃除、アンサンブルまで、色んな準備を私なんかのためにしてくれて、申し訳ない気持ちもあるのですが、本当にありがたくて、感謝の気持ちでいっぱいです。本当に心からありがとうございます。
 
 自分は大人になるのが怖かったです。今でも正直怖いです。私は、なのはなに来る前は、色んないけないものや、やさしくない人達に依存していて、自立したちゃんとした大人になんか、まだまだ全然なれない状態でした。でも、なのはなに来て、たくさんの、やさしく、まじめで、誠実に頑張っていて、生きる意味を私に感じさせてくれた大人達に、たくさん出会えました。
 
 人生を生きていく中での大切な心持ちや、苦難に立ち向かうときの姿勢、いい人になるためにはどうあるべきなのか、どう人に接するといいのか、何を意識してなにを意識しなくて良いのか。もう二度と、今までみたいにつまずいて辛くならない様に、どうすれば幸せで、強くてやさしい大人になれるのか。その全ての答えが、なのはなにあると信じたいです。
 
 まだ、その答えは見つけられていません。だから、大人になるのがまだ怖いのです。ですが、なのはなのみんなを見ていると、きっと、ここでお父さんとお母さんの言葉を聞き、それを信じて毎日を全力で生きれば、答えが見つかるんだと信じています。私は、なのはなに来ていなければ、ろくでもない大人になっていたに違いないです。だから、なのはなに来れて、みんなに出会えて、本当に自分は恵まれているなと思い、すごく嬉しいです。ちゃんとした大人、ちゃんとした人間になれるチャンスをもらえました。なので私は、怖くてもしっかりとした大人になります。なのはなにいれば、きっとそうなれるに違いないはずです。お父さんやお母さんを心から信用しているみんなを見習っていけば、きっとそうなれるに違いないです。なので、こんな私ですが、これからもよろしくお願いします。そして、改めて今日は本当にありがとうございます。みんなの事が大好きです」

 

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