「桃の花と、ダチョウの羽」 かのん

4月2日
 
〇花に囲まれて
 
 今朝、まえちゃんがなつみちゃんと私に声をかけてくれました。声をかけてくれた理由は、花がたくさん咲いている、なのはなコースの写真をとりたい! なので、一緒に走りましょう! という事でした。とってもとっても嬉しかったです!
 なのはなコースへレッツGO! 外に出てみると、今日はとっても天気が良くて晴れていた事もあり桜も菜の花も満開で、桃の花もどんどん咲いてきていました! その光景が本当にとってもきれいで胸に刺さりました。
 出発の所、最初にまえちゃんが写真を撮ってくれました。その時、まえちゃんが古畑にある、なのはながたくさん咲いている中に入って取ってくれたのですが、その時のなのはなの中に埋もれている? まえちゃんがとってもとってもかわいかったです(笑)また、機会があれば誰か菜の花の中に入って写真を撮ったら可愛いだろうなと思い、いつかそのアングルを使おうと思いました(笑)
 いざ出発! もう出発した時点で、さくらが満開でとってもとってもきれいでした! 桜ってこんなに咲くんだ! こんなに綺麗なんだ! そう、胸いっぱいに感じました。それと、何よりも嬉しかったのが、一緒に走っているなつみちゃんやまえちゃん、周りにいた人と、桜を見て綺麗だね! と共有でき、一緒に喜べたこと、見れたことが、とても嬉しかったです。改めて嬉しさも綺麗さも誰かと共有すると、それが倍になるなと思います!
 今日は、お花見ランニングだったので、お花があったらそこでストップしてまえちゃんが撮ってくれました。まえちゃんがストップ! と声をかけてくださったり、自分でも花がないかなと、探していると、いつも走っている所でも、ここにこんな花があったんだ、こんなところにタンポポがたくさん咲いていたんだ、この花かわいい! と、これまで走っていても見たことがなかった花をたくさん見つけることができました。よく走っているなのはなコースだけれども、自分はニュース性や新事実を見つける目で走れていなかった、周りを見て走れていなかったことに気付きました。ほとんど毎日走っていたからこそ、そうして自分の周りを見れていない、ニュースを探す目を持っていない自分の未熟なところに気付かせてもらいました。それがとってもありがたかったです。きっとこの未熟な部分は、日常生活からそうなのかなと思います。もっとニュースを見つけ、新しい事を発見するセンサーをつけて、もっと周りを見て行動できるように成長していきます!!
 きっと、まだまだなのはなコースには私の知らないことがたーくさんあって、ニュースを探す目をもって走ったら、知らないことがたくさんあるんだろうなと思いました。そう思うと、最近飽きてきた、なのはなコースも楽しみになったなと思います!

 今日のお昼に、まえちゃんも言ってくれていたみたいに、秘密のなのはな畑を見つけました! なのはなコースの一回目の上り坂の途中で細道があります。そこを曲がり少し行くと、視界が開けて、3,4枚ぐらいの大きな畑に菜の花がたくさん植わっていて、そこから河川敷に咲いているさくらも見えました! とってもとってもきれいでした。そこの場所が何か初めて行ったところだけれど、凄く気持ちが安らぐような感じがして、一瞬にして気に入ってしまいました(笑)
 大きな畑、一面に菜の花が咲いているのをみて胸がホワッとした気持ち、嬉しい気持ちでいっぱいになったなと思います。自分の身近なところにも、こんなにも綺麗なところがあったのかと思い、なにかその綺麗な光景を見ていると、自分のマイナスな気持ち、落ち込んでいる時の自分が本当にばかばかしい、浅いなと感じました。
 新しく発見した綺麗な場所、まえちゃんとなつみちゃんと、「みんなにも共有したいね、見てほしいね」と言えた時間も嬉しかったです。そうして、自分達だけで綺麗だったと終わらせるのではなくて、みんなにも共有できることが本当に嬉しいなと思います。
 最後、ゴールした時も古吉野の花壇の花たちや、しだれ桜たちが迎えてくれました。最初から最後までどこを走っていても必ず近くに花があり、その中を走っていくのがとても楽しくて癒された時間でした!!
 なのはなコースを走っていて何度も思った事なのですが、本当に花ってこんなに綺麗だったんだ、さくらってこんなに綺麗だったんだと何度も何度も心の底から思いました。花は、去年もあったはずなのですが、今日、見た花やさくらが、人生の中で1番綺麗に咲いていました。これまで、もしかしたら同じぐらい綺麗な花やさくらが近くに咲いていたのかもしれないけれど、それに気づかないほど心が狭かったり苦しかったのかなと思いました。今、こうして花が綺麗だと思える生活ができている事、花に囲まれた生活ができている事、花が綺麗だねと言える仲間が隣にいる事がとってもとっても嬉しくて、これ以上にないほど幸せだなと思いました。
 この幸せを、私だけで終わらせるのではなくて、ちゃんと材料にして次にもつなげていきます!
 
 
〇桃の花と、ダチョウの羽
 
 午前と午後は、桃の人工受粉に入らせてもらいました。去年までは、お父さんも言っていたように耳かきのような小さなポンポン(梵天)で一つひとつの花に人工受粉をしていたけれど、今年からはダチョウの羽を使った大きな毛ばたきですることになりました! 実際に大きさを見比べてみると、ダチョウの羽根のほうは何倍も大きくて効率が良いのが一瞬にして分かりました。(今日、新しく教えてもらった事、学んだ事で、「効率が「速い」「遅い」とは言わない、効率が「良い」「悪い」と言う」という事をお父さんが教えてくださりました。)
 これもお父さんが教えてくださった事なのですが、やる時にぽんぽんをくるくるまわしながらやる事と、まず前提として桃の木では、自分で受粉できる品種と出来ない品種がいます。だけれど、全部の品種に人工受粉をやっているのは、やったほうが変形した桃が少なくなったり、確実だから。また、受粉を助けてあげないといけない品種と、そうでない品種の2つの花の違いを教えてくださりました。自分で受粉できる品種は、雄しべのなかに雌しべがうもれているけれど、受粉してあげないといけない品種は雄しべの中から雌しべが飛び出している、という事です。受粉してあげないといけない子と、受粉しないでもいけちゃう子の違いをしれて、嬉しかったです。本当に、何でも知っているお父さんがとってもかっこいいなと思いました。さきほども書いた事でくりかえしになってしまいますが、私もお父さんのように次は自分が誰かに教える側へたつ、伝える面白さを身に着けていこうと思いました。
 いざ、人工受粉! 1人1本担当でさせてもらいました。小さなぽんぽんに比べると、もうびっくりするほど速いのかなと思いました。最初のうちは、速さがつかめなかったけれど、どんどんやっていくにつれて速くなっていく、少しずつですが上達していくのを感じてそのことも嬉しかったです。なにかを極めるって本当に楽しい事だよなと改めて思いました(笑)
 午前で、26アールの桃の木が1本以外終わりました! その時はすごくうれしくて、速いなあと思いながら午後を迎えました。行きの車の中でふと、午後で17アール終わるかな、というと、今日で全部終わらせるんだよ!? と教えてくれました。その時、内心「え?」という感じで一瞬、時が止まったような感じでした。そう思うと、私が思っていた午前の速さはまだ遅いほうだったのかと気づきました。なので、午後の初めにみんなでスピード感と質の共通確認をしました。スピード感をふみちゃんに合わせる、と言ってもらいふみちゃん見本を見させてもらうと本当にめちゃめちゃ早くてびっくりしました。速さという事と、タイミングも大事だという事を教えてもらいました。今日咲いている花は、明日になったら散ってしまう、だからタイミングが大事で、今日終わらせたいと話してくれました。それを聞いた時、今日咲いている花が明日には散ってしまう事にびっくりして、改めて人にとっても桃にとっても1日1日が本当に大事なんだなと思ったし、私は1つ1つの花に丁寧にやりすぎていたことに気付きました。最初は、丁寧にやらなくなることが少し怖かったけれど、それも自分を鍛える事なんだと思い、ふみちゃんのスピードを思いやっていくと、どんどん早くなっていって、1つ1つやらないといけないというような自分の中の勝手な硬いもの、変な怖さが取れていくのを感じました。
 今日の桃の人工受粉で、実際は違うのにこうでなければいけないという、今日で言えば、1つ1つ丁寧にやらないといけない、早くするのが怖いというようなものを1つ壊せた、乗り越えられたように感じます。乗り越えられたことにより、早くスピード感を持ち進むことができて、スピード感を持ちすると本当に楽しくて、15分とか、20分とかで他の桃畑へと行けるのもまたそれが楽しかったです。それと、一緒に作業している、ふみちゃん、りなちゃん、みつきちゃん、ゆうはちゃんと同じ気持ち、スピード感をもって進められたことも嬉しかったです。同じ気落ちで作業すると気持ちいいなと改めて思いました。
 進むのが早い理由として、だちょうの羽という事もあるけれど、それが長い竹とくっついて、とても長くなっているから脚立がなくても全然届くから、脚立の移動がいらない、そのこともきっと早い理由にもあるのだろうなと思いました。本当に奇跡的な道具だなと思いました。ダチョウの毛で魔法みたいにちょちょちょっと、人工受粉していくのがとっても楽しくて、夢中になってやっていたので時間が一瞬でした(笑)それに桃の花がとってもとってもきれいでその中で作業できたことも幸せでした。なにかとっても女の子らしい事してるな、なんて思ったりもしました(笑)
 4時半ごろには全部の畑を終える事ができました!! ふみちゃんが教えてくれたのですが、これまで小さなぼんぼんでは、5,6人で1日人工受粉して26アールがおわるかどうかなのに、1日で全部終わるってことはこれまでなかった、初めてで、すごい早い! と話してくれました。
 さっきも書いたのですが、このダチョウの羽がとっても奇跡的な道具で革命的だと思いました。
 あとは、今日、人工受粉した桃の花たちに向けて、受粉が成功しているように願います!!
 お父さんが以前、良い方も悪い方も選べるときはいい方を選ぶという事を教えてくださっていたから、今日、人工受粉をしていて、成功しなかったらとか、思わなかったです。本当に、変われるもんなんだなと実感しました。話は少しずれたのですが、きっと受粉が成功しているだろう、と、そう思い桃の花たちにエールを送っていたいと思います!