4月10日のなのはな

ブドウニュース速報です! ついに、池上ブドウ畑のオーロラブラックのブドウ棚が完成しました!!

先週から始まったブドウ棚作り。約6日間の作業を通して、ようやく棚を作ることができました。(ブドウの萌芽が始まる前までに何としても終わらせたい……。そして、須原さんが田んぼや畑のトラクターがけに引っ張りだこになる前に何としても終わらせなければ……!) と思いながら、畑や田んぼの作業で忙しい中、スタッフさんにお願いして、棚作りの作業をギュッと詰め込んで急ピッチで作ってきました。

支柱用の基礎作りが完成し、いよいよ現場での作業スタートです!
まずは、支柱を立てる作業でした。直径32㎜のパイプの下側にコンクリートをつけて重さを出したのですが、そのコンクリートの部分を地面に穴を掘って埋めていきます。ただ単に支柱を打ち込むよりも、かなり頑丈にできあがると須原さんに教えていただきました。

穴の深さはコンクリートがついている部分が埋まるくらいの約30㎝で、スコップの先から30㎝のところに印をつけて、その印が地面と同じになるまで穴を掘っていきました。支柱の数は44本だから、穴も44穴です。1人だと気が遠くなるのですが、ここのちゃんがすぐ近くで一緒に作業してくれていて、2人で「頑張ろう!」と声をかけあいながら穴を掘っていくのが楽しかったです。

穴が掘れたところで、次はそこに支柱を埋めていきました。これも、ただ埋めれば良いという訳ではありません。私たちの建築の先生、須原さんのブドウ棚作りでは、建築道具がたくさん登場します。ここで登場したアイテムは、水平器です。地面と垂直に立てられるように見るための道具なのですが、池上ブドウ畑は傾斜がついている畑なので、支柱を真っ直ぐ立てるのが平地よりも難しいです。水平器を支柱のポールにくっつけて、きちんと地面と垂直になっているか、細かくチェックしながらの緻密な作業でした。

埋めるときの土も、少し入れては細長くて丸い棒を使ってグッグッと推し固めていき、これを3~4回繰り返しながら固めていった支柱は、揺らしてみてもかなり頑丈に立っているのが分かりました。1本1本、気持ちと力をこめて支柱を埋めていくのが、少し大変ではあったけれど、強度がしっかりしているのを確認して「よしっ!」となれる瞬間が嬉しかったなあと思います。

しかし、全て、埋め終えて、「やったー!」と2人で喜んでいると、須原さんから「縦の列の支柱が大幅にズレていて、これでは繋ぎ用のパイプがつけられない」と衝撃の一言が……。
原因は、印付けのときのズレに気づかないまま穴を掘ってしまったことです。横幅が1.5メートルに予定していたはずが、部分的にひどいところでは30㎝ほどズレてしまっていました。
せっかく立てたのに……とチーンとそのときのショックは大きかったです。でも、そのあとすぐに須原さんが対策を考えてくださって、最低限の支柱の埋める位置の修正だけで済みました。建築作業では、とにかくシビアに印付け! 私のこれからの教訓です。

ハプニングも無事に乗り切り、次の工程は、支柱同士を繋ぐ、繋ぎ用のパイプを取り付ける作業でした。支柱用のポールと繋げる方法は、インパクトに穴を開けられる小さなドリルの刃をつけて、支柱と繋ぎ用のパイプに穴を開け、その穴に番線を通して縛るというやり方です。自分の頭よりも少し高いところにパイプをつけるため、不安定で少し高い所でのインパクトはやっぱり難しいなあと感じました。

ここのちゃんは、この日がインパクトデビューの日でしたが、少し時間が経った頃にはすでにインパクトを使いこなしていて、ここのちゃんはこういう作業が得意なんだろうなと、ここのちゃんの手つきを見ていると改めて感じました。いろいろなことが初めてだと思うのに、教えてもらったことを真っ直ぐに受け止めて淡々と作業しているここのちゃんがかっこいいなあと思います。

パイプを繋げるのも、1人ではできなくて、建築作業では声かけが大切だと、いつも須原さんが教えてくださいます。いつも心をオープンにして、視野を広げなくてはできない建築作業は、毎回すごく鍛えられる、ありがたい時間です。須原さんと、ここのちゃんと力を合わせてパイプを繋げていく時間に、幸せな気持ちをたくさんもらいました。

縦繋ぎと横繋ぎのパイプが全て取り付けられたら、ブドウ棚の枠組みが完成です!縦と横で繋がれた支柱を、手でグッと押しても、びくともしません。嬉しい……!! 脚立に乗って、高い所から見たブドウ棚の光景を見て、ここのちゃんと一緒に「わあ~!!! 綺麗!」と喜び合って、記念に写真も1枚!

ブドウ棚は完成したけれど、ブドウ棚作りは、これだけでは終わりません。私が、前からずっと憧れていた、ずっとつけたいと思っていた、雨よけのためのビニールトンネル。その夢も、今回ついに叶いました! 完成した翌日、ブドウ用のトンネルメッシュが、全部で20枚必要で、そのうち2枚は古吉野にあり、それ以外の18枚をホームセンターへ買いに行きました。ホームセンターの駐車場で輝いているトンネルメッシュを見た私は、もう目がハートマークです。帰り道も、軽トラに乗っているトンネルメッシュを見て思わず顔がにんまりでした。

帰って来て、買ってきたトンネルメッシュをつけていきました。トンネルメッシュは一生物だから……と言いながら、バインド線でしっかりとパイプに結んでいきます。須原さんは都合でいらっしゃらなかったのですが、ここのちゃんと一緒に「絶対にこの時間で終わらせようね!」と気合いを入れて取り付けていきました。
トンネルメッシュを繋げていくに連れて、ブドウ棚の上にアーチがどんどん出来上がっていきました。ブドウ棚の枠組みは上から見た方がよく見えるのですが、このトンネルは下から見た光景が私のお気に入りです。
これで本当に、完成! この数日間、仮支柱だけで宙ぶらりん状態で申し訳なかったブドウの樹も、新しい棚に誘引されて、嬉しそうに見えました。

この数日間、須原さんとここのちゃんが、自分の立派なブドウ棚を作りたい!という気持ちにずっと心を沿わせてくださって、本当に嬉しかったです。須原さんは、自分がブドウ棚を作り直したいと相談させていただいたときから、ずっとそのことを気にかけてくださっていて、今回、ブドウ棚を作り始めてからも、私よりも頭の中をブドウのことでいっぱいにしてくださって、たくさんたくさんアイディアをくださり、使える材料、時間、畑の状態などを見て、そこでのベストの棚作りを教えてくださいました。
そして、ここのちゃんも、「ブドウのこともっと知りたいです!」 と話してくれたり、いつも笑顔で一緒に作業してくれて、本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。ここのちゃん、ブドウ部、頑張ろうね!
須原さん、ここのちゃん、本当にありがとうございました。

そして、今朝、ブドウの誘引に行ったら、オーロラブラックの芽が膨らんで、先端がほんのりピンク色になっているのを発見! ああ!もう萌芽する!!! 間に合って良かった~!とホッと一安心。これからいよいよ、今年もブドウ栽培が始まります。どうか、美味しいブドウができますように……。頑張ります!
(よしみ)
