9月26日のなのはな
今年は本当に暑い夏でしたが、彼岸花が咲き、稲穂が垂れ始め、田んぼは刈り終えた光景に変わり、栗や柿が実り始めると、やはり季節は確実に秋に向かっているんだなぁと感じます。そして少し感傷的な気持ちになったりします。

先日の秋分の日には、早くもなのはなで採れた栗を頂きました。そんな風に旬のものを真っ先に頂けるのは本当に贅沢で幸せなことだなぁと思います。今日はその栗林にブルーシートを敷きに行きました。栗はとても美味しいけれど、収穫が結構大変だなぁと思います。草の中に埋もれてしまった栗を探すのも大変で、どうしても見落としてしまう栗もあり、落ちている栗がいつ落ちた栗なのか分からなくなってしまいます。でもブルーシートを敷いておけば、毎日、探す手間もなく、新しく落ちた栗を全部収穫できるので、これはいい方法だなぁと思いました。

栗林に出発する時から、みんなにワクワクした空気がありました。たけちゃん、ちいち、ゆりちゃん、おとちゃん、子供たち4人も全員集合して、子供たちがとてもウキウキしているようで、私もウキウキしてきました。作業に行くというより、ピクニックにでも行くような気持ちでした。あゆちゃんは軽トラに荷物を載せて出発し、残りの皆は車2台に乗って出発しました。栗林から少し離れたグラウンド前に車を止めて、そこから歩いて行くと、途中で牛が食事をしているところに出会いました。牛たちのお尻しか見えなかったのですが、みんなブンブン尻尾を振っていて、牛も喜んでいるのかなぁと思いました。たくさんお牛のお尻を見ていたら、とても可愛くて嬉しい気持ちになりました。私は牛舎にいる牛は見たことがありますが、こういう自然の中で自由にしている牛を見ると、とても幸せを感じます。


栗林に着き、栗を見上げるとたくさんのイガがついていて、まだ緑だけれど大きいイガもたくさんついていました。早生の品種では茶色になったイガや、落ちているイガもあり、実際にこうして大きくなってきた栗や、実っている栗を見ると、本当に秋だなぁと改めて感じました。今年も栗が豊作になりそうです。栗林は草がかなり生い茂っていたのですが、数日前に草刈り部の皆が綺麗に草を刈ってくれていて、とてもスッキリとしていたのも嬉しくて有難かったです。まだ刈ったばかりの緑色の草を集めるところから始まりました。


何人かの人が熊手で、草を小さな山にして、残りの人でそれを隅に運び、更に大きな山にしていきました。草を運んでいると、カエルやコオロギやカタツムリ、他にも名前の知らない虫たちがいて、たくさんの虫たちの中にいると、とても豊かで幸せな気持ちになりました。特に可愛かったのは、なつみちゃんが見つけてくれた蛇の赤ちゃんです。太いミミズ位の大きさなのですが、色はもっと黒くて、つぶらな目がクリッとしていて、舌をピロピロピロピロ出している姿が、本当に可愛かったです。虫たちを見ていると、本当に強いなぁと思い、一生懸命生きている姿に力をもらえるような気がしました。


ちいちは、虫を見つけては「獲って!」と言います。私も名前も分からない虫を捕まえてちいちに渡すと、喜んでくれたのも嬉しかったです。まちちゃんもちいちに頼まれて、ピョンピョン飛び跳ねる蛙を、必死に追いかけて捕まえていた姿もとても幸せな光景だなぁと思いました。お父さんが、たくさん虫や動物に触れたことのある子供は、虫や動物に対して優しい心を持つ大人になる、という話をして下さったことがあります。ちいちやたけちゃん、ゆりちゃん、おとちゃん達はみんな優しい大人になっていくんだろうなぁと思い、嬉しい気持ちになりました。

草を運び終え、最後に早生の栗で実が落ち始めている栗の木の下にブルーシートを敷きました。ブルーシートを敷くと、ここでお花見のようにみんなでお弁当でも食べられるんじゃないかなぁ、それも凄く楽しいだろうなぁと思いました。
栗林には柿の木もありました。その柿は枯れかけていて、もうダメだと思われていたそうです。でも今日見ると、実がたわわについていて、もう色んでいる実も沢山ありました。1本は渋柿だそうですが、それも熟柿にしたら美味しく頂けるそうで、楽しみだなぁと思います。


〈剪定の効果で息を吹き返した柿の木、とても嬉しいです〉
柿は特に私の大好きな果物で、今年はたくさん食べれそうなのも嬉しいなぁと思います。これからみんなで栗や柿を採ったり、頂けたりするのがすごく楽しみだなぁと思い、凄く満たされた気持ちでブルーシート敷きを終えました。
(のりこ)
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アセスメントに向けて、ダンス練習をあけみちゃんに見てもらいました。
最初の1時間は『ホワイト・フラッグ』の練習です。
最近のアセスメントは曲目が変わり、『ホワイト・フラッグ』を踊ることがなかったので、また、来てくださる方に見ていただけるのが嬉しいなと思います。
1曲踊る前に、あけみちゃんが、
「自分たちが何を伝えたいか。どこを見て、誰を見て、気持ちを伝えるのか、はっきりさせて踊ってください」
と伝えてくれました。
私たちがなのはなに出会った時の崖っぷちな気持ち、苦しかった気持ち、その気持ちを思い出しつつ、この世の中と、そして自分のすぐ足元にある落とし穴とどこまでも闘い続ける覚悟、強い意志や希望を感じてもらえるように踊りたい、と思い、曲を踊り始めました。
私は途中から合流して、少しの間しか踊らないパートだけれど、最初から踊っているみんな、前にいるみんなと、控えている時から常に同じ緊張感で、気持ちでいたいです。掛け声を出す時も、見ている時も、ウォッチャーでなく、私も闘っている側として気持ちを外に出していたいなと思いました。
1曲通し終えて、あけみちゃんに、徐々に顔が怖くなっていることを教えてもらいました。来てくださる方に伝えることが目的で、ダンスは伝えるための手段であること、真剣になるのも分かるけれど、表情がなくなってしまってはダメだと言ってもらいました。
いくら上手に踊れていても、間違いを恐れたり、完璧にやることに気持ちをとられていたら全く伝えることができないなと思います。評価される側ではダメ、いい子ちゃんではダメなんだと改めて感じました。
表情を出しながら踊れるようにと、「思いっきり怖い顔、怒った顔をして踊ってみて!」とあけみちゃんが言ってくれ、飛び切り怖い顔で踊ることになりました。
(怖い顔ってどういう顔だろう、ただ怖いだけでは伝えるものがないよな)(怒っていると言っても何に怒っている人をしながら踊ろう)
と思いながら、みんなの踊りを見ていると、答えが見つかりました。
この苦しい世の中、生きにくくて正義がなくて、利己心いっぱいの社会に対しての憤りだ、こんな世界があっていいはずがない! という気持ちだと思いました。きっとみんなも同じような気持ちで踊っていたと思います。
ゆきなちゃんの顔が本当に怖い顔で、でも美しい怖さで、ドキッとしました。それくらい強い気持ちで踊らなければいけないなと思いました。
ダンスを通して、自分の幅を広げていく、表現や自分の広さを大きくしていく。そんな手段にして、成長していこう、というあけみちゃんの言葉が胸に残っています。
もっと、表現の幅を広げ、自分の幅も広げていきたいです。
その後は、明日来てくださる方に向けて伝える気持ちで踊りました。強い意志、闘っているけれど、悲観した気持ちはどこにもなくて、ただ前向きで、未来に希望を見ている気持ち、苦しい世の中でなくなるように行動していく覚悟が伝わったらいいなと思います。


その後は『イア・オラ・ナ』の練習を見てもらいました。底抜けに明るくて、「ようこそ、なのはなへ!!」という気持ちを全身に出して、明るいオーラ満開にして踊ることを意識しました。
私が初めて、みんなの演奏を見た時に感じた(本当に摂食障害の人なのかな)と疑問に思ってしまうほど、幸せで、希望に満ちたダンスを伝えたいです。
その気持ちを伝えるために、徹底的に振りを揃えていきました。細かいカウントが揃うように、一部分だけ何度も何度も繰り返して練習をしました。もう腕が上がらないよと思うくらい、息が途絶えるときのあるくらい繰り返しましたが、それでも伝えられる喜びや、伝えたいと思っただけで、その身体のつらさは、どこかへ飛んでいきました。
伝えるためだったら、どんなに体力の限界を感じてもがんばれるなと思います。

伝える場をもらえることで、私たちが凄く大きなパワーをもらいます。
どうか、気持ちが伝わりますように。希望を持ってもらえますように。自分の全身をかけたダンスをしたいです。
(あや)



