「やり切った後は」 ゆうは

5月10日

 今日は三日ぶりの日記です。

 キャンプの感想文に追われて日記がおろそかにしてしまいました。

 お父さんが以前「三行でもいいから継続させることが大切」とおっしゃっていたので、気を入れなおして、他にやることがあっても、少しだけでも日記を書くように意識したいです。

 今日は一日を通してセロリのビニール洗いをしました。

 午前中はやよいちゃん、あやちゃん、なおちゃん、まちちゃんとビニールを回収して主に洗う作業を進めました。

 やよいちゃんが新しいやり方を提案してくれて、エンジンポンプを使って水をかけてデッキブラシでこすっていきました。

 水は止められないのでみんな必死でノンストップで動き続けました。

 自然と役割分担が取れていて言葉を交わさずともスムーズに作業が進んでいくのが気持ちよかったです。

 せわしなく体を動かして、プチ運動会をしているような感じでした。

 顔も体も泥と水でびしょびしょ。

 初めは汚れることや濡れることに少しためらいがあったけれど、途中からはそんなの気にしている暇もなくて、終わったときにはむしろ頑張った証に思えて誇らしかったです。

 沢山ビニールがあったけれど午前中にすべて洗いきることができました。
 やり切った後はみんな笑顔で、頑張ってよかったと思えた瞬間でした。

 午後は洗ったビニールを干していきました。
 メンバーは少し変わってやよいちゃん、そなちゃん、あやちゃんでした。
 風が強く長さもまちまちで複雑につながれているものもあって苦戦しました。
 それでもなんとか工夫して乾かして回収してを繰り返していきました
 2~3枚干している間に乾き始めていて太陽の力の偉大さを感じました。
 ひと休憩しているとき
「アセスメントの時のOMTメンバーだね」
 という話になりました。
 症状に飲まれ暗い気持ちがありながらもなのはなに来る決心ができた一因は、あの時三人が回復への希望を感じさせてくれたからだと思い、改めてあの瞬間、そして今一緒に過ごさせてもらえることが本当にありがたいです。
 協力して無事に終わらすことができて嬉しかったです。

 話が変わるのですが、日記が書けてない間に、苦手な作業が続いてしかも少人数広範囲で終わりが見えずしんどくなって一時間弱作業を抜けさせてもらったことがありました。
 最後はこのまま逃げ出す方が、後々苦しくなると思い作業に戻ったのですが、
 好き嫌いで作業を選び周りに迷惑をかけてしまった未熟さが恥ずかしいし、周りをまきこんでしまい本当に申し訳なかったです。
 それでもなのはなのみんなは誰一人責めることなく、
「頑張ってくれてありがとう」
「おいしくできたらゆうはちゃんのおかげだね」
 などやさしい言葉をかけてくれて、そのあたたかさに思わず涙が出そうになりました。
 未熟な自分を受け入れてくれるみんなに囲まれて、安心して過ごせることが心の底から嬉しいです。
 けれど甘えてばかりはいられないので、
 好き嫌いやわがままで周りに迷惑をかけないよう、利他心を持ってよりよく生きられるよう成長したいです。